アレルギー
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35 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 3 号 p. Cover15-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 3 号 p. Cover16-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 3 号 p. App3-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 奥田 稔
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 151-157
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 小林 誠
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 158-165
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    酵素抗体法によるdot immunobindingを応用して, 気管支喘息患者血清について抗ダニ (Dermatophagoides farinae) IgE, IgG抗体の検出を行った.抗ダニIgE抗体の検出においてRASTとの一致率は90.0%, ELISAとの一致率は91.3%で, いずれも高い一致率を示した.ダニ, Aspergillus fumigatus, ウエステルマン肺吸虫の各抗原に対する特異的IgE抗体の同時検出が可能であった.この結果, 高IgE血症を伴う肺疾患の補助診断として有用である可能性が示唆された.しかし抗ダニIgG抗体の検出に関してはsignal-to-noise ratioが低く, ELISAに有用性の点で及ばなかった.dot immunobinding assayは操作の簡便性とcost面で有利である反面, 定量法に工夫が必要と思われた.
  • 向山 徳子, 市川 邦男, 馬場 實, 中川 武正, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 166-170
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児アトピー性疾患78例につき, ダニ抗原(Dermatophagoides pteronyssinus)に対する特異IgE, IgG抗体および卵白抗原(ovalbumin)に対する特異IgE, IgG, IgG4抗体を測定した.アトピー性疾患において, Dpに対する特異IgG抗体は健康小児に比し有意に高値を示した.抗Dp IgG抗体価の高いものは抗Dp IgE抗体価も高い傾向にあった.卵アレルギーの症例について, OAに対する特異IgE, IgG抗体は健康小児に比し有意に高値を示した.OAに対する特異IgG4抗体に関しては, 卵アレルギーを有するもの, 有さないもの, 健康小児の3群に差はみられなかった.
  • 三宅 健, 河盛 重造, 吉田 隆実
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 171-179
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    著者らは以前に, 卵アレルギーの患者の一部はプリックテストを用いて, 鶏卵白リゾチーム(HEL)に過敏であることを報告した.今回はpolyvinyl microplateを用いたradioimmunoassay(RIA)による抗HEL特異IgG抗体と, 特異IgE抗体の測定法を確立した.そして, 卵アレルギー患者34名のそれらの血清抗体価を測定し, 以下の結果を得た.1)著者らが確立したRIA法は, 抗HEL特異抗体を測定するうえで, 特異性の高い方法と考えられた.2)卵アレルギー患者は, コントロールに比べて抗HEL特異IgG, IgE抗体ともに高値であった.3)卵アレルギー患者の中で, HELによるプリックテストの陽性者は陰性者に比べて抗HEL特異IgG, IgE抗体ともに高値であった.4)抗HEL特異IgG抗体とIgE抗体との間には, 正の相関がみられた.5)抗HEL特異IgG抗体とIgE抗体の経時的変化は症例により異なり, 必ずしも平行した変化は示さなかった.
  • 小島 正三, 堤 直行, 阿部 充生, 小松 英忠, 氏家 新生, 内藤 惇, 中沢 政之
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 180-187
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    能動および受動感作ラットの鼻腔内に抗原(DNP-As)を灌流し, 鼻粘膜の血管透過性および分泌の亢進を色素漏出を指標として検討した.いずれの感作ラットもbovine serum albumin溶液や生理食塩水の灌流では色素漏出は軽度であった.能動感作ラットでは抗原灌流により著明な色素漏出の亢進が認められ, 抗原洗浄後色素漏出は軽度減少したが, 20-30分まではほぼ一定値を示した.一方, 受動感作ラットでは抗原洗浄後も色素漏出は経時的に増加し, histamineの灌流の場合と同様な傾向を示した.これらの色素漏出に対してtranilast(75-300ml/kg, p.o.)は能動感作ラットでは用量依存的な抑制作用を示し, 受動感作ラットでは300mg/kgの高用量によってのみ抑制作用を示した.また, histamine灌流による色素漏出に対しては軽度の抑制傾向を示すにすぎなかった.diphenhydramine(150mg/kg, p.o.)は受動感作およびhisutamine灌流ラットの色素漏出をほぼ完全に抑制し, 能動感作ラットの色素漏出に対して抑制傾向を示した.一方, mepyramine(100mg/kg, p.o.)は能動感作ラットにおいて著明な抑制作用を示したが, cimetidine(100mg/kg, p.o.)は抑制作用を示さなかった.以上のことから, 鼻腔内抗原灌流によるアレルギー性鼻炎の実験モデルとしては能動感作ラットよりも適しているように思われる.
  • 安田 行信, 高納 修, 戸谷 康信, 伊藤 隆, 長谷川 好規, 下方 薫
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 188-194
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    症状の安定した小児期発症の気管支喘息患者で, ダニ抗原(Dermatofagoides farinae)に対してRAST score 2以上に感作された症例28名(男22名, 女6名, 平均16歳)について, ダニ抗原で刺激した際の末梢血白血球のSRS-A遊離能と気管支喘息の各種背景因子との間の関係を検討し, 次の成績を得た.1)白血球のSRS-A遊離能は喘息患者の方が健常者より有意に高かった.2)白血球のSRS-A遊離能は喘息の発症年齢が低い者ほど高かった.3)白血球のSRS-A遊離能は重症度の高い者の方が重症度の低い者より有意に高かった.4)白血球のSRS-A遊離能はハウスダストによる皮内反応の強さと相関した.5)白血球のSRS-A遊離能は好塩基球の比率および好酸球の比率と相関した.以上の成績から, 末梢血白血球のSRS-A遊離能がRAST scoreや皮膚反応と同様に気管支喘息の病態を反映していることが示唆された.
  • 荒井 康男, 新田 啓次郎, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 195-201
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    aspirinに過敏な喘息患者があることは古くから知られているが, 一方においてaspirinが喘息発作を予防したり, 発作を寛解し得たとの報告も少数例ながらみられる.そこで, cyclooxygenase inhibitorのaspirinがexercised-induced bronchospasm (EIB)にどのような影響を与えるかを, アトピー型喘息患児10名においてmediator release抑制薬であるsodium cromoglycate (SCG)と比較検討した.aspirin 50mg/kg/日を2日間投与し, 最終投与4時間後に自転車エルゴメーターにて運動負荷を行った.SCGは20mg(1カプセル)吸入後ただちに運動負荷を行った.運動負荷時のaspirinの血清中濃度は6.4-31.3mg/dlであり, 従来いわれている血小板でのcyclooxygenase活性を充分に抑制する濃度を示していた.aspirin投与によりEIBの強度および回復はなんら影響を受けなかった.一方, SCGはEIBを有意に抑制していた.以上より特定の患者以外はaspirinは気道反応性に影響をおよぼさないものと思われた.
  • 鈴木 宗雄
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 202-210
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    βーアドレナリン受容体(β-受容体)とその機能の調節機構について検討する目的でβ-受容体を有するヒト胎児肺fibroblast由来の培養細胞であるWI-38 VA13, subline 2RA (WI-38)を用いて, [^<125>I]-iodohydroxybenzylpindolol (IHYP)によるradio receptor assayでβ-受容体数を測定したところ, 受容体数はBmax=121±17fmol/mg protein, 親和性はKd=62±17pMであった.またcompetitive studyにより受容体はbeta_2-subtypeに属することが明らかになった.WI-38はl-isoproterenol, prostaglandin E_1に対しては用量依存的に細胞内cyclic AMPを上昇させ, β-受容体だけでなくadenylate cyclase systemと連関した prostaglandin E_1受容体も保持していると考えた. 10^<-9>Mのl-isoproterenolでWI-38を3日間処理するとβ-受容体数は半減し, 10^<-4>Mのl-isoproterenolで同じく3日間処理するとl-isoproterenolに対する細胞内cyclic AMPの反応性は低下したが, prestaglandin E_1に対しては反応性の変化は認めなかった.また逆に10^<-5>Mのprostaglanding E_1でWI-38を3日間処理すると, prostaglandin E_1に対しては細胞内cyclic AMPの反応性が低下したが, l-isoproterenolに対しては反応性の変化は認めなかった.つまりWI-38はl-isoproterenol, prostaglandin E_1に対してhomologous desensitizationは示したが, heterologous desensitizationは示さなかった.
  • 竹下 俊行
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 211-219
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    polyI:Cで2時間処理した脾細胞を肝部分切除を行った同系マウスに静注すると, その肝再生が抑制された.抑制の程度は静注した脾細胞数と処理に用いたpolyI:Cの濃度に依存していた.肝の再生を抑制する活性はガラス膠着性脾細胞(マクロファージ系細胞)に強く, T細胞には認められなかった.polyI:Cで活性化したガラス膠着性脾細胞をpolyI:C非存在下でさらに24時間培養すると抑制活性は減弱するが, indomethacinを添加しておくと抑制活性が維持された.この際, 培養上清のIL-1活性もindomethacin添加群で有意に高く, この抑制が, これらの細胞が生体内に運び込むpolyI:Cの量のみに依存するのではなく, 細胞の活性化の程度に依存するものと思われた.さらに, 活性化脾細胞を静注したマウスの示す肝再生のパターンは, 再生ピークが非静注群に比し24時間遅れる以外は同一であることから, この肝再生の抑制は, 再生能力の消失ではなく再生の遅延を意味していた.このことは活性化した免疫系が臓器の再生を制御する可能性を示唆している.
  • 井口 光正, 藤沢 隆夫, 内田 幸憲, 北畠 正義, 吉田 克己
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 220-223
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    硝酸アンモニウム・エーロゾルは大気汚染物質の1つとして知られている.硝酸アンモニウム・エーロゾルがnatural killer細胞に及ぼす影響をみるために, 硝酸アンモニウム・エーロゾル暴露とアルブミン(卵白とウシ血清アルブミン)吸入により誘発した, 呼吸困難発作のみられるモルモット脾細胞のK-562細胞に対する細胞障害活性を測定した.1)硝酸アンモニウム・エーロゾル暴露又はアルブミン吸入感作は, K-562細胞に対する脾細胞の細胞障害活性を増強させなかった.2)硝酸アンモニウム・エーロゾルとアルブミンを組合せた暴露は, 細胞障害活性を有意に増強させた.以上の結果は, 硝酸アンモニウム・エーロゾル暴露とアルブミン吸入感作の反復は, モルモットのnatural killer cellを活性化させる可能性を示唆した.
  • 佐伯 紀孝, 権東 明, 宮野 径彰, 徳田 安章, 松延 正之
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 3 号 p. 224-228
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    卵アレルギーと診断された乳幼児及び成人アトピー性皮膚炎患者のovalbumin specific IgG4をantihuman IgG4 monoclonal antibodyを用いてELISAにより測定し, blocking antibodyとIgG4 antibodyとの異同について検討した.その結果, 乳児アトピー性皮膚炎患者はovalbumin specific IgE高値, specific IgG4低値, 卵誘発試験陽性の傾向が大なのに対し, 成人アトピー性皮膚炎患者は, specific IgE低値, specific IgG4高値, 卵誘発試験陰性の傾向を示した.また, IgG4の高低により分けた血清によるblocking antibody測定の直接法で, IgG4高値血清に強いblocking effectを認めた.以上のことからovalbumin specific IgG4は卵アレルギーのblocking antibodyとして働いている可能性が強く示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 3 号 p. 229-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 3 号 p. 229-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 3 号 p. 230-232
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 3 号 p. Cover17-
    発行日: 1986/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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