アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
35 巻, 9 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 9 号 p. Cover32-
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 9 号 p. Cover33-
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 河野 茂勝
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 927-935
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 片桐 雅博, 岸本 真知子, 肥田 康俊, 上田 雅乃, 鳥居 新平
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 936-944
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    喘息患者と健常者の白血球からのヒスタミン及びSRS遊離についてcalcium ionophore(Ca-I)とzymosan activated serum(ZAS)を用いて検討し、得られた結果を以下に要約した。1)ヒスタミン遊離について, Ca-Iでは喘息患者と健常者に差はなく, ZASでは喘息群が有意に遊離率が高かった.2)Ca-Iによるヒスタミン遊離量はヒスタミン総量に相関していた.3)白血球をZASで刺激することによってSRSが遊離することが証明され, HPLCと生物活性からロイコトリエンD_4と思われた。4)ZASによるSRS遊離は喘息群が高い傾向があった.5)Ca-IによるSRS遊離は両群に差はなく, HPLCと生物活性からロイコトリエンC_4, D_4, E_4とその他の収縮物質と思われた.以上のことから, Ca-Iは喘息患者の白血球のケミカルメディエーターの遊離の検討に適さず, 生理的物質でもあるZASが適していた.今後, 難治化などの喘息の病態についてZASを用いての検討が必要と思われる.
  • 渡部 創
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 945-952
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気道過敏性は, 気管支喘息の基本的なメカニズムと考えられる.今回, アセチルコリンとヒスタミンの吸入試験を行い, 次のような検討をした.1)アセチルコリン閾値とヒスタミン閾値との関係 2)喘息の初発年齢, 罹病期間, EIA, 重症度について 川崎協同病院小児科に通院中の135名について検討した.吸入試験は, 吸入試験標準化研究会の方法に基づいて行った.結果:1)アセチルコリン閾値とヒスタミン閾値との相関は低く, ヒスタミン閾値はアセチルコリン閾値よりも低かった.2)患者の57.8%は, アセチルコリン閾値とヒスタミン閾値とは4倍以上の違いがみられた.その患者は, 初発年齢の早いもの, 罹病期間の長いもの, 重症のもの, ステロイド使用歴のあるものであった.3)以上のことから, ヒスタミン閾値は喘息の重症度や予後判定の適切な指標だと考えられた.
  • 藤村 政樹, 佐々木 文彦, 三船 順一郎, 松田 保
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 953-959
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    研究目的:気管支喘息患者25名を対象として, 気道過敏性とアラキドン酸代謝系の関係について検討した.方法:選択的トロンボキサン合成酵素阻害剤であるOKY-046, 選択的5-リポキシゲナーゼ阻害剤であるAA-861およびサイクロオキシゲナーゼ阻害剤であるインドメサシンの内服投与前後で, アセチルコリンに対する気道過敏性(PC_<20>-FEV_<1.0>, PC_<35>-1/Zrs)を測定した.結果:OKY-046, AA-861およびインドメサシン投与前後で, 呼吸機能は変化しなかった.OKY-046投与により, PC_<20>-FEV_<1.0>は0.55mg/ml(GSEM, 1.48)から2.24mg/dl(GSEM, 1.51)へ有意(p<0.01)に増加し, PC_<35>-1/Zrsも0.83mg/ml(GSEM, 1.35)から2.04mg/ml(GSEM, 1.55)へ有意(p<0.001)に増加した.AA-861投与によって, PC_<20>-FEV_<1.0>およびPC_<35>-1/Zrsは変化しなかった.インドメサシン投与によって, PC_<20>-FEV_<1.0>は0.49mg/ml(GSEM, 1.41)から0.68mg/ml(GESM, 1.32)へと有意な変化を認めなかったが, PC_<35>-1/Zrsは0.62mg/ml(GSEM, 1.35)から0.93mg/ml(GSEM, 1.32)へ有意(p<0.05)の増加を認めた.
  • 十河 真人, 末松 弘行
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 960-967
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児期に発症した気管支喘息には, 特有な社会心理的要因の存在が想定されている.また, 非行は一種の行動異常であるが, その発生には小児期の成育環境の問題を無視できない.この両者の関連性をみることを目的として.いわゆる非行少年における気管支喘息の発生頻度の調査を行った.1983年, 1984年に関東地方のある少年鑑別所に収容された14歳から19歳までの少年3896名(男性:3289名, 女性:607名)を対象とした.これらの少年の心身の鑑別を目的として作成された健康診査簿を調査した.結果は次のとおりであった.気管支喘息の既往歴のある者は245名(6.3%), 収容前1年以内に喘息発作を起こしたことのある者(有症者)は140名(3.6%)であった.入所した月別でこれらの頻度をみると, 喘息の好発期である11月が最も高く, 既往歴のある者は11%, 有症者は5.2%であった.これらの数値は他の同年代の少年に比し高く, 非行少年における気管支喘息の罹患率は高いといえそうである.
  • 関本 静一, 斉藤 賢弘, 大原 守弘, 西間木 友衛, 粕川 禮司
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 968-974
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    膠原病性間質性肺炎の患者において, 気管支肺胞洗浄液中の細胞分画および肺胞マクロファージのインターロイキン1(IL-1)産生能を測定した.1)膠原病性間質性肺炎患者(12例)洗浄液中のリンパ球は, 対照(6例)3.3±1.7%に対し6.6±3.5%と増加, 好中球も対照0.3±0.2%に対し2.7±3.7%と増加, OKT4^+細胞は対照48.8±12.1%に比し27.7±11.6%と低下, OKT8^+細胞は対照36.1±15.2%に比し56.4±10.9%と増加していた.OKT4^+/OKT8^+比は, 対照1.6±0.8に対し0.5±0.3と低下していた.2)膠原病性間質性肺炎患者の末梢血単球のIL-1産生能は, 対照4.7±1.5U/mlに比し9.0±5.2U/mlと有意(p<0.05)に高く, 肺胞マクロファージのIL-1産生能は, 対照4.4±3.9U/mlに比し10.2±7.8U/mlと高い傾向を示した.3)肺胞マクロファージIL-1産生能は末梢血単球の産生に比べ, 膠原病性間質性肺炎患者で0.7±1.1U/ml:2.8±2.0U/ml, 対照群で0.4±0.4U/ml:2.1±1.9U/mlであり, いずれも有意(p<0.05)に低かった.
  • 高橋 和雄, 庄野 辰彦
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 975-981
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    抗アレルギー薬MY-5116:isoamyl 5, 6-dihydro-7, 8-dimethyl-4, 5-dioxo-4H-pyrano〔3, 2-c〕quinoline-2-carboxylateの主要活性代謝物MY-1250: 5, 6-dihydro-7, 8-dimethy1-4, 5-dioxo-4H-pyrano〔3, 2-c〕quinoline-2-carboxylic acidのサル肺切片からのhistamine遊離に及ぼす影響について検討した.ダニ抗原に過敏なヒト気管支喘息患者血清とサルの肺切片をincubationし, ヒトIgE抗体をサルの肺切片に受動感作した.被験薬の添加1分でダニ抗原添加後の抗原抗体反応によって遊離するhistamine量はモルモット回腸を用いてbioassayした.MY-1250は10^<-5>-10^<-3>g/mlの濃度で用量依存的にhistamine遊離を抑制し, DSCGよりやや強い傾向を示した.Pre-incubation後にダニ抗原を添加し, 遊離抑制作用に及ぼす影響を検討した.2分間のpre-incubationで抑制作用がやや減弱した以外はいずれのpre-incubation時間でも, MY-1250は強いhistamine遊離抑制作用を示した.すなわちMY-1250のhistamine遊離抑制作用はpre-incubationにより消失しなかった.
  • 高橋 和雄, 山田 昇, 遠藤 かのう, 安村 久美
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 982-987
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    MY-5116(isoamyl 5, 6-dihydro-7, 8-dimethyl-4, 5-dioxo-4H-pyrano〔3, 2-c〕quinoline-2-carboxylate)の主要活性代謝物MY-1250(5, 6-dihydro-7, 8-dimethyl-4, 5-dioxo-4H-pyrano〔3, 2-c〕quinoline-2-carboxylic acid)のモルモット肺切片からのmediator遊離に及ぼす影響を検討した.雄性モルモットに抗BPO・BGGモルモット血清(7-day PCA抗体価1:2048)を受動感作した.7日後に肺切片を作製し, 抗原のBPO・BSAを添加して抗原抗体反応によるmediator遊離反応を惹起し, 上清中に遊離したmediatorのhistamineおよびSRS-Aをbioassay法で定量した.抗原と同時に作用させたMY-1250は10^<-7>g/ml以上で濃度に依存してhistamine遊離を有意に抑制し, そのIC_<50>は1.5×10^<-5>g/mlであった.また, MY-1250は10^<-8>g/ml以上でSRS-A遊離を有意に抑制し, そのIC_<50>は7.3×10^<-6>g/mlであった.DSCGはhistamineおよびSAS-A遊離を抑制しなかった.MY-1250と肺切片の5および60分間のpreincubationを行ったが, MY-1250のhistamine, およびSRS-A遊離の抑制作用には影響がなかった.
  • 辻 孝夫, 山口 秀文, 山吹 隆寛, 高橋 健二, 松浦 一陽, 内藤 紘彦
    原稿種別: 本文
    1986 年 35 巻 9 号 p. 988-992
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    インスリン依存型糖尿病患者にみられる血中ラ氏島細胞質抗体(ICA)と10種類の植物レクチン(SBA, UEA-I, WGA, RCA-I, MPA, DBA, Con A, BSA-I, BSA-IIとPNA)のラ氏島細胞に対する関係について免疫組織学的研究を行った.その結果, 植物レクチンの中でMPAレクチンだけがアセトン固定したヒトとラットの膵臓切片を用いた蛍光抗体間接法によるICA陽性血清の結合所見と同様なラ氏島細胞質への組織結合を行った.そして, MPA-アガロースゲル・カラムを用いて精製したラット膵のMPA-結合性糖蛋白(MPA-GP)を用いて吸収試験を2例のICA陽性血清に行ったところ, 両者とも抗体価が減少した.このMPAレクチンの種非特異的なヒトとラットのラ氏島細胞質への特異的な結合性は, 今後ICAに対応する標的抗原解析のために, 有用になる成績と考えられた.
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 9 号 p. 993-
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1986 年 35 巻 9 号 p. 994-996
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1986 年 35 巻 9 号 p. Cover34-
    発行日: 1986/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
feedback
Top