アレルギー
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31 巻, 5 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 5 号 p. Cover22-
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 5 号 p. Cover23-
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1982 年 31 巻 5 号 p. Misc8-
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 吉原 正義
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 269-274
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    髄鞘塩基性蛋白は中枢神経組織の構成蛋白の1つであるが, 実験的アレルギー性脳脊髄炎を惹起する抗原として広く知られている.現在感作動物における細胞性免疫に関しては多数の報告があるが, 液体抗体に関する報告は比較的少ない.本実験の目的は, 抗髄鞘塩基性蛋白抗体の作製と免疫学的性状を明らかにすることである.ブタ脊髄より抽出した髄鞘塩基性蛋白を complete Freund's adjuvant と共に1週間ごとに合計12回ウサギに免疫し, 重層法, Ouchterlony 法, 補体結合反応法により高力価の抗体活性を認めた.しかし, これらのウサギには EAE は発症しなかった.抗血清を Sephadex G-200 カラムにより, IgG, IgM に分画し, 両分画に補体結合反応法で抗体活性が認められた.2-mercaptoethanol 処理により, IgM 分画では抗体活性が消失したが, IgG 分画では不変であった.今回の実験で, 髄鞘塩基性蛋白に対する IgG, IgM 抗体の抗体活性が初めて同時に認められた.
  • 石崎 達, 熊田 三由, 加藤 桂子
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 275-282
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    マウス皮下マスト細胞の非特異的脱顆粒現象を日本住血吸虫感染と関連して検討した.gpc 系8週令雌マウスを使用し, 日本住血吸虫感染群, 同感染血清による血清感作群, 正常群に分けて, Higginbotham-熊田法で背中に空砲 (pouch) を作り, compound 48/80 生食水溶液, 異なる滲透圧の NaCl 溶液, 生食水をその中に注入して脱顆粒率の差を検討した.生食水による脱顆粒率は感染群略20%, 正常群と血清感作群は略10%であった.Compound 48/80 希釈系列と各群の脱顆粒率間には dose-response 関係があり, その最大脱顆粒率濃度は正常群4万倍液, 血清感作群8万倍液, 感染群32万倍液で, マスト細胞へのレアギン様抗体付着は脆弱化と関係があった.しかし滲透圧の低下には感染群だけが反応し, マスト細胞脆弱化に別の因子も関与する.同細胞付着抗体は加熱失活からレアギン型と思われる.
  • 渋谷 徹, 井出 宏嗣, 高橋 昭三
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 283-288
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    high density lipoprotein (HDL) 中のコレステロールを気管支喘息患者を中心として測定し, 以下の成績を得た.1) 気管支喘息患者群では健常者群, 非気管支喘息患者群に比較して HDL-C 値は有意に高値を示し (p<0.001), 総コレステロール/HDL-C の比は優位に低値を示した (p<0.001).2) 気管支喘息患者の各病型別および罹患年数と HDL-C 値との関係はそれぞれ有意差がなかった.3) 気管支喘息患者の重傷度と HDL-C 値との関係は, より重症群において有意に高値を示した.4) 気管支喘息患者においては, ステロイド投与群は非投与群に比較して HDL-C 値が有意に高値を示した (p<0.001).
  • 岡部 俊成
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 289-296
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    豚膵 kallikrein を用いて, マウス脾臓リンパ球に対する作用について検討を行い, 以下の結果を得た.1. 膵 kallikrein は, マウスのcGMP level を上昇させるが, cAMP level は有意な変動を与えなかった.2. 膵 kallikrein は, 1-10 BAEE U/ml の濃度でマウス脾臓リンパ球を活性化した.しかし, より高濃度 (30 BAEE U/ml) の kallikrein によっては, リンパ球の活性化が逆に抑制された.高濃度の kallikrein により bradykinin 生成が起こった結果, リンパ球活性化が抑制されたと考えられるが, その根拠を従来の知見を引用し考察を加えた.3. Kallikrein を61℃30分加熱して酵素活性を不活化しても, マウス脾臓リンパ球に対する活性化作用がみられた.この作用は, 高濃度 (30 BAEE U/ml) の kallikrein を加熱不活化したものでも認められた.この事実は, kallikrein のリンパ球活性化作用が酵素活性に依存的でないことを示している.4. 膵 kallikrein は, マウスリンパ球の subpopulation (T cell enriched lymphocyte, B rich lymphocyte) に対して同様の活性化作用を示した.5. 膵 kallikrein は, マウスリンパ球の Con A, PHA-P または LPS 刺激によるリンパ球の活性化に対し, その増強作用を示した.6. 膵 kallikrein は, 感作マウスの脾臓リンパ球の抗原刺激による活性化を有意に増強した.7. 高濃度 (30 BAEE U/ml) 膵 kallikrein によるマウスリンパ球の活性化抑制作用は, kallikrein inhibitors (soy bean trypsyn inhibitor, Trasylol) の前処理によってブロックされた.この事実より, kallikrein によるリンパ球増強作用は, 上記の実験結果と併せ考察すると, 酵素活性には依存的ではないことを示唆するものである.
  • 梅里 義博, 飯倉 洋治, 永倉 俊和
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 297-303
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    65名の気管支喘息児に小青竜湯を長期服用させた場合, 臨床上の有効率は78.4%であり, 10名の気管支喘息児に小青竜湯を頓用で服用させると PEFR は上昇傾向を, EIA に対しては抑制傾向を示した.モルモット摘出気管平滑筋に対する小青竜湯の作用は筋弛緩作用であり, dose-responsive であった.そして, histamine で収縮している平滑筋に対しても弛緩作用を示した.19名の気管支喘息児に小青竜湯を頓用で服用させ, 投与前, 30分後, 1時間後, 2時間後の cortisol, ACTH, FFA の増減を測定し, 9名の喘息児を対照群として同様の検査を行った.以上の結果で統計学的有意差がみられたのは, cortisol:増加, 30分後と1時間後は p<0.01, 2時間後は p<0.05 ACTH:増加, 各時間とも p<0.01であった.
  • 近江 徹広, 無江 季次, 田村 弦, 石原 俊晴, 滝島 任
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 5 号 p. 304-308
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    β-adrenaline 様薬剤の即時型皮内反応に対する抑制機序について検討した.まず isoproterenol と家塵抗原液, histamine 及び compound 48/80 溶液との混合皮内注射をそれぞれ行うと, isoproterenol は10^<-7>Mで抗原による膨疹反応を有意に抑制したが, histamine 膨疹反応に対しては10^<-6>M以下, compound 48/80 膨疹反応に対しては10^<-5>M以下の低濃度では抑制しなかった.次に, dibutyryl cAMP を皮内注射し, 20分後同部位に家塵抗原, histamine 及び compound 48/80 溶液を皮内注射し, それぞれの膨疹反応を観察したところ, 2及び20 nmol のdibutyryl cAMP は即時型皮内反応を有意に抑制したが, histamine 及び compound 48/80 膨疹反応に対しては抑制しなかった.以上の結果より, βadrenaline様薬剤は主として皮膚肥満細胞のβ受容器を刺激し, 細胞内 cAMP 濃度を増加させ, chemical mediator 分泌を阻止することによって即時型皮内反応を抑制することが明らかとなった.
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 5 号 p. 309-
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 5 号 p. 311-314
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 5 号 p. Cover24-
    発行日: 1982/05/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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