アレルギー
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30 巻, 10 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 30 巻 10 号 p. Cover4-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 30 巻 10 号 p. Cover5-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 30 巻 10 号 p. App1-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1981 年 30 巻 10 号 p. Misc2-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 榎本 哲, 堀江 孝至, 稲沢 知二, 山口 道也, 長尾 光修, 岡安 大仁
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 937-944
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    exercise-induced asthma (EIA)の症例を対象に, DSCGの効果と気道閉塞部位, 血清IgE値との関係を検討した.10例中8例に皮膚反応陽性抗原を認め, 6例で血清IgEの上昇をみた.自転車ergometerによる運動負荷前と後にairとHe-O_2のflow-volume曲線, 呼吸抵抗(Rrs), FEV_<1.0>を記録した.第1日目は無処置, 第2日目はDSCG 1 capsule吸入後に同量の負荷をかけた.両日の負荷前肺機能成績の間には有意差がなかった.Despasらの方法で分類すると負荷5分後6名がresponder (A群), 4名がnon-responder (B群)だった.無処置時はB群でFVC, FEV_<1.0>, PF, V_<50>が著明に減少, Rrsは上昇し変化率の少ないA群と有意差を示した(p<0.01).DSCG吸入後の運動でA群, B群とも気道収縮が軽減したが, 特にB群で著明だった.DSCGの効果はIgEの上昇していた6名のうち5名で著明であり, 1名に中等度有効だった.一方IgE正常の4名では, DSCGの効果は1名でのみみられた.これらの事実はDSCGの効果が気道閉塞部位より, むしろ血清IgEと強い相関を持つことを示している.
  • 金田 吉男
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 945-953
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    目的:健康な新生児, 乳児および幼児期の血清中の補体系各蛋白成分値を測定し, これらを成人値と比較して新生児の補体系蛋白成分値が出生後成長に伴いどのように増加するかを究明しようとした.対象および方法:補体成分などの9種類の補体系蛋白成分(CLq, Cls, C4, C3, C5, C9, factor B, C1INH, C3bINA)は, 正常分娩時の母体血と満期産AFD児の臍帯動静脈血との18組のペア血清および新生児期から幼児期までの小児99例についてsingle radial immunodiffusion法で, 補体価(CH50)は正常分娩時の母体血と満期産AFD児の臍帯動静脈血との18組のペア血清についてMayer法で測定した.なおそれぞれの値はmean value±1SDで示した.またこれらの値を成人値(mean value)と比較した.成績:a) 臍帯血のCH50および補体系蛋白成分値について.1) 臍帯動脈血と臍帯静脈血との間のCH50および9種類の補体系蛋白成分値にはいずれも有意差を認めなかったので, 臍帯動脈血と臍体静脈血とのCH50および9種類の補体系蛋白の値の平均値を臍帯血値(cord value)とした.2) 臍帯血のCH50および9種類の補体系蛋白成分値はすべて母体値あるいは成人値に比して低く, それぞれの補体系蛋白成分により, その比率には大きな差異があった.3) 臍帯血のCH50および補体系各蛋白成分値と新生児の在胎日数との相関では, CH50, Clq, C3, C4およびC5の値が在胎日数と正の相関を示した.さらに臍帯血の9種類の補体系蛋白成分値とCH50との相関では, C3, C4, C5およびC1INHの値がCH50と正の相関を示した.b) 補体系各蛋白成分の発達について1) ClqおよびCls値は生後3週-3ヵ月頃にそれらの臍帯血値あるいはそれ以下にまで一時的に低下し, その後は月年令とともに上昇し, 1才頃に成人値域の下限(mean value-1SD)に達した.2) C1INH値は出生時よりほぼ成人値域の下限にあって, その後漸増した.3) 新生児期および乳幼児期の9種類の補体系蛋白成分値はそれぞれ小児により著しい個体差があり, とくにClq, Cls, C9, factor BおよびC3bINA値は生後1才頃まで極めて低値を示すものがあったが, 多くの補体系蛋白成分値は概して生後4-7日頃に上昇し, その後一時的に低下するが, その後は月年令とともに漸増し, 生後6ヵ月ないし4才頃で成人値に達した.
  • 小泉 武宣, 鈴木 成欣, 森川 昭廣
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 954-961
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    thymosin V-1の臍帯血リンパ球コロニー形成におよぼす影響について検討した.thymosin V-1はHooperらの方法により仔ウシ胸腺より作製し, リンパ球コロニー形成はClaessonらの一段法によった.コロニー発育の至適条件は, 培養期間5日, 細胞数10^6cells/plate, PHA-P添加量25μg/plateであったので, その条件で検討を行った.thymosin V-1を10μg添加すると, コロニー数の増加だけではなく, コロニーの大きさも増大し, 平均増加率は81%で, その差は統計的に有意であった.コロニーを形成する細胞はE-rosette forming cellsが高率に認められたことにより, thymosin V-1によって増加したコロニーはT-cell系の細胞であることがわかった.しかしPHA-P無添加ではthymosin V-1を添加してもコロニーの形成はみられなかった.thymosin V-1の添加により臍帯血単核細胞のDNA合成はコントロールに比して増加したが, 細胞内のcyclic nucleotidesに関しては有意の変化がみられなかった.
  • 松本 美富士, 加藤 芳郎
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 962-968
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    特異抗原刺激によらず, リンパ球の非特異的刺激物質である各種mitogenによるLAI現象の誘導を試みて, 以下の結果が得られた.1) PHA, Con A, PWM, LPSのうち, PHAのみが健康人白血球に対してallogeneicなindirect LAI現象を惹起しえた.2) 培養液, 30分から72時間無刺激リンパ球培養上清, PHAそのもの, あるいは無刺激リンパ球培養上清にPHAを加えたもの, いずれもが健康人の白血球の粘着能を抑制しなかった.3) PHA刺激による場合, 培養30分後から, その培養上清中にLAI現象を惹起する因子の出現がみられ, 12時間に最大となり, 以後72時間まで反応の強さに変動は認められなかった.また至適濃度は18.8μg/ml PHAであった.4) リンパ球分画をnylon wool adherent cell, non-adherent cellに分けて検討を行うと, non-adherent cellがPHA刺激を受けた場合にのみ, LAI現象がみられた.以上のごとく, PHAのような非特異的刺激によってもLAI現象が誘導され, その反応に少なくともT-リンパ球の存在が必要であることが示唆された.
  • 平尾 準一, 泉 信夫, 永井 庸次, 関根 勇夫, 市村 登寿
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 969-975
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    川崎病患者急性期血漿中に存在する免疫抑制因子について, mitogen刺激によるリンパ球の^3H-TdR取り込みを指標として検討を加えて, 以下の結果を得た.1) 各種stimulantを用いて抑制因子の効果をみると, PHA-P, Con A, PPD, MLR刺激の場合は患者血漿添加により著明に^3H-TdR取り込みの抑制がみられたが, PWM, protein A刺激においてはごく一部にしか抑制がみられなかった.2) 患者血漿濃度増加とともに抑制効果は増強した.3) stimulantの濃度, 培養日数に関係なく本血漿による抑制効果は出現した.4) 本因子は培養開始後早期に加えた場合のみ抑制効果が出現した.5) 本因子は洗浄により容易に細胞から除去でき, 細胞に対する障害性もなかった.6)本因子の作用点は主としてT細胞に働き, 単球は抑制効果発現にあまり関与していなかった.これらの結果により, thymosin V-1はPHA-P誘導によるTリンパ球コロニー形成を促進させるが, この現象は細胞内のDNAやcyclic nucleotidesの合成と相関していなかった.
  • 竹内 透
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 976-984
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    低濃度の血清IgE値について, PRISTとRIST変法(2-stage method)およびenzyme-immunoassay (Phadezym IgE PRIST)による測定法の比較検討を行った.そして現段階で最も良い方法と考えた.PRISTを用いて, 新生児, 乳児, 幼児および学童について, 月令別および年令別の血清IgEの正常値を測定し, 次の結果を得た.1. 血清IgE値をPRISTとRIST変法とで比較すると, RIST変法による値はPRISTによる値より高値を示し, 10unit/ml以下の低濃度域では両法によるIgE値は相関しなかった.またPRISTとenzyme-immunoassayを比較すると, PRISTで得られた10unit/ml以下の低濃度域においても, 両法による値はよく相関した.2.32例の臍帯血のIgE値は, 動脈血では26例で静脈血では23例で0.5unit/ml以下であった.測定し得た例では0.5-4.0unit/mlの範囲に分布した.3. 日令1日および7日における新生児の血清IgE値は, それぞれ11例中9例, 17例中15例で0.5unit/ml以下であった.測定し得た例では1.0-1.5unit/mlの範囲に分布した.4. 乳児における血清IgEの平均値は, 1ヵ月で1.34, 6ヵ月で6.44, 12ヵ月で11.46unit/mlであった.5. 幼児および学童における血清IgEの平均値は1-3才で15.0, 4-6才で23.87, 7-9才で25.54, 10-15才で39.66unit/mlであった.血清IgE値は新生児期ではきわめて低値であるが, 生後1ヵ月では上昇し始め, 1才で成人値の約1/3に達し, 幼児期ではさらに上昇し, 学童期の7-9才でほぼ成人値に達した.これらの値は, 本邦で今までに報告されたRISTおよびRIST 2-stage methodなどで得られた健康小児の血清IgE値に比して低値であった.
  • 永富 光, 荻田 忠厚, 奥平 博一, 宮本 昭正, 水島 裕
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 985-991
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    経口抗原を用いてIgE抗体産生に及ぼす影響をBDF_1マウスで検討した.種々の濃度のOA抗原をDNP-OAによる免疫の7日前に経口投与すると, 抗DNPおよび抗OA IgE抗体産生はOA摂取量に依存して抑制された.十分な抗体産生抑制効果を認めるにはマウス当り20mgを要した.しかしOA抗原20mgを免疫の直後あるいは7日後に投与しても抑制効果は認められなかった.OA投与されたdonorマウスのmesenteric lymph node (MLN)細胞あるいは脾細胞を同系の正常recipientマウスに移入すると, 抗体産生抑制は抗原投与1日後のMLN細胞と7日後の脾細胞で維持された.抑制活性を示すMLN細胞を抗Thy 1, 2血清と補体で処理すると, 抑制産生抑制効果は解除された.この反応はIgE抗体だけでなく, IgG抗体でも同様の反応を認めた.以上の結果, 蛋白抗原の経口投与により誘導される抗体産生抑制は, 投与初期のMLN細胞由来のサプレッサーT細胞の関与が示唆された.
  • 本間 隆義, 中山 恭子
    原稿種別: 本文
    1981 年 30 巻 10 号 p. 992-996
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ferritin感作モルモットの腹腔内にferritinを浸漬したgelatin spongeを移植すると, 滲出細胞がその中に集積してくる.この抗原刺激に応答する滲出細胞のgelatin sponge内集積現象に及ぼすcortisoneの影響をin vivoで観察し, 次の結果を得た.1) ferritin spongeでchallengeする前にcortisoneを80mg/kgを6日間投与すると, 移植後6時間から72時間にわたり, 多核白血球と単核細胞の集積が抑制される.この抑制現象は, 以下の2)と3)の観察からcortisoneの抗炎症性の作用効果と細胞性免疫への抑制的な作用効果が重複していると思われる.2) ferritinで感作する前にcortisoneを80mg/kgを6日間投与すると, 移植後24時間以後に単核細胞の集積がcortisone非投与群よりも約50%減少する.この制御現象は, cortisoneの細胞性免疫への抑制的な作用効果出現したものと思われる.3) cortisoneの非特異的炎症反応に対する抑制は, 多核白血球については全経過を通して減少するが, 単核細胞についてはcortisoneの作用効果が投与後24時間以内に限局するものと思われる.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1981 年 30 巻 10 号 p. 997-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 30 巻 10 号 p. 999-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1981 年 30 巻 10 号 p. 1001-1004
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1981 年 30 巻 10 号 p. Cover6-
    発行日: 1981/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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