アレルギー
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30 巻, 12 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 30 巻 12 号 p. Cover10-
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 30 巻 12 号 p. Cover11-
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1981 年 30 巻 12 号 p. Misc4-
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 永富 光, 荻田 忠厚, 奥平 博一, 宮本 昭正, 水島 裕
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1099-1105
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    キャリーあるいはハプテン抗原含有リポゾーム(OA-LP, DNP-LP)にMitomycin-C (MMC) を封入し, これらリポゾームの静脈投与によるマウスの IgE抗体産生に及ぼす影響につて検討した.キャリヤー抗原含有の OA-LP を DNP-OA による免疫の1日前に投与すると, 抗 OA および抗 DNP IgE 抗体産生は一次および二次反応共に抑制された.この場合, MMCを封入しなくてもほぼ, 完全な抑制効果を認めた.一方, ハプテン抗原含有の DNP-LP はキャリヤー抗原含有の場合と異なり, 抗DNP IgE 抗体産生のみ軽度に抑制する程度であったが, MMC 封入により一次および二次反応における抑制効果の増強を認めた.しかしすでに IgE 抗体産生をしつつあるマウスの ongoing system において, MMC 封入の OA-LP および DNP-LP はキャリヤーおよびハプテンに対する抗体産生の著明な抑制効果を認めることはできなかった.
  • 坂根 剛, 谷口 善男, 本田 正明, 小谷 宏行
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1106-1112
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ベーチェット病患者の細胞性免疫について, 患者T細胞の mitogen (phytohemagglutinin および concanavalin A; Con A) やB細胞 (自己および同種B細胞)に対する幼若化反応, ならびに Con A 誘導サプレッサーT細胞機能, さらにはサプレッサー機能に強く関連する Con A 誘導自己赤血球ロゼット形成能を検索した.in vitro 増殖反応において, ベーチェット病患者のT細胞は, その臨床症状や病期の活動性の差異に関係なく, いずれの刺激に対しても正常に反応し得た.一方, Con A で誘発されるサプレッサー細胞の産生や, Con A 刺激T細胞による自己赤血球とのロゼット形成能については, "前発作期"で両者の機能に著明な障害をみた.これに対して, すでに発作期に移行した時期のリンパ球, ならびに緩解期のリンパ球では, Con A 誘導サプレッサー機能および自己赤血球ロゼット形成能は正常域に回復した.これらの成績は, サプレッサーT細胞の機能低下がベーチェット病にみられる活動性病変の維持に対してではなく, その病変発症に関与していることを示唆している.
  • 西間 三馨, 貝塚 博美, 荒木 速雄, 小泉 後次郎
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1113-1122
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    臨床的重症度とEIB重症度の関係を明らかにする目的で, 気管支喘息児84名, 健康児23名に自転車エルゴメーターによる定量負荷 (0.035kp/kg, 60rpm, 6分)を行い, 前後の臨床症状, 換気機能検査を検討して, 下記の結果を得た. (1) EIBの強度と臨床的重症度の高い相関を認めた. (2) しかしEIB強度と換気機能の初期値, 血清総IgE, 体重とは相関は認めなかった. (3) 一方, EIB 陽性と判定する Max. % fall の値は FVC : 10%, FEV_1 : 10%, MMF : 15%, PEFR : 15%, V_<50> : 20%, V_<25> : 20% 以上と考えられた. (4) EIB の検出感度は FVC が最も鈍く, MMF が最も鋭敏であり, PEFR と MMF を組み合わせると EIB 陽性者の91.5%が検出可能であった. (5) 重症児では心拍の回復が悪く, また指示負荷量を維持できないものが認められた.
  • 津田 正晴
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1123-1131
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    著者らはすでに, ゲル濾過法および4% polyethylene glycol 沈降法を用いて, 血中 complexed IgE を含む分画の検出法を報告した.そこでアナフィラクトイド紫斑病および川崎病について4% polyethlene glycol 沈降法を用いて, 血中の complexed IgE を含む分画 (PEG precipitated index, PP index) と臨床経過の関連性について検討した. 1) 両疾患において血清 IgE 値は病初期に高値を示し, アナフィラクトイド紫斑病では経過とともにやや低下する傾向にあり, 川崎病の一部の症例では第2 3病週に一時的な血清値の上昇がみられるが, 約半数例で経過とともに低下する傾向がみられた.これらに比して IgE PP index 値は病初期高値を示し, 経過とともに著しく低下した.これは IgE PP index 値が血清 IgE 値に比してよ 臨床経過を反映しているものと考えられた. 2) アナフィラクトイド紫斑病で, 肉眼的血便がみられ消化器症状の強かった症例, 腎炎を合併した症例および出血斑の再燃あるいは丘疹様出血斑の出現した症例では, 順調に経過した症例の IgE PP index に比較して高値であった. 3) 川崎病の死亡例では IgE PP index が病初期より高値を示し, 経過中高値を持続した.以上の結果から, 4% PEG 沈降法で得られる分子量の大きな IgE が血中で mmune complex を形成しているのかあるいは aggregate した形で存在しているのかは現時点では不明であるが, このような分子量の大きな IgE が両疾患の臨床像を反映していることは非常に興味深く思われた.
  • 野間 剛, 矢田 純一, 紫芝 良昌, 小沢 安則, 稲月 文明
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1132-1138
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    サイログロブリン (Tg) 被覆ヒツジ赤血球 (SRBC) を target とした間接型プラック法によって, 橋本甲状腺炎患者抹消血リンパ球から産生される抗 Tg 抗体産生細胞を検出した.この方法の要点は, ポリスチレン系樹脂カラムで分離したT細胞を用いることによって, SRBC ロゼット法によって分離した場合に起こる SRBC 抗原によるT細胞の感作をさけることができたこと, non T 細胞から SRBC-binding cells をロゼット法により除去する工夫を加えることにより SRBC 自身に対する抗体産生細胞の出現を減少させ出現してくる少数の Tg特異的プラック形成細胞 (PFC) を検出しやすくしたことである.この方法により, 血清抗Tg 抗体価の高い患者リンパ球から 2×10^5個 non T 細胞当り, 20個以上の PFCを検出したが, 健康者からの PFC はみなかった.この反応は患者T細胞に依存した.健康者のT細胞あるいは PFC を産生させない患者T細胞は他の患者リンパ球からの抗体産生を抑制したが, 有意の PFC を産生させた患者T細胞は抑制しなかった.これは, 健康者の Tg特異的サプレッサーT細胞機能の存在と患者でその低下を示唆した.
  • 斉藤 隆
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1139-1148
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    (目的) 特徴的な2つの determinant:抗原結合部位と I-J 遺伝子産物をもつ抗原特異的抑制T細胞因子の分子構成の解明と, その同定を行い, 構造と機能との関係を考察した. (方法および結果) 抑制因子を産生するT細胞融合株を樹立し, その産生する因子を解析した.この抑制因子は抗原結合能と I-J 遺伝子産物をもつ.抗VH抗体で吸収されることから, その抗原結合基は VH 類似構造と思われる.S-S 結合を還元開裂する実験から, 抗原結合基をもつ分子と I-J 遺伝子産物は2本の独立したポリペプチドであること, また逆に再構成させる実験から, 2本鎖の結合は抑制活性発現に不可欠であることが明らかになった.SDS-PAGE による解析から, これら2本鎖は分子量45000, 25000ダルトンのレクチン結合性の糖蛋白で, 前者が抗原結合分子, 後者が I-J 分子であると思われる.
  • 小林 和夫
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1149-1156
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    betamethasone の細胞性免疫学的作用機序を明らかにする目的で, 健常者抹消血単核細胞を用いて, in vitro での lymphocytes proliferative (LP) response, mitogen による autologous mixed lymphocytes reaction (AMLR) および concanavalin A (Con A) 誘導サプレッサー細胞アッセイ系への betamethasone の影響を検討した. 1) LP response において, betamethasone は 1×10^<-4>-1×10^2μg/ml の濃度ですべて抑制作用を示した. 2) mitogen による AMLR において, betamethasone は抑制効果を示したが, この抑制作用は second culture に betamethasone を添加した場合, より著明であった. 3) Con A 誘導サプレッサー細胞活性におよぼす betamethasone の影響は 1st culture に低濃度(1×10^<-4>-1×10^<-3>μg/ml) の betamethasone を添加することによりサプレッサー細胞機能は抑制されたが, 2nd culture では dose responsiveに亢進した.以上により, Con A 誘導サプレッサー細胞は, とくに, その誘導期において betamethasone に高感受性を有すると考えられた.
  • 西間 三馨, 貝塚 博美
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1157-1162
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    35例の気管支喘息患者について水泳と自転車エルゴメーター負荷後の換気機能を検討した.年令から予測される最大脈拍数は自転車エルゴメーター群で81.3%, 水泳群で88.3%であった.EIB の発症頻度は bicycle ergometer で85.7%, 水泳で37.1%であった, FVC を除く他の換気機能パラメーターの最大低下率は水泳群の方が有意に低かった.重症喘息児は両負荷テストとも100%の EIB 発症率であったが, 程度は水泳群の方が軽かった.以上により水泳は喘息児にとって好ましい運動であるが, 中等症以上の患児には医療的配慮が必要であると考えられた.
  • 原稿種別: 目次
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1163-1168
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 30 巻 12 号 p. 1169-1174
    発行日: 1981/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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