アレルギー
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29 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 6 号 p. Cover25-
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 6 号 p. Cover26-
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1980 年 29 巻 6 号 p. Misc9-
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 武藤 一彦, [カセ]井 正春, 伊藤 茂, 押田 喜博, 向井 幹夫, 平谷 美智夫
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 257-264
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    PHA刺激リンパ球培養上清のアトピー患者末梢白血球ヒスタミン遊離試験に対する影響について検討した.PHA自体によるヒスタミン遊離増強効果は認めなかった.また, 培養上清のみによるヒスタミン遊離活性はなく, 抗原添加に依存して増強効果が観察された.アトピー, 非アトピー両者の培養上清ともに感作抗原(D.farinae)添加末梢白血球ヒスタミン遊離試験を増強させた.とくにPHA 3μg/mlで刺激した場合, アトピー患者上清は, 非アトピー者に比較して有意に高い増強効果を示した.また, 増強効果の最大値は, その患者のD.farinaeに対するRAST値と相関する傾向を認めた.これらの結果より, 限られた条件のもとでは, アトピー患者リンパ球の産生する液性成分は, 非アトピー者のそれに比較して感作抗原によるヒスタミン遊離をより増強している可能性が示唆される.
  • 平谷 美智夫, [カセ]井 正春, 伊藤 茂, 押田 喜博, 向井 幹夫, 武藤 一彦
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 265-274
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ダニアレルギー患者と非アトピー者につき, D.farinaeに対するリンパ球の反応性と血清特異IgE抗体およびtotal IgE値を測定した.IgE抗体, total IgE値はatopy群はnon-atopy群にくらべ有意に高かったが, その差はIgE抗体でより著明であった.未治療のatopy群(16人)のD.farinaeに対するリンパ球の反応は, non-atopy群(20人)にくらべて有意に高かった.atopyおよびnon-atopyを含む42人においてリンパ球の反応性と血清IgE抗体価に正の相関(r=0.48, p<0.01)がみられた.以上より, ダニアレルギー患者はダニ抗原に対するIgE抗体産生のみでなくリンパ球の反応性も亢進していることが示唆され, 一方, non-atopy群はダニ抗原に対するリンパ球の反応が弱く, IgE抗体産生も弱いと考えられる.減感作療法の影響をみるために, 長期間治療を受けた者と未治療者について検討を加えた.リンパ球の反応は治療群で有意に低かったが, total IgE値および特異IgE抗体価では両群に差はみられなかった.以上よりダニアレルギーに関しては, 減感作療法はリンパ球の反応性と血清特異IgE抗体価に対して異なった影響を与えると考えられる.
  • 石多 茂
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 275-285
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    炎症反応に伴うマウス血漿Ss蛋白量の上昇を, (1)Ss蛋白産生細胞におけるSs蛋白の合成と分泌の関係と, (2)Ss蛋白産生細胞数の変動について検討し, 次の結果を得た.(1)BALB/c雌マウスにテレピン油を注射すると, 血漿Ss蛋白値は72時間目に最高値を示す.(2)テレピン油注射後48時間目の血漿Ss蛋白量の上昇は, Ss蛋白産生細胞内に貯蔵されていたSs蛋白が分泌されたことによる.(3)テレピン油注射後72時間目の血漿Ss蛋白質の上昇は, 新たに合成された蛋白が分泌されたことによる.(4) Ss蛋白産生細胞数は, テレピン油注射48時間目に増加し, 72時間目には正常値にもどる.(5)テレピン油注射後のSs蛋白産生細胞数の増加は, 血漿Ss蛋白の上昇に約24時間先行して変動することが判明した.
  • 森川 昭廣, 鈴木 成欣
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 286-292
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    成人ヒト末梢リンパ球のcyclic nucleotidesにおよぼすthymosinの影響について検討した.その結果, 1)cAMPについては, Thy.Fr.V-1を添加しない場合には, リンパ球1×10^6個に対し0.44±0.05pmolであったが, Thy.Fr.V-1の50, 100μg添加の場合には, それぞれ0.77±0.11, 0.82±0.16pmolと基礎値との間に有意な上昇を示した.2)cGMPについては, Thy.Fr.V-1の添加によっても有意の変化を示かった.3)〓帯血リンパ球のcAMPは正常ヒトリンパ球のそれよりも高い傾向にあった.しかし, Thy.Fr.V-1の添加によっても基礎値との間に有意の変化を示さなかった.4)E-rosette形成を抑制するThy.Fr.V-2も, E-rosette形成を促進するThy.Fr.V-1と同様に健康成人のリンパ球のcAMPを増加させた.5)Thy.Fr.V-1のリンパ球cAMP増加作用機序として, 少なくともadenylate cyclaseの賦活作用の関与が考えられた.
  • 沢田 幸正
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 293-305
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    リンゴ栽培に従事する成人218名を主対象にリンゴ花粉症に関する疫学調査を行い, 皮内反応疑陽性以上, PK反応・誘発試験陽性, RAST score 1-3の5名(2.3%)をリンゴ花粉症と診断した.この結果, 推計学的にリンゴ栽培従事者全体の0.4-4.2%(信頼限界95%)にリンゴ花粉症が存在するものと推測される.花粉症と診断した5名に対し, 経時的にRAST, RIST, 血中好酸球値を測定した結果, RAST値は抗原接触前には低値であったものの, 抗原接触期間(人工受粉作業時間)には著明な上昇がみられ, その後一時値が低下し, 3名は抗原接触前よりも高値を維持する傾向がうかがえた.また, 皮内反応閾値との間に有意の正相関を示し, 抗原接触期間中のRASTはPK反応, 誘発試験の結果と一致した.RIST血中好酸球値は抗原接触時期に一致して値が上昇するものと, それ以降に値が上昇するものとがみられた.
  • 大西 文明, 志波 孝, 東森 俊博, 溝口 靖紘, 門奈 丈之, 山本 祐夫, 森沢 成司
    原稿種別: 本文
    1980 年 29 巻 6 号 p. 306-317
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    薬物アレルギー性肝内胆汁うつ滞患者のリンパ球をcarrier蛋白の存在下に起因薬物で刺激し, 産生されたリンホカインを含む培養上清を, ラットの腸間膜静脈より3時間持続注入し次の結果を得た.注入後, 胆汁流出量および胆汁酸排泄量は経時的に減少した.注入3時間後では, 血清総胆汁酸濃度および胆道系酵素活性の上昇がみられ, 肝細胞の電顕像にて毛細胆管の拡大, microvilliの消失傾向などの胆汁うっ滞に特徴的な所見を認めた.また, 結核感作モルモットのリンパ節細胞をPPDで刺激し, その培養上清をラットに注入した場合もほぼ同様の胆汁うっ滞を示唆する成績を得た.以上より, 抗原刺激を受け活性化された感作リンパ球が酸生するリンホカインの中に催胆汁うっ滞活性を有する因子が存在し, 薬物アレルギー性肝炎における肝内胆汁うっ滞の発現に関与する可能性が示唆された.また, 因子はMIFに類似した性状を有しうる可能性が示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 29 巻 6 号 p. 318-321
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 29 巻 6 号 p. Cover27-
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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