アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
34 巻, 3 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1985 年 34 巻 3 号 p. Cover16-
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1985 年 34 巻 3 号 p. Cover17-
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1985 年 34 巻 3 号 p. Misc6-
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1985 年 34 巻 3 号 p. App2-
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 李 次男
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 147-154
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    急性期および回復期の28例の川崎病, アナフィラクトイド紫斑病10例, 細菌およびウイルス感染症16例, 健常小児10例について血漿中PGE_2およびPGF_<2α>値を測定した.1.急性期川崎病で各種解熱剤および抗炎症剤の投与がなかった薬剤未使用群では血漿中PGE_2値の著明な上昇とPGF_<2α>/PGE_2比の低下がみられた.また各種解熱剤および抗炎症剤を投与された薬剤使用群の血漿中PGE_2値は薬剤未使用群に比して低値であった.2.アナフィラクトイド紫斑病の血漿中PGE_2値は, 紫斑が全身に出現した1例を除き正常範囲内であった.3.細菌およびウイルス感染症の血漿中PGE_2値は正常範囲内であった。4.川崎病およびアナフィラクトイド紫斑病の血漿中PGF_<2α>値の有意な上昇は認められなかった.川崎病では, PGF_<2α>に比してPGE_2のより選択的産生遊離が考えられ, 免疫・炎症反応として重要な役割を果たしているものと思われた.
  • 多田 慎也, 田村 尚彦, 槇本 晃, 武田 昌, 佐藤 恭, 北出 公洋, 大枝 泰彰, 木村 郁郎
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 155-161
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    budgeriger fancier's lungと考えられる1症例について, 長時間にわたり臨床的並びに免疫学的検討を行った.臨床経過では, 飼育中のセキセイインコを除去することにより, 自他覚症状は軽快した.気管支肺胞洗浄法により, 肺局所への著明なリンパ球, 主としてT-cellの集積が認められ, この肺局所リンパ球のインコ血清蛋白に対する幼若化反応の亢進が証明された.一方, 末梢血リンパ球においても同様に特異的細胞性免疫能の亢進を認めたが, インコ血清と共に沈降抗体の証明されたカンジダに対するリンパ球幼若化反応は亢進していなかった.PHA, PPDに対するskin testあるいはリンパ球の反応性は低下が認められ, 症状消失と共にこの反応性の回復がみられ, 逆にインコ血清に対する反応性は低下した.以上の成績より, リンパ球幼若化反応は過敏性肺臓炎の診断並びに特異抗原検出に有用であると考えられた.
  • 小林 誠
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 162-172
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    血清中抗アスペルギルス(A.fumigatsu)IgG抗体の測定をマイクロプレートを使用したenzyme-linked immunosorbent assay(ELISA)により行った.標識抗体としてアルカリ・フォスファターゼで標識したアフィニティー精製抗ヒトIgGヤギ血清と抗ヒトIgGマウスモノクローナル抗体を用い, それぞれELISA(goat), ELISA(mono)とした.同時に二重免疫拡散法(DD), counterimmunoelectrophoresis(CIE)についても検討し, 以下の結果をえた.(1)肺アスペルギローマとアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)患者のIgG抗体価は有意に高値を示したのに対し, 気管支喘息患者のIgG抗体価は正常対照者と同様に低値を示した.(2)DDあるいはCIE陽性群と陰性群とでIgG抗体価を比較すると, いずれも陽性群で高い傾向が窺われた.(3)検出法による感度はELISA(mono), ELISA(goat), CIE, DDの順で高かった.(4)ELISA IgG値はABPA患者の早期診断と, 病勢を示すマーカーとして有用であった.
  • 武藤 一彦, 高井 弘, 平谷 美智夫, 押田 喜博, 伊藤 茂, 〓[カセ]井 正春, 上田 智子
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 173-183
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    施設療法中喘息児において, 外泊後数日の内に発作が出現する現象は, 難治性喘息児治療における最も厄介な問題の1つである.家庭に多いダニ抗原が, 外泊時発作に占める役割を明らかにするために, 18名の喘息児と11名のネフローゼ児にて, 2回の外泊(4日間と8日間)期間前後における.IgE抗体を主とする免疫学的変化を検討した.喘息児では, 2回の外泊ともに, 血清IgE値, house dust(HD1)およびDPに対するPAST値の有意な上昇が認められた.更に, 血清IgE値の上昇率と外泊中発作点数は, 互いに相関する傾向を示した.これに対して, ネフローゼ児では, 両期間ともに, 血清IgE値の有意な上昇を認めなかった.以上より, 家内ダニ抗原の吸入が, 外泊時発作を誘発する可能性と, 施設療法の有効性に, parentectomyのみではなく, mitectomyも, 重要な役割を占めることが示唆された.
  • 三宅 健, 河盛 重造, 吉田 隆実, 太田 邦明, 平尾 敬男
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 184-189
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児のaspirin intoleranceの1例を報告した.症例は13歳の女児で, 鼻茸, 副鼻腔炎の所見は認めなかった.アスピリンの舌下負荷試験で蕁麻疹, 血管性浮腫, 喘鳴, 呼吸困難が出現した.インドメサシンの舌下負荷試験でも症状の誘発がみられたが, タートラジンやアセトアミノフェンでは異常は認めなかった.アスピリン負荷後に末梢血血小板の低下, 血漿ヒスタミン値の上昇, 血漿c-AMPの低下がみられた.血漿c-GMP, 血清総補体価(CH50), C3, C4, 血清総IgE値の経時的変化は認めなかった.一部の成人例で報告があるように, 本症例でもアスピリンによる症状誘発に, ヒスタミンのような化学伝達物質が関与している可能性が考えられた.
  • 七條 茂樹, 塩月 一英, 横山 三男, 安田 和彦, 白石 真人, 伊東 克
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 190-197
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    シナアブラギリ(トウダイグサ科)の種子抽出液(PA68)について, ヒト好中球に対する生理活性を検討した.PA68がヒト好中球に作用してO^-_2を産生させる活性のあることをSOD抑制性のcytochrome C還元法およびルミノールの化学発光法によって見い出した.またPA68は好中球を著しく凝集した.このような活性はWGAなどのレクチンにも存在することが分っているが, PA68が赤血球(ヒトA, B, O型, ウマ, ウシおよびウサギ)を凝集しないことやO^-_2産生がcytochalasin Bによって増強されないことから, 既存のレクチン類とは異なるものと考えられた.また, polarization assayでPA68がFMLPと同様に好中球の形態変化を起こさせることがわかった.
  • 黒沢 元博, 根本 俊和, 笛木 隆三, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 198-203
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    BSA比重法により分離, 精製したラットmast cellを^<32>PO_4とincubateした後, 各種mast cell刺激剤と反応させ, 細胞内polyphosphoinositide(PPI), すなわちdiphosphoinositide(DPI)およびtriphosphoinositide(TPI)の代謝について検討した.^<32>PO_4標識PPIはoxalic acid処理silica gel plateを用い, thin layer chromatographyにより分離した.あわせてヒスタミン遊離量を測定し, 以下の結果を得た.1)Con Aおよびcompound 48/80はDPIおよびTPIの^<32>PO_4標識量を増加した.2)Con Aによる^<32>PO_4標識PPI量は反応時間とともに増加した.3)Con Aによるヒスタミン遊離量の用量依存曲線は^<32>PO_4標識PPI量と併行した.4)PSはCon Aによる^<32>PO_4標識DPI量およびヒスタミン遊離量を増加し, ヒスタミン遊離量の用量依存曲線は^<32>PO_4標識DPI量と併行した.5)α-methylmannosideはCon Aによる^<32>PO_4標識PPI量増加を阻止した.以上より活性化mast cellにおけるPPI代謝の亢進が明らかになった.
  • 谷崎 勝朗, 駒越 春樹, 大谷 純, 貴谷 光, 多田 慎也, 高橋 清, 木村 郁郎
    原稿種別: 本文
    1985 年 34 巻 3 号 p. 204-209
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    抗原刺激時のラット腹腔肥満細胞の^<45>Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対する, Ca^<2+>拮抗薬nicardipineの抑制作用について検討を加えた.1.肥満細胞の^<45>Ca uptakeに対するnicardipineの抑制作用は, preincubation time 0分から30分まではほぼ直線的に増強傾向を示し, 30分でほぼpeakとなり(% inhibition;42.5±5.0%), 以後preincubation timeを長くしても% inhibitionの有意の増強はみられなかった.ヒスタミン遊離に対する抑制効果は, ^<45>Ca uptakeに対する効果とほぼ同様の傾向を示した.2.肥満細胞の^<45>Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対して, nicardipineは0.05-5.0μg/mlの濃度では濃度依存性の抑制効果を示し, その% inhibitionは5.0μg/mlで最も高度であった(^<45>Ca uptake;61.4±6.5%, ヒスタミン遊離;24.9±8.4).しかし, nicardipineの高濃度(50μg/ml)ではむしろその効果は減弱する傾向が示された.
  • 原稿種別: 付録等
    1985 年 34 巻 3 号 p. 210-212
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1985 年 34 巻 3 号 p. Cover18-
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
feedback
Top