アレルギー
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37 巻, 6 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 6 号 p. Cover24-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 6 号 p. Cover25-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 6 号 p. App9-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 6 号 p. App10-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 東, 浦田 誓夫, 阿部 ゆかり, 小川 裕, 野本 日出男, 武井 伸夫, 溝部 政史, 眞野 健次
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 313-321
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    一般臨床で使用する各種副腎皮質ホルモン剤が, in vitroにおいてヒト末梢血白血球からのヒスタミン遊離に及ぼす影響に関して検討した.各種薬剤は用量依存的に抗IgE抗体刺激系あるいはGa^<2+> ionophore A23187刺激系におけるヒスタミン遊離を抑制し, hydrocortisoneは生理的血中濃度の範囲でヒスタミン遊離を抑制した.副腎皮質ホルモン剤のヒスタミン遊離抑制作用はtriamcinolone acetonide > betamethasone > prednisolone > hydrocortisoneの順であり, 一般臨床における抗炎症作用と相関することが認められたが, 相対力価は異なると考えられた.各種薬剤の作用発現には, Lag timeが必要であり, 約6時間後より遊離抑制が認められ24時間以上持続した.グルココルチコイド拮抗薬の17α-methyltestosteroneおよび蛋白合成阻害剤のcycloheximideは, 副腎皮質ホルモン剤のヒスタミン遊離抑制作用を阻害し, 副腎皮質ホルモン剤の作用発現にはホルモンと受容体の結合, 蛋白質合成経過程が関与している可能性が示唆された.
  • 高橋 清, 清水 一紀, 難波 一弘, 中山 堅吾, 岡田 千春, 辻 光明, 中藤 研一, 多田 慎也, 木村 郁郎, 周藤 真康, 谷崎 ...
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 322-330
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    重症難治性喘息における好中球の役割を明らかにする目的で, 末梢血好中球をpurify(≧95%)し, 非免疫学的あるいは免疫学的刺激を加えた際のLTs産生能をHPLCにて定量し, 同時にsuperoxide産生能も測定した.その結果, Ca I刺激では健常人に比し喘息群でLTC_4, D_4, B_4の産生能がいずれも有意に亢進しており(p<0.01), 特に重症難治群では非難治群に比しLTC_4の産生能が著名に亢進していた(p<0.05).一方, 抗IgE抗体の刺激ではLTsの産生はほとんど認められなかったが, 抗IgG, ZAS刺激では重症難治群でLTC_4産生能が亢進する傾向であった.また, Con A刺激によるsuperoxide産生能は, 健常人と非難治群の間には差はみられなかったが, 重症難治群では有意に亢進していた(p<0.005).かかるsuperoxideとLTs産生能の間にはr=0.61の相関がみられた.以上, 重症難治性喘息の病態には, 好塩基球・肥満細胞系からのhistamineよりも, むしろ気道反応局所に多数出現する好中球をはじめとする炎症細胞から産生されるLTs, superoxideなどの化学伝達物質の役割が重要であると思われた.
  • 諸井 孝
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 331-343
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児アレルギー疾患の発現に食物アレルゲンは大きな位置を占めている.今回, 我々は卵白・牛乳・大豆に対する特異的IgG_4抗体を測定し, IgE RAST法による結果ならびにアレルギー疾患諸因子との関係を比較検討した.対象はアレルギー疾患児241名(男児145名, 女児96名;平均年齢7.2歳)で, 全例IgE RIST値, 好酸球数, D.f.・卵白・牛乳・大豆4種のIgE RAST値と食物3種のIgG_4抗体値を求めた.結果は以下のとおりであった.1)IgE RAST値とIgG_4抗体値相互関係にて, 卵白・大豆では相関係数が負を示し, 牛乳では相関係数が正を示した.2)卵白IgG_4抗体値のみ有意差を認めた因子:アトピー性皮膚炎, 家族歴.3)卵白・大豆2群に有意差を認めた因子:性別, EIA, アレルギー性鼻炎, IgE RIST値, 好酸球数, D.f.RAST値.4)卵白・牛乳・大豆3群に有意差を認めた因子:年齢, 初発年齢, アレルギー合併症, アレルギー重症度.特に, 重症になるにしたがい, IgG_4抗体値は高値を示した.
  • 本間 啓伸
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 344-354
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    多剤を服用していた薬物アレルギー患者において, EIA法を用いて原因薬物の同定を試みた.さらにアスピリン及びampicillinに対する特異性を検討し, 次の結果を得た.1)典型的症例の患者血清中にはABPCとサリチル酸に対するIgG, IgM抗体が検出された.2)この患者の身体所見及び血液学的検査所見と薬物抗体活性とには, 相互に関連付けされる変化が観察された.3)原因薬物及び種々の薬物を用いた抗原競合阻止試験により, これらの抗体は原因薬物に対して特異的であることが示唆された.4)血球減少症を伴う薬物アレルギー患者の薬物抗体は, IgG, IgMともに高かった.4)血球減少症を伴う薬物アレルギー患者の薬物抗体は, IgG, IgMともに高かった.以上よりGBを用いるEIA法は, II型薬物アレルギー患者における原因薬物の同定に有効であると思われる.
  • 岸川 禮子, 長野 準, 勝田 満江, 宗 信夫
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 355-363
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    福岡市において1972年より現在までDurhamの標準花粉検索器を用いて空中花粉調査を行っている.スギ・ヒノキ科の飛散花粉が最も多く, スギはおおよそ2月-3月, ヒノキ科は3月-4月に飛散している.花粉飛散量と飛散開始時期が毎年著しく変化する.気象条件との関係を検討した結果, 飛散量は前年度7月の月平均気温(r=0.878, p<0.001), 飛散開始日はその年度1月の月平均気温(r=-0.765, p<0.001)と最も高い相関を示した.一方, スギ・ヒノキ科花粉によるスギ花粉症新患者数(九大耳鼻科外来)とスギ・ヒノキ科花粉飛散量の年次変動はほぼ平行している(r=0.906, p<0.01).スギ・ヒノキ科花粉を一括した飛散花粉の予報はある程度可能で, 臨床家や患者にとって重要な情報となると考えられる.
  • 笹本 明義
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 364-370
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Pharmacia社の設定するPhadebas RAST unit(PRU)では, タリダニの一種であるDermatophagoides farinae(D.f.), Dermatophagoides pteronyssinus(D.p.)に対する値は, その上限を越えてしまうことが多い.そこで今回, 患者血清の50倍希釈系を作り, D.f.に対するRAST実測値を求めることによって, 気管支喘息に及ぼす影響について検討した.結果:1.D.f.に対するRAST(PRU/ml)は, 145.3±15.3(mean±S.E.)であった.2.D.f.値は4歳にピーク値をとった.3.IgE(RIST)・H.D.(RAST)・eosinophilとよく相関した(おのおのr=0.75・r=0.88・r=0.49).4.合併症, 家庭環境によってD.f.値は大きく左右された.5.家族歴の有無とD.f.値とは若干の有意な傾向を示した.以上のことから, D.f.値は予想以上の高値をしめし, 環境因子による後天的感作は, アレルギー症状発症の大きな引き金になると考えられた.
  • 岩崎 栄作, 馬場 実, 宮本 昭正, 我妻 義則, 舘野 幸司, 高橋 昭三, 西片 光, 根本 俊彦, 川合 満, 倉沢 卓也, 長野 ...
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 371-380
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    食物アレルギーの臨床症状を有する患者69例(気管支喘息, アトピー性皮膚炎, 蕁麻疹, 鼻アレルギー, 胃腸アレルギー)を対象に食物アレルゲンのRASTを施行し, 各アレルゲンの臨床面における有用性について検討を行った.1)卵アレルギーでは, 卵白, 卵黄, 鶏肉の順にRAST陽性率は高く, 卵関連アレルゲンは卵白でスクリーニングできると考えられた.2)牛乳アレルギーでは, カゼインは乳清分画のα-ラクトアルブミン, β-ラクトグロブリンよりRAST陽性率は高く, カゼインとチーズはほぼ同等のRAST結果であった.牛乳RAST陽性では牛肉にも陽性がみられ, 注意が必要である.3)穀類, 豆類のアレルギーでは, 小麦, 米, ソバ, 大豆, ピーナッツは臨床上重要なアレルゲンであり, 高いRAST陽性率を示した.ゴマもRAST陽性率は高く, 重要なアレルゲンと考えられた.4)魚類, 甲穀類のアレルギーでは例数は少ないがRASTの有用性が認められた.肉類, 野菜, 果物では例数も少なく, さらに検討を加える必要がある.
  • 森川 利夫, 五十嵐 裕
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 381-386
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    現在英国および米国において市販されている簡易血中テオフィリン濃度測定キットAccuLevel^<TM>を試みに輸入して使用してみた.本キットはenzyme immunochromatographyの原理によるもので, 添付されているもの以外には何らの装置も器具をも必要とせず, また何らの特殊な技術も要せずに, 採血を含めて約20分という短時間で正確な測定値を出した.その測定値は蛍光偏光免疫測定法(FPIA)による測定値との比較において, 相関係数が0.994および0.985と正確なものであり, 気管支喘息の実地診療の場において非常に有用なものであると考えられた.
  • 相沢 久道, 宮崎 直樹, 友岡 真樹, 重松 信昭, 江島 剛
    原稿種別: 本文
    1988 年 37 巻 6 号 p. 387-390
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    substance P (SP)の迷走神経に対する作用についてモルモット気管筋を用いて検討した.気管筋収縮を起こさない7×10^<-10>, 7×10<-9>Mの濃度においてSPは電気刺激による気管筋収縮を増強させたが, acetylcholine (ACh)による収縮には変化を与えなかった.次に内因性のSPの役割を評価するため, capsaicinを用いて検討した.気管筋の収縮を引き起こさないcapsaicin 10<-7>Mは, 電気刺激による気管筋収縮反応を増強させた.capsaicin 10<-6>M以上になると気管筋は用量依存性に気管筋を収縮させた.これらの結果はSPには迷走神経末端からのACh放出を促進する作用があることを示し, 更に内因性のSPも同様の作用を有している可能性を強く示唆するものである.
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 6 号 p. 391-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 6 号 p. 392-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1988 年 37 巻 6 号 p. 393-396
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1988 年 37 巻 6 号 p. Cover26-
    発行日: 1988/06/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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