アレルギー
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31 巻, 10 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 10 号 p. Cover4-
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 10 号 p. Cover5-
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1982 年 31 巻 10 号 p. Misc2-
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 安枝 浩, 油井 泰雄, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1013-1021
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    enzyme immunoassay(EIA)による特異IgE抗体測定キット, Phadezym RASTの測定方法に関して基礎的な検討を加えた.操作条件に関しては, キットに指示された条件で正確な測定を行うことができ, リファレンス血清による標準曲線を用いて, 0.35PRU/mlから17.5 PRU/mlの範囲の血中IgE抗体の定量が可能であった.しかし, 第1インキュベーション時間は常に一定にしなければ, 測定値に影響をおよぼす可能性が示された.精度に関しては, 測定値の実験内変動, 実験間変動, および添加回収試験の結果も実用上問題はなかった.以上の結果から, Phadezym RASTはin vitroにおける特異IgE抗体の測定法として高い有用性があり, その臨床的利用価値は大きいものと思われる.
  • 上床 周, 青塚 新一, 大川 雅子, 横張 龍一, 相沢 力, 鈴木 慶二
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1022-1028
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    変性IgGのモノマーに補体結合活性があるかどうかを検討する目的で, Clq固相ラジオイムノアッセイ法(ClqSPRIA)を用い, 正常人新鮮血清, 精製IgG, 加熱正常人血清のゲル濾過分画につき, Clq結合性IgGの分布を調べた.硫安沈殿法, DEAEセルロースクロマトグラフィ法, エタノール分画法により精製されたIgGにClq結合活性の増加が見られたが, 主としてモノマーIgGによるものであった.血清の加熱処理(56℃, 30分および62℃, 15分)により, Clq結合性IgGはvoid volume分画に出現するとともに, モノマー分画にも増加した.以上の成績から, 変性IgGはモノマーのままでもClq結合活性をもつようになることが示唆された.ClqSPRIAは, 免疫複合体のほかに, 生体内で産生あるいは形成された変性IgGをも検出している可能性があるものと考えられる.
  • 月岡 一治
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1029-1034
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Candida albicans(以下, カンジダ)がアトピー素質保有者の喘息の原因になったとき, カンジダに対するIgE抗体の産生がどうであるかを検討するために, アトピー素質の保有者でカンジダを抗原としてもつ患者31名(15-65才, 24名はHDが重複抗原)をえらんだ.HDに対するIgE抗体はPK反応とRASTで高率に証明されたが, カンジダに対するIgE抗体は有意に低率にしか証明されなかった.主に非アトピー患者について検討したカンジダに対するIgE抗体陽性率(一報)と差がないので, カンジダはアトピー素質の有無によらずヒトにIgE抗体の産生を起こしにくい抗原であると考えられた.
  • 小沢 寛二
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1035-1040
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息発症因子の1つとされるβ-adrenergic blockadeの検討と, それにおよぼすprednisoloneおよびglycyrrhizineの影響をみる目的で, 非気管支喘息児と発作時の気管支喘息児末梢血リンパ球のepinephrineに対する反応を, 1973年Cercekらにより報告された蛍光偏光法で測定した.非気管支喘息児10例の測定で, 10^<-4>M濃度のepinephrine処理後のリンパ球は無処理リンパ球に比し, 蛍光偏光度にしてM±SD=-10.0±1.8%の減少を示した.このepinephrineに対する反応性は, リンパ球をあらかじめ10^<-3>Mのpropranololで処理することにより, M±SD=-0.8±1.9%に抑制された.気管支喘息児20例の測定ではM±SD=-0.9±2.2%と減少率が小さく, epinephrineに対する反応性の低下を示し, β-adrenergic blockadeが想定された.また, 気管支喘息児10例の測定で, M±SD=-1.6±1.7%であったが, このリンパ球を10μg/ml濃度のprednisoloneで37℃, 30分間前処理することにより, M±SD=-10.0±1.3%と反応性の回復をみた.さらに, 気管支喘息児10例の測定で, 15μg/ml濃度のglycyrrhizineでの前処理でM±SD=-1.1±2.0%よりM±SD=-9.2±1.7%まで反応性の回復を示した.これらのepinephrineに対する反応性の回復はβ-adrenergic receptorの数的回復によると推測されるが, さらに, 今後の検索が必要と思われる.
  • 澤田 賢三, 井村 裕夫, 桜美 武彦, 岩森 正男, 永井 克孝
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1041-1047
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    FucGM_1ガングリオシドはウシ甲状腺を特徴づけるガングリオシドの1つであり, 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体と何らかの関係を有すると推測されるガングリオシドの1つである.我々は今回, 正常人とバセドー病患者で抗FucGM_1抗体の活性を検討するため, 固相法による非競合的酸素免疫測定法を開発した.ゲラチンはヒト血清中の非特異的血清因子を取り除くのに有用であった.血清の10倍希釈の吸光度(OD)が正常人の平均値+3SDをこえた場合, 抗FucGM_1抗体が陽性と考えた.バセドー病31人で抗FucGM_1抗体活性を検討すると, 4人で陽性であった.さらに, その陽性の中の1人の血清で, 中和試験によってその特異性を検討した.
  • 丹羽 靱負, 前田 正人
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1048-1055
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    dapsone(DDS)は, 好中球(PMNL)がその発生病理に重要な役割を演じていると考えられているdermatitis herpetiformisやimmune complex diseasesに非常に有効であると言われている.そこでわれわれは, 非常に強力な淡症因子として近年注目されてきた食細胞の産生する活性酸素(OI)に対するDDSの影響を知ろうとして, ヒトPMNLおよびxanthine-xanthine oxidase systemにおいて, OI(O^-_2, H_2O_2, OH・, chemiluminescence)を産生させ, DDSおよびcolchicine, 6種のcatalytic scavengersをdose responseに加え, それぞれのOI値に与える変化を, DDSを中心に各薬剤に比較検討した.結果, 他の多くのscavengersにみられたのと同様, また同程度に強力に, DDSにO^-_2以外のOIの強力な除去作用が認められた.われわれは, 実験当初, O^-_2は若干増加させ, 他のOIは著明に減少させるDDSの作用は, 薬剤のSOD activity抑制作用によるものかと推測したが, PMNL系のみならず, SODや細胞の含有されていないxanthine oxidase systemにおいても同様の現象が認められたことより, その可能性は否定された.OH・のあるいはOH・と ^1O_2両者のscavengersにもO^-_2の軽度の増産作用が認められることから, DDSは, H_2O_2, OH・および^1O_2のscavengersの作用を兼備した作用を有するものと結論づけられた.colchicineは, xanthine系で産生されるOIは減少させず, PMNL系のOI産生のみを低下させることから, そのOI減産作用は細胞代謝障害性に基因するものと考えられた.DDSの抗炎症作用は, colchicineのそれと異なり, 抗原刺激により機能亢進した食細胞より増産されたOI中の強力な作用を有するOH・, ^1O_2を除去して, autooxidative damageより生体を保護することによるものと推測された.
  • 三橋 将人, 夏川 周介, 我妻 義則
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1056-1062
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    IgE-RASTおよびRAST inhibition法にてミツバチと本邦に生息する野生バチとの間の共通アレルゲン性について検討し, 以上の結果を得た.1) beeまたはwaspの一方にしか刺されていないグループ(救急外来受診者, 養蜂家)ではbeeとwaspのIgE-RAST scoreの分布はそれぞれp<0.001, p<0.05で独立していた.一方両方のハチに刺されているグループ(営林署職員)では両者のIgE-RAST scoreの独立性の検定に有意差は認められなかった.2) IgE-RAST inhibitionでもミツバチとスズメバチ, アシナガバチとの間には共通アレルゲン性は認められなかった.またキイロスズメバチは同属のヒメスズメバチよりクロスズメバチにアレルゲン性が類似し, キイロスズメバチとフタモンアシナガバチの間に共通アレルゲン性が存在するなど, ハチ毒による分類と従来の形態的な属の分類との間に差異が認められた.
  • 馬渕 綾子
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1063-1069
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    in vitroで抗原をパルスした脾脂肪を同系マウスの尾静脈に注入することにより, その後の免疫によって産生されるIgE抗体が抑制された.この抑制の機作について検討し, 次のような結果を得た.1) 抗原をパルスした脾細胞の静注により, その後の免疫応答が強く抑制され, その抑制の程度は静注するAg pulsed SPCsの数に依存する.2) 抑制は抗原の種類やマウスの系を問わず一般的な生物現象である.3) 抑制はAg pulsed SPCsのi.v.投与で最も強く, s.c.投与ではわずかに認められたにすぎない.しかし, 抗原溶液単独のi.v.投与では抑制は認められなかった.4) 抑制はSPCs上にパルスされた抗原に特異的である.5) Ag pulsed SPCsを静注することにより, 抑制性細胞が誘導される.6) Ag pulsed SPCsの静注はIgE抗体産生を最も強く抑制するが, IgG抗体産性においてもその抑制が認められた.
  • 廣田 常夫, 木本 圭一, 古庄 巻史
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1070-1073
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    原因不明の疾患, 川崎病の病因として, 我々はダニ抗原の関与の可能性を示してきた.今回, ダニ抗原(50μg/ml), PHA-P(20μg/ml), PPD(2.5μg/ml)に対する川崎病患児リンパ球の反応を観察し, 以下の結果を得た.1) ダニ抗原に対する反応は, 患児リンパ球で有意に高かった(p<0.01).2) ダニ抗原に対するIgE RAST, 皮内試験はリンパ球の反応と相関しなかった.3) 男性患者のリンパ球のほうがダニ抗原に対する反応は高かった.4) PHA-Pに対しては, 川崎病患児のリンパ球のほうが低い反応を示す傾向がみられた.5)PPDに対しては差がみられなかった.以上の結果, ダニ抗原は川崎病発症に重要な役割を持つものと思われた.
  • 牧野 荘平, 小林 節雄, 宮本 昭正, 信太 隆夫, 高橋 昭三, 可部 順三郎, 中島 重徳
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1074-1076
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1077-
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 10 号 p. 1079-1082
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 10 号 p. Cover6-
    発行日: 1982/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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