アレルギー
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29 巻, 5 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 5 号 p. Cover22-
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 5 号 p. Cover23-
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1980 年 29 巻 5 号 p. Misc8-
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 洞井 由紀夫, 石崎 高志, 可部 順三郎, 渡辺 誠
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 203-210
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    喘息患者40例, 心不全合併患者7例について, テオフィリン1回投与試験(Loading test)を実施し, 生体内動態を解析し, 得られた動態値に基づいて有効血中濃度を満たすように至適な投与設計を行った.また, くりかえし投与開始後, steady-state状態に達してから最小(次回投与直前)濃度を実測し, 予測値と比較検討した.テオフィリンの血中濃度測定は高速液体クロマトグラフィーにより行った.分布容量は気管支喘息患者群と心不全合併患者群との間に差はなかった.半減期についてはそれぞれ7.8±0.4hr, 17.4±1.7hr(平均値±標準誤差)と有意な差(p<0.001)で心不全合併患者群で延長していた.クリアランスについてもそれぞれ0.038±0.002l/kg/hr, 0.016±0.001l/kg/hrと有意(p<0.01)に心不全合併患者群で低下していた.われわれの研究データは, 10μg/mlを達成するための初回負荷量はアミノフィリンとして4.5-5.0mg/kg, 維持量は気管支喘息患者では0.46mg/kg/hr, 心不全合併患者は0.20mg/kg/hrから開始し, 臨床効果に合わせて投与量の調節をするべきであることを示唆している.さらには, くりかえし投与後のCminの予測は多くの患者の実測値と一致し, 74%の患者が有効血中濃度を満たしたことから, 上記の投与方法は多くの患者に有効であると考えられる.喘息の至適テオフィリン治療には臨床薬物動態理論にに基づく投与設計の応用がきわめて有益であると結論される.
  • 日野田 裕治, 嵐 方之, 守谷 保夫, 高田 茂, 谷内 昭
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 211-216
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    単球のT細胞芽球化反応に及ぼす影響について基礎的検討を加え, さらに単球の機能解析法として胃癌患者に応用を試み, 以下の結果を得た.1)PHA, Con A, およびPPDによるT細胞芽球化反応はすべて単球依存性であり, その依存度は ^3H-TdRとりこみの増加率で比較するとPHA<PPD<Con Aの順であった.2)PHA濃度をsuboptimal dose(3μg/ml)にすることにより, PHA反応の単球依存性はより明瞭に表現された.3)PHAによるT細胞芽球化反応において, T細胞・単球化が10:1では同種反応の影響は認められなかった.4)胃癌患者において, suboptimal doseのPHAによるT細胞芽球化反応に対する単球の補助能をco-culture実験で検討し, 胃癌患者単球補助能の低下を示唆する成績を得た.
  • 金子 史男, 須藤 学, 細野 ひろみ, 三浦 祐晶, 大口 正樹
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 217-226
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Behcet病患者ではStreptococcus群, 特にLancefield's group Dに強い遅延型反応を示す.このたびは血清免疫学的検討として, 皮内反応用細菌vaccineを用いて血清細菌凝集素価を測定し, 患者血清の免疫グロブリンの変動および病変部生検組織について, 蛍光抗体法によって抗体と補体成分, および抗Streptococcus group D(St.D)血清で細菌成分の関与についても検討した.(成績)細菌凝集素価ではSt.pyogenesには低値を示し, St.viridans, St.faecalisにはやや高い傾向を示した.患者血清の免疫グロブリンでは, 特にIgAは高い例が多く, IgDにも高値例があった.蛍光抗体法では病変部の毛細血管壁と浸潤細胞部に抗St.Dによる陽性所見がみられ, IgMとC3の沈着例もあったことから, 抗原成分の存在が示唆された.
  • 栗山 一夫, 馬場 廣太郎, 奥沢 裕二, 古内 一郎
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 227-235
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルゲンとしてハウスダストを検出した鼻アレルギー患者のうち, 1-3年間減感作を行ったが病状の改善が認められなかった症例に対し「小青竜湯」エキス顆粒の内服投与を行い, 臨床症状に併せてIgE, 血漿中cAMPおよび血中ヒスタミン値の変動を観察した.1) 自覚症状の改善は29例中21例(72.4%)であったが, 他覚所見の明らかな改善を認めたものは14例(48.3%)に留まった.2) RIST値およびRASTスコア RIST値およびRASTスコアのmean±SDそれぞれ投与前2767.1±1973.4uniti/ml, 2.0±1.4score/ml, 投与後1642.2±1183.5unit/ml, 1.0±0.9score/mlで, t検定の結果p<0.01でともに有意差を認めた.3) 血中ヒスタミン値および血漿中cAMP値:血中ヒスタミン値は投薬前0.0482±0.0178μg/ml, 投与後0.0349±0.0138μg/ml(p<0.01), またcAMP値は投与前6.96±6.18p mol/ml, 投与後11.35±6.68p mol/ml(p<0.01)という結果を示し, それぞれの有意の低下および上昇が認められた.今回の検討から減感作無効例などに対して本薬剤は一応使用を試みるべき薬剤であると考える.
  • 丹羽 靭負
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 236-242
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Skoseyらは, "stimulated neutrophils"により産生される酸素中間産物, oxygen intermediates(O.I.)の増加が好中球のライソゾーム酵素の分泌を抑制することを報告したが, われわれはO.I.を除去するcatalytic scavengersが, この低下したライソゾーム酵素の分泌を回復し, 各scavenger間にそれぞれ回復度の差異があり, またその使用量によっても回復度に違いがみられることを確認した.正常人好中球をzymosan, ^<14>C-inulinおよび種々の濃度の各種scavengerとincubateしライソゾーム酵素分泌量と貧食能を測定した.scavengers中^1O_2およびOH.の両者を除去するxanthineおよび^1O_2のみを除去するazideは, LDHの分泌上昇を招くことなくその濃度に比例し, α-mannosidase, β-lucuronidaseおよびlysozymeの分泌を対象と比べ著しく上昇させ, また濃度に逆相関し貧食能の低下がみられた.OH.のみを除去するmannitolには, そのような作用が軽度に認められ, H_2O_2を除去するcatalaseはほとんどそのような傾向がみられなかった.一方, O_2-を除去するSODは, 150-300U/mlの使用量では対象より逆に酵素分泌が低下し, 貧食能は増加を示し, 600U/ml以上では濃度の上昇に比例し充分の酵素分泌の増加と貧食能の低下がみられた.
  • 古川 漸, 津田 正晴, 安倍 千之, 前田 啓子
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 243-246
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    4%polyethylene glycol(PEG)沈降法およびげる濾過法を用いて, IgEの血中immune complexの検出方法を検討した.1) ^<125>I-IgEおよび^<125>I-aggregated IgEをさまざまな濃度のPEGを用いて, それぞれの沈降率の検討を行った.その結果, 4%PEG濃度では^<125>I-IgEの沈降率は12.2±0.78%と低いが, ^<125>I-aggregated IgEの沈降率は43.24±0.32%と非常に高かった.2) ゲル濾過法を用いて lupoid hepatitisに蚊アレルギーを合併した患児の血清中のIgEの分離を行った.その結果, モノマーのIgEとダイマー以上のIgEの2、峰性のピークがみられた.4%PEGを用いてこの2つのピークの沈降率を測定すると, ダイマー以上のIgEのピークで沈降率が高かった.以上の結果から, IgEのimmune complexが血中に存在しうる可能性が考えられ, このimmune complexを含む分画は4%PEG沈降法で測定可能であろうと考えられた.
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 29 巻 5 号 p. 247-250
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 日本学術会議広報委員会
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 5 号 p. 251-
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 29 巻 5 号 p. 253-256
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 5 号 p. Cover24-
    発行日: 1980/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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