アレルギー
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36 巻, 2 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1987 年 36 巻 2 号 p. Cover13-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1987 年 36 巻 2 号 p. Cover14-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 36 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 石津 吉彦
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 61-71
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    鳥取県米子市を中心に, 山陰地方におけるスギ花粉飛散数の観測を1982年より1986年まで行い, その特徴をまとめた.1.山陰地方ではスギ花粉は2月上旬から下旬に飛散が開始し, 4月下旬まで続き, スギ花粉前線は西部から東部へ移動する.2.山陰地方では安定したスギ花粉の飛散が始まると, 1日の飛散数は日平均気温が高いほど有意に多い.3.スギ花粉症は, スギ花粉が初めて大量に飛散した日あるいはその翌日に最も多く発症し, 飛散数がピークとなる日までにほとんどが発症した.4.米子市では, 前年7月の気象データと翌年のスギ花粉飛散総数との間には有意な相関はみられず, 当年3月の月平均相対湿度(r=-0.982, p<0.02), 2月の月平均相対湿度(r=-0.976, p<0.05), 2月の降水量(r=-0.957, p<0.05)との間に有意な負の相関がみられた.
  • 逢坂 文夫, 春日 斉, 杉田 稔, 松木 秀明, 三宅 健
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 72-80
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    1984年6月-7月にかけて, 東京都杉並区小学校の学童(766名)を対象に, ATS-DLD質問票(環境庁版)を用いて呼吸器症状および居住環境調査を実施した.同時にその学童にRAST法によるスギIgE値の測定を実施した.学童のアレルギー歴, 乳児期の栄養および居住環境(住宅構造, ペットの飼育状況)とスギIgE陽性率との関係を検討した.その結果下記のようであった.1.アレルギー陽性群のスギIgE陽性率は非アレルギー群のそれに比べ有意に高かった.2.通気性の良い木造住宅のスギIgE陽性率に比べ, 密閉性の高い鉄筋・鉄骨住宅および1・2階のそれは有意に高かった.3.乳児期の栄養およびペット飼育状況別にスギIgE陽性率をみると, 小鳥飼育・人工栄養群が非室内飼育・母乳栄養+混合栄養および非室内飼育・人工栄養群に比べ有意に高かった.
  • 村上 巧啓, 五十嵐 隆夫, 佐伯 陽子, 足立 雄一, 松野 正知, 岡田 敏夫, 河合 幸一郎, 熊谷 朗, 佐々 学
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 81-85
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ユスリカは多数の種類があり, 世界的に広く分布し, 近年気管支喘息の原因抗原の1つとして重要なものと考えられている.本邦に生息する代表種としてオオユスリカ(C.p), ミヤコムモンユスリカ(P.k), セスジユスリカ(C.y), アカムシユスリカ(T.a)がある.今回我々はこれら4種のユスリカの交叉抗原性について検討を行った.プリックテスト, RASTにおいてP.k, C.y, T.aのいずれかに陽性を示した患者のうち, おのおの84.4, 93.3%がC.pにも陽性を示した.ユスリカ喘息患者プール血清にP.k, C.y, T.aを添加するとC.p RASTは最高86.3, 83.4, 81.8%抑制され, P.k, C.y, T.aのRASTはC.p添加で52.8, 85.4, 80.9%抑制されたことからC.p, P.k, C.y, T.aに共通抗原性が確認された.オオユスリカ(C.p)は世界共通種であり感作率も高く, ユスリカ喘息の指標抗原として有用と思われた.
  • 梅枝 愛郎, 三浦 進, 中沢 次夫, 松井 茂, 飯塚 邦彦, 吉江 康正, 笛木 隆三, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 86-92
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    〔目的〕気管支喘息の重要な病態である気道過敏性とI型アレルギーとの関連を知る一助として, 気道平滑筋緊張に影響を与える薬剤のIgE抗体産生に及ぼす影響について検討した.〔材料と方法〕IgE抗体産生系は, コンニャク喘息の起因抗原である"コンニャク舞粉"から作成したAg90 30μgとalum 1mgで, BALB/cマウスを感作したものを用いた.使用した薬剤はアセチルコリン(Ach), イソプロテレノール(Iso), 2ピリジルエチラミン(2-PEA, H_1刺激剤), ダイマプリット(H_2刺激剤), PGE_1, PGF_<2α>で, これらを感作時に投与した.対照群では生食を投与した.感作2週後に採血し, 抗Ag90特異的IgE抗体価をラットを用いたPCAで測定した.〔結果〕気道平滑筋を収縮させる薬剤であるAch, 2-PEA, PGF_2αはIgE抗体産生を有意に増強し, 気道平滑筋を弛緩させる薬剤であるIso, ダイマプリット, PGE_1はIgE抗体産生を有意に抑制した.〔まとめ〕気道収縮剤はIgE抗体産生を増強させ, 気道弛緩剤は抑制したことにより, 気道平滑筋の緊張度とIgE抗体の産生量との間の関連性が示唆された.
  • 武藤 敬, 小山 昌三, 斉藤 修, 金高 真人, 小山 信一郎, 大熊 昭晴, 堀江 孝至, 岡安 大仁
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 93-100
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近年, 気道過敏性と気道炎症特に気道内多核白血球との関連が注目されている.我々はモルモットを用い, エンドトキシン(ET)吸入後に肺抵抗(R_L)・動肺コンプライアンス(C_<dyn>)を指標とし, メサコリン吸入に対する気道過敏性と気管支肺胞洗浄液(BALF)中総有核細胞数・多核白血球数・単核球数の経時的変化を観察し, 以下のような結果を得た.(1)対照とした生食水吸入群では全経過を通じて, BALF中総有核細胞数・多核白血球数・単核球数および気道過敏性は変化しなかった.(2)ET吸入後BALF中単核球数は変化せず, 総有核細胞数および多核白血球数は30分, 1時間では変化なく, 3時間, 6時間では著明は増加を認めた.(3)ET吸入後気道過敏性は30分ではやや亢進する傾向はあるものの有意ではないが, 1時間および3時間では有意の亢進を認めた.しかし6時間では亢進は認められず, base lineの状態に回復していた.以上よりET吸入後に気道過敏性亢進およびBALF中多核白血球数の増加が認められたが, 両者の間にには経時的な相違があり, 直接の相関は認められなかった.
  • 有賀 正, 仲西 正憲, 大石 勉, 崎山 幸雄, 松本 脩三
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 101-107
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒスタミンのB細胞に対する直接作用を検索するため, 末梢血より分離したB細胞がStaphylococcus aureus Cowan I(SAC)とrecombinant interleukin2 (IL2)存在下でimmunoglobulin(Igを産生する系にヒスタミンを加え, その影響を検討した.そしてその作用機序につき, B細胞のSAC, SACとIL2によるDNA合成とB細胞上のIL2 receptor発現に対するヒスタミンの影響とから解析した.さらにヒスタミンアンタゴニストによる干渉作用を検索した.その結果, ヒスタミンはB細胞のSAC+IL2存在下でのIg産生に対し, 低濃度(10^<-7>M)では促進を, 高濃度(10^<-3>M)では抑制を示し, その影響は活性化や増殖段階に対するものではなく, Ig産生細胞への分化段階に対するものであると考えられ, H_1 receptorを介して促進作用が, H_2 receptorを介して抑制作用が働くと考えられた.
  • 溝口 靖紘, 阪上 吉秀, 久保井 広志, 山本 祐夫, 森沢 成司
    原稿種別: 本文
    1987 年 36 巻 2 号 p. 108-111
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Propionibacterium acnes加熱死菌をマウスに静注し, 7日後に少量のグラム陰性菌由来のlipopolysaccharide(LPS)を静注すると, ほとんどのマウスは広範な肝壊死を起こして死亡する.しかし, このような実験的肝障害を誘導する際に, ロイコトリエンの産生・遊離抑制作用およびロイコトリエンの拮抗作用をもつazelastineを投与すると, マウスの生存率は高くなり, 肝の組織学的変化も著明に改善された.以上の結果から本実験モデルの肝障害の誘導にはロイコトリエンが何らかの形で重要な役割を果たすと推測された.
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 36 巻 2 号 p. 112-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 36 巻 2 号 p. 112-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 36 巻 2 号 p. 113-116
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1987 年 36 巻 2 号 p. Cover15-
    発行日: 1987/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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