アレルギー
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32 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1983 年 32 巻 1 号 p. Misc1-
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 32 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 今井 史彦
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    金製剤のNK活性におよぼす影響について検討した.対象は金療法施行中のRA患者20例(RA-gold(+)群)と性および年齢をマッチさせた金療法を受けたことのないRA患者(RA-gold(-)群)と正常人群(nl群)とした.RA-gold(-)群はnl群に比しNK活性上昇傾向にあるものの, 統計学的有意差は認められなかった.一方, RA-gold(+)群はRA-gold(-)群, nl群に比し有意に(それぞれp<0.05, p<0.01)活性の上昇を認めた.金療法の内容との検討ではmonthly dose 100mgの群はmonthly dose 40mg, 50mgの群に比し著明にNK活性の上昇が認められた(p<0.001).しかしながら金血中濃度, 総投与量, 1回投与量, 投与間隔とは相関しなかった.in vitroでの検討では金製剤は10μg/dlを中心にNK活性を増強し, 500μg/dl以上では抑制することが認められた.金製剤がinterferon(IFN)inducerとしてNK活性を上昇させるか否かを検討したところ, in vitro, in vivoともIFN産生は証明されず, 以上より, 金製剤によるNK活性増強はOK-432の場合と異なり, IFNを介していないことが推察された.
  • 松本 美富士, 小川 勝己
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 8-13
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    簡単かつ迅速なin vitroの免疫学的検査法として注目されている白血球粘着阻止(leukocyte adherence inhibition;LAI)テストを薬疹患者(第1型のアレルギー反応によるものは除外)を対象に, その投与薬剤と患者血清反応物を抗原として施行した.方法は細胞性免疫の検査法と考えられているHallidayらのガラス血球計算盤法を用いた.薬剤のうちにはisoniazidのごとく, 健康人の白血球粘着能を抑制しLAIテストに用いることができないものがある.単一薬剤投与中薬疹の発症をみたものは, 85.7%の陽性率でその薬剤に対するLAIテストが認められ, これらと同一薬剤投与中薬疹の発症をみない症例では, その薬剤に対するLAI現象は認められなかった.さらに複数薬剤投与中薬疹の発症をみたものは37.5%の陽性率で, 投与中の1剤に対してのみLAIテスト陽性を示した.以上のごとく薬疹患者の原因薬剤に対するLAIテストは, 反応特異性, 簡便性, 迅速性から臨床的有用性が示された.
  • 鳥居 敏明, 末石 真, 金井 英夫, 富岡 玖夫, 熊谷 朗
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 14-21
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ラット好酸球をBSA比重遠心法で精製し, 80-95%の好酸球分画をえた.この好酸球にopsonized zymosanを貧食させると, arylsulfataseが上清中に遊離されたが, peroxidaseは遊離されなかった.これにたいして, 好酸球をCa^<++>の存在下で, calcium ionophore A23187をもちいて刺激すると, 非細胞障害性のarylsulfataseおよびperoxidaseの遊離が認められた.このことは, 好酸球が刺激の違いによって, 細胞内に保有する酵素を選択的に遊離していることを示している.また好酸球からの酵素遊離は細胞内cAMPの上昇によって抑制されることを示した.
  • 小島 直志
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 22-33
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    in vitroで抗原をパルスした脾細胞を同系マウスの尾静脈に注入すると, その後の免疫によっておこるIgE抗体の産生が強く抑制される.この抑制機作の一つに抑制性細胞の関与しない即時型トレランスが存在することを見出し, その詳細について検討を加え, 次のような結果を得た.(1)即時型トレランスの存在抗原をパルスした脾細胞を静注すると, その1日後という早期に免疫を行ってもIgE抗体産生は強く抑制された.この抑制状態はあらかじめcyclophosphamide(CY)で処置されたマウスにも惹起することが可能であり, リンパ細胞によって同系マウスに移入されないことから, この抑制には抑制性細胞の関与しないことが明らかとなった.(2)即時型トレランスの性質(i)抑制の強さは, 静注するAg pulsed SPCの数, 及びパルスする抗原濃度に依存する.(ii)抑制の強さは, Ag pulsed SPCの注入ルートにより異なり, i.v.>i.p.>s.c.の順である.(iii)抑制は脾細胞にパルスされた抗原に特異的である.(iv)即時型トレランスにおいて抑制される主たる細胞は抗原特異的T細胞である.(v)Ag pulsed SPCの中で最も効果的に即時型トレランスを惹起する細胞は, 抗原をパルスされたT細胞である.
  • 中沢 次夫, 色川 正貴, 長沢 亨, 笛木 隆三, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 34-39
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒトの気管支にはH_1, H_2の2種のヒスタミン受容体が存在し, 気管支の収縮, 拡張に関与すると考えられている.今回は遅発性喘息(LAR)におよぼすこれら2種のヒスタミン受容体の役割を検討した.H_1拮抗剤はクロールフェニラミン, H_2拮抗剤はシメチジンを用い, アレルゲン吸入試験で発現したLARおよび2相性気管支反応(即時型喘息+LAR)を呈した喘息症例に対して, これら薬剤の前投与による影響を観察した.1)H_1拮抗剤単独投与ではLARは明瞭には抑止されなかった.2)H_2拮抗剤の単独投与でもLARは影響を受けなかった.3)H_1拮抗剤とH_2拮抗剤の併用投与ではかなり著明に抑止され, かつその程度は2相性反応のLARの方が単独のLARよりも著明であった.4)即時性喘息(LAR)はH_1拮抗剤単独投与でやや抑止され, H_1とH_2拮抗剤の併用で軽度の増悪傾向がみられた.これらの事実は, LARを発現する喘息患者の気管支にはH_1, H_2の2種の受容体が存在し, かつLAR発症のメジエーターの一つとしてヒスタミンが参画しうることを想像させた.
  • 富岡 玖夫, 吉田 象二
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 40-45
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒト好塩基球からarylsulfataseが遊離されることを証明し, アレルギー性刺激で遊離されるarylsulfataseの化学的な性状を解析した.その結果, 好塩基球からアレルギー性刺激によって遊離されたarylsulfatase活性は, 燐酸イオンによって阻害され, 至適pHが5.0であることからtype IIAであると判定した.好塩基球からのarylsulfataseの遊離には, ヒスタミンやSRS-A遊離と同様カルシウムイオンが必要であった.またarylsulfataseの遊離は, ヒスタミン遊離と同様に, theophyllineによって抑制された.この事実は, arylsulfataseの遊離も細胞内cyclic nucleotide濃度によって調節されることを示唆する.
  • 河野 茂勝, 木曽 誠一, 大幡 勝也
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 1 号 p. 46-56
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    rat basophilic leukemia (RBL-1) cellにCa ionophore A23187と3^H-arachidonic acidを作用させ, 高度に精製して得た3^H-SRSと合成LTD_4(LTD_4)の高速液体クロマトグラフィー上における動態を2種の溶媒系を用いてradioactivity, 280nmのUV吸収およびモルモットの回腸を用いた生物活性を指標として検討した.その結果, これらの活性部位および吸収部位はいずれの溶媒系を用いても同一部位に認められた.したがって, 高度に精製されたSRS-AはLTD_4と同一構造を有することがさらに示唆された.感作モルモット肺に抗原を作用させて得られたSRS-Aを有機溶媒およびAmberlite XAD-8を用いて部分精製(部分精製SRS-A)し, 部分精製SRS-A摘出モルモット回腸, 気管および肺実質における収縮活性をLTD_4のそれと比較検討した.その結果, 部分精製SRS-AとLTD_4のこれらの平滑筋収縮活性には若干の相違がみられたことから, naturalのSRS-Aは, LTD_4とは構造的にわずかに異なる可能性が示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 32 巻 1 号 p. 57-60
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1983/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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