アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
37 巻, 2 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 2 号 p. Cover12-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 2 号 p. Cover13-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 2 号 p. App4-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 2 号 p. App5-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 難波 一弘, 高橋 清, 多田 慎也, 清水 一紀, 中藤 研一, 岡田 千春, 辻 光明, 沖 和彦, 木村 郁郎, 谷崎 勝朗
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 67-74
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    遅発型気道反応(LAR)の発症機序を解明する目的で, 気管支喘息患者にhouse dustの抗原吸入誘発試験を行い, LARの発現約2時間後に気管支肺胞洗浄(BAL)を施行し, 得られたBALF中の出現細胞とleukotrienes(LTs)を測定し, 同時に経時的に末梢血中の細胞分類及び, LTsの測定を行い以下の結果を得た.1)BALF中の細胞は, 吸入試験未施行で非発作の時期や吸入試験によるIAR後に比し, LAR後で好中球, 好酸球, 好塩基球・肥満細胞系などの顆粒球が増加していた.2)BALF中のLTsは, LARでLTC_4及びLTB_4が増加していたが, LTD_4はLARの2例を除いてほとんど同定できなかった.3)末梢血では, 好中球とLTB_4がLAR発作前まで漸増しLAR発作時に減少した.以上より, LARの発症には好塩基球・肥満細胞系だけでなく, 好中球, 好酸球などの血液細胞が関与し, histamineよりもむしろLTC_4が重要な化学伝達物質である可能性が想定された.
  • 武田 潤
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 75-85
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    冷気吸入による呼吸抵抗の経時的変化および気道過敏性との関連を検討するために, 慢性閉塞性肺疾患患者(COPD)23名および心肺疾患の既往のない健常者(normal)5名において新たに独自に開発した装置を用いて, 冷気吸入中の呼吸抵抗を10分間連続的に測定した.methacholineに対する気道過敏性もアストグラフ法にて測定し, 冷気吸入による呼吸抵抗の増加と比較検討した.冷気吸入によって呼吸抵抗は, COPD群において冷気吸入後有意に増加した.その経時的変化では呼吸抵抗が, 冷気吸入とともに徐々に増加する型, 冷気吸入直後に大きく増加し徐々に減少していく型および冷気吸入直後に増加し以後ほとんど変化しない型の3型が認められた.normal群は冷気吸入にてほとんど変化は認められなかった.またCOPD群において, 冷気吸入によって生じる呼吸抵抗の増加の割合は, methacholineに対するbronchial sensitivityと有意な相関関係(r=0.768, p<0.01)を認めた.この結果から気道過敏性のパラメーターとして, 冷気吸入による反応が臨床的に用い得ると思えた.
  • 波田野 洋一, 今野 昭義, 戸川 清, 三浦 一樹
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 86-93
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ELISA法により鼻アレルギー患者の血清および鼻汁中, 健常者血清中ダニ(Dermatophagoides farinae)特異IgG, IgA, IgM抗体価を測定した.血清中ダニ特異IgG, IgA抗体価は鼻アレルギー患者で健常者より有意に高値を示した.また鼻アレルギー患者血清中IgG, IgA抗体価間に有意な相関が認められた.量的にみると血清ではIgG抗体, 鼻汁中ではIgA抗体が主たる抗体であった.鼻アレルギー患者のダニ特異IgG, IgM抗体価は血清および鼻汁間に有意な相関がみられたが, これは誘発試験による血清抗体の漏出によるためと考えられた.IgA抗体価は血清および鼻汁間に相関がみられなかった.これは鼻汁中にすでに局所で産生されたIgA抗体が多量に存在するためと推測された.抗原侵入に際して居所鼻粘膜における主抗体であるIgA抗体の果たす役割は少なくないと考えられた.
  • 趙 崇良, 石井 宗彦, 飯島 秀弥, 山内 広平, 田村 弦, 無江 季次, 滝島 任
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 94-98
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アスカリス抗原感作モルモットの血中特異抗体及び抗体産生細胞の変動推移を二重免疫拡散法とreverse hemolytic plaque assay(RHPA)法で測定した.抗原チャレンジーを行うと, 即時型反応にひきつづき遅発型反応を認めるものがあった.血中特異抗体は2回ブースター後の6週目に高値となり, IgE産生細胞もほぼ同じ時期に最も多く認めた.この血中特異抗体値とIgE産生細胞の最高値の時期にはまた遅発型反応が最も発生しやすかった.また, 遅発型反応陽性群は陰性群よりも沈降抗体量が多かったが, 陽性群の抗体力価と気管支収縮反応の間には特に相関はみられなかった.以上の所見は, 遅発型気道反応の発生には特異抗体の関与することを示唆している.
  • 長尾 憲樹
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 99-106
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ウレタンフォームの原料などとして使われているtoluene-diisocyanate(TDI)は, 呼吸器に対する感作性物質としてよく知られている.先に, 著者は皮膚感作されたマウスの血清中にTDI-specific IgG抗体を検出し, 報告した.今回, TDI塗布濃度の多少による耳介腫脹率の差異と, TDI-specific IgG抗体のtiterの変動について検討した.次いで, 抗TDI-HSAウサギ血清と, 他のイソシアネート化合物との交差性を検索した.さらにTDI塗布皮膚のTDI結合部位についても免疫化学的検討を加えた.1.TDIを塗布することによって発現する接触過敏反応は, 0.1%濃度でも成立した.さらに1-5%濃度では, チャレンジ後の耳介腫脹率に有意差はみられなかった.2.TDI塗布により産生されたTDI-specific IgG抗体は, 0.1%濃度において検出できなかったが, 1-5%濃度では, 量反応的に増加する傾向がみられた.3.抗TDI-HSAウサギ血清は, p-TMI-HSA, MDI-HSAおよびHSAと交差性を示し, 特にp-TMI-HSAと強く反応した.4.TDI塗布皮膚の組織における, 抗TDI-HSAウサギ血清を用いた免疫染色性は, 表皮のみならず真皮にも観察された.5.TDI塗布皮膚の水可溶性蛋白から, immuno-affinity chromatographyを用いて, TDI-conjugated albuminを検出した.
  • 大野 修嗣
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 107-114
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    漢方薬「補中益気湯」の臨床的効果とNK細胞活性について35例の慢性疾患々者で検討した.補中益気湯服用前のNK細胞活性は24.6±13.7%であり, 服用後30.4±14.4%となり危険率5%以下で有意の上昇であった.補中益気湯服用にて臨床症状改善が認められた8例では, 服用前19.6±9.6%であったNK細胞活性は, 服用後38.2±15.4%となり, 危険率1%以下の有意の上昇となった.また服用前NK細胞活性が20%以下と低値群も危険率1%以下で有意の上昇が認められ, NK細胞活性高値群では逆に低下する傾向が認められた.リンパ球自体に対する作用を検討すると, 50-500μg/ml濃度の補中益気湯添加mediumで培養したリンパ球では有意のNK細胞活性上昇が認められている.CD4抗体処理後およびCD8抗体処理後の細胞群による検討では, いずれもNK細胞活性高値群に対して補中益気湯が抑制的に作用していることが示唆された.補中益気湯の臨床的効果と, リンパ球に対する影響がよく一致していると考えられた.
  • 平泉 隆, 中島 宏昭, 賀嶋 直隆, 小林 和夫, 井出 宏嗣, 高橋 昭三
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 2 号 p. 115-120
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    26名の蕁麻疹患者に自家血療法を行い, その臨床的有効性を確認した.さらに, 自家血注射の有効性を検索するために, 自家血注射前後で抗原あるいは非特異的刺激としての compound 48/80による皮内反応閾値テストを36名の患者に行った.慢性蕁麻疹患者に対する自家血療法の効果は26名中21例に認められた.自家血注射後の皮内反応閾値の上昇は, 抗原による場合には19例中6例に, compound 48/80による場合には17例中5例に認められた.さらに膨疹の50%以上の縮小が, 抗原による場合には19例中12例に, compound 48/80による場合には17例中9例に認められた.以上より自家血注射は, 皮内反応の原因が特異的あるいは非特異的刺激にかかわらず皮内反応を抑制することが示唆され, これらの事実が蕁麻疹患者に対する自家血療法の有効性に関与しているものと考えられる.
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 2 号 p. 121-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 2 号 p. 122-124
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 2 号 p. Cover14-
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
feedback
Top