アレルギー
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31 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 6 号 p. Cover25-
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 6 号 p. Cover26-
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1982 年 31 巻 6 号 p. Misc9-
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 石崎 達, 池森 亨介, 福田 健, 斉藤 昭好
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 315-323
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息, アレルギー性鼻炎, 慢性蕁麻疹, 正常人, 即時型アレルギー以外の入院患者を対象にして, compound 48/80 皮内反応閾値, 血清 IgE 値 (RIST), anti-ヒト IgE ウサギ血清皮内反応閾値, histamine 皮内反応を行い, 皮内マスト細胞の非特異的脱顆粒(脆弱化)をしらべた.Compound 48/80 皮内反応閾値はアレルギー3疾患共に高希釈倍率で, 特にアトピー型喘息でこの傾向は著しかった.血清全 IgE 値も同じ疾患で高値を示した.Compound 48/80 皮内反応閾値と血清全 IgE 値間には上記3疾患共に正相関があり, 特に喘息で高い相関値を示した.血清全 IgE 値とanti-ヒト IgE ウサギ血清皮内反応閾値も正相関があり, さらに compound 48/80 と anti-ヒト IgE ウサギ血清の両皮内反応閾値間にも正相関があった.IgE 付着はマスト細胞諸弱化と関係がある.
  • 杉本 和夫, 鳥羽 剛, 内山 暁, 有水 昇
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 324-333
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    薬剤や抗原の吸入誘発試験において, 最終目的吸入量を室内塵で10倍液1ml, PGF_<2α> は100mg, メサコリンは4mgとして, 全体をそれぞれ20mlに蒸留水で希釈し, 超音波ネブライザーにて噴霧し吸入させるとともに, ^<81m>Kr 換気像を連続的に追い, 臨床症状ないし換気障害像の出現より, 誘発試験の成績を評価し得た.また残り液量を測定し前値より差し引いて吸入量が算出でき, 反応閾値が1回の吸入誘発試験で判定しえた.本法による吸入誘発試験で, 症状出現ないし換気障害出現時点で誘発物質の吸入を中止することにより, 従来の諸法に比し強発作を誘発することがなく, 被検者に与える負担が少ない.また誘発後に気管支拡張剤の投与の必要もなく, 自然経過を追うことができる.この点で, 抗原吸入誘発における late reaction の検索上, 有用な誘発法の1つと思われた.吸入誘発試験中に ^<81m>Kr の放射線や換気像を連続的に追うことにより, 誘発による換気障害を量的, 部位的, かつ動的にとらえられ, 本法は臨床上非常に有用と考えられた.
  • 斎藤 博久, 伊藤 尹敦, 富田 有祐
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 334-342
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    メチルセルロース法による in vitro コロニー法により, 血液学的に正常であった24例の小児骨髄における好塩基球コロニー形成について検索をした.その結果, multiple sulfatase deficiency (MSD) 患児の1例にのみに好塩基球のみよりなるコロニーの形成を認めた.この好塩基球コロニー形成細胞は sedimentation velocity 6.5mm/hr にピーク値をもつ, 独立した committed stem cell であると考えられた.MSD 患児およびほかの小児骨髄において液体培養法により検索をすると, 未分化な単核細胞より好塩基球が産生されることを認めた.MSD 患児における好塩基球コロニー形成の理由は不明であるが, myelogram および液体培養法で好塩基球産生能に差違を認めないことから, 好塩基球の前駆細胞の増加によるものではないと推測された.
  • 上川 雄一郎
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 343-349
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    モルモット気管鎖標本を用いて, コリン作動性神経-筋伝達に対する noradrenaline の作用を検討した.気管鎖を電気刺激 (1-30Hz, 0.5msec, 40パルス) すると内在性コリン作動性神経の興奮に基づく収縮反応が得られる.Noradrenaline (0.1-3μM) はこの電気刺激による収縮反応を抑制した.この抑制作用は propranolol (2μM) や prazosin (3μM) によっては何の影響も受けなかったが, phentolamine (1μM) や yohimbine (2μM) によって完全に拮抗された.外来性 acetylcholine による気管鎖の収縮反応は noradrenaline 3μM によって約50%抑制されたが, これは propranolol (2μM) によって完全に拮抗された.これらの事実から, モルモット気管筋におけるコリン作動性神経-筋伝達に対して, noradrenaline は低濃度では α_2 受容体を介して acetylcholine 遊離量を減少させ, 高濃度ではβ受容体を介して acetylcholine の収縮反応を減弱させることにより, 抑制作用を表すものと考えられる.
  • 根岸 雅夫, 佐藤 秀紀, 関根 富佐夫, 美田 俊一, 大野 功, 小林 和夫, 大瀬戸 美樹, 浜井 貫人, 高橋 昭三
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 350-354
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    55歳, 女性の慢性関節リウマチ患者に 200mg/日の D-penicillamine(D-Pc) 療法を行っていたところ, 投与7週目, 総投与量7000mg で白血球の減少をきたしたが, 薬剤中止により白血球はすみやかに回復した.そこで薬剤の再投与試験を行ったところ, 再び白血球は減少をきたし, D-Pc による白血球減少と思われた.患者急性期血清中には抗白血球抗体は検出されなかったが, concanavalin A によるに lymphocyte transformation test 患者血清を添加すると著明な抑制が認められた.D-Pc 治療にあたっては, 血液検査を充分行って血液障害の副作用に注意すべきと考える.
  • 川村 悟朗, 荒井 康男, 三島 健
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 355-362
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    He flow-volume 曲線により EIA の気道閉塞部位を検討し, また気道閉塞部位別にα受容体遮断薬 (thymoxamin) の EIA 抑制効果を検討した.EIA を確認した喘息児13名を対象とし, 運動はトレッドミルにて行った.運動負荷前, 各種肺機能を測定し, thymoxamine 投与時と非投与時に有意差がないことを確認した.He flow-volume 曲線により EIA 陽性者13名の気道閉塞部位を, Despas らの分類 (ΔV^^・_<50>≧120%, responder, 中枢側気道閉塞 : ΔV^^・_<50><120%, non-responder, 末梢側気道閉塞) で検討した.8例が responder, 5例が non-responder と2群にわかれた.13名中12名において thymoxamine の抑制効果を検討し, 12例全例で EIA の抑制がみられ, 5例では完全抑制がみられた.Thymoxamine の気道閉塞部位別の抑制効果は, responder 8例中6例において完全または部分抑制が認められ, non-responder は4例全例において完全または部分抑制が認められた.α受容体遮断薬 (thymoxamine) は EIA を抑制し, その抑制は, 中枢および末梢気道閉塞を示す両群に有効に作用すると思われた.
  • 西川 和子, 飯倉 洋治
    原稿種別: 本文
    1982 年 31 巻 6 号 p. 363-373
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    成人気管支喘息患者の重症度および現在の状態を把握する目的で運動負荷試験を施行し, ^<81m>Kr ガスボーラス吸入法による肺換気像および肺機能変化を検討した.34名の喘息患者および6名の健康成人に施行した.EIA の頻度は59.4%であり, 34名中30名に ^<81m>Kr 換気分布の異常を認めた.^<81m>Kr 吸入分布は, maximum forced inhalation (MFI) と static inhalation (SI) の方法により, A型欠損とB型欠損に大別された.A型欠損は MFI 法での換気欠損が SI 法に比べ大きい場合であり, 中枢気道閉塞が考えられる.B型欠損は, SI 法で欠損が MFI 法より大きく, しかも高肺気量位で欠損が消失する場合であり, 末梢気道閉塞が考えられる.この多くは early airway closure に起因すると思われる.運動負荷前後の換気欠損の程度から分類したA型欠損優位例, B型欠損優位例, AB型例のFVC, FEV_1.0の%変化は, 負荷5分後ではA型欠損優位例 FVC -3.71±7.77%, FEV_1.0 -11.38±11.83%, B型欠損優位例 FVC -17.44±19.92%, FEV_1.0 -20.88±20.55%, AB型例 FVC -15.05±22.06%, FEV_1.0 -27.66±26.78% であった.負荷5分, 15分後の FVC, FEV_1.0の変化は, B型欠損優位例, AB型例ではA型欠損優位例に比し有意に低下していた (p<0.01).
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 6 号 p. 375-376
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1982 年 31 巻 6 号 p. 377-380
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1982 年 31 巻 6 号 p. Cover27-
    発行日: 1982/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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