アレルギー
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39 巻, 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 青木 敏之
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 1-5
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 岩本 逸夫, 木村 亮, 田中 真, 冨岡 玖夫, 吉田 尚
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 6-11
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者におけるsubstance P(SP)に対する皮膚反応性を調べるため, 気管支喘息患者(n=12)と健常人(n=9)にSP(10^<-7>〜10^<-5>M)を皮内投与し, 両者の紅斑および膨疹形成能を比較検討した.気管支喘息患者ではSPによる紅斑および膨疹が健常人に比し有意に大きかった.またSPのN末端ペプチドであるSP_<1-9>による紅斑および膨疹も気管支喘息患者で健常人に比し有意に大きかった.しかしC末端ペプチドのSP_<6-11>およびneurokinin Aは膨疹のみしか惹起せず, しかも両者間で有意の差を認めなかった.以上から気管支喘息患者ではSPによる皮膚反応性が健常人に比し亢進していた.これら反応性の差が皮膚肥満細胞を活性化するSPとSP_<1-9>のみで認められたことから, 特に気管支喘息患者の皮膚肥満細胞のSPに対する反応性の亢進が示唆される.
  • 中村 晋
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 12-20
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    職業性喘息は単一抗原による吸入性アレルギー性気管支喘息の典型で, その予後を検討することは公衆衛生の見地からは予防あるいは環境対策の適否を評価する点で, 臨床面では諸治療法の遠隔成績を論ずる上で重要と考えられる.今回は1967年くわ喘息発見以来22年間に経験した職業性喘息28例につき追跡調査を行い, 長期予後の検討を試みたので結果を報告した.28例中回答なし4, 消息不明による返戻6, 交通事故死1例で実際の検討対象は17例であった.転職〜配置転換により抗原飛散のない作業環境が得られたのは8例で, 家塵への重複感作のため回避効果が明らかでない1例を除き7例全例"嘘のように症状が消失した"と答え, かかる場合長期予後良好と判断された.これに対し転職していない9例中2例は材料の変更、職場環境の変更で抗原への接触を断ったため症状消失をみたが, 残余の抗原被曝下に従業を余儀なくされる7例では職業環境の改善及び防禦措置が不十分であるほど症状も継続し, これらの点への徹底した対応が必要と考えられた.
  • 山本 英明, 永田 真, 田部 一秋, 鈴木 忍, 丸尾 仁, 坂本 芳雄, 山本 恵一郎, 土肥 豊
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 21-27
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者10名に対し, mabuterol, clenbuterolおよびfenoterolの3種類の長時間作用型β刺激薬を就寝前に1回経口投与した際の, morning dippingに対する抑制効果を交叉法で比較検討し, 以下の成績を得た.投与前値に対する翌朝6時の肺機能の変化量の検討において, clenbuterol投与時では非投薬時に比べ, FVC, FEV_<1.0>, PEFR, V_<50>およびV_<25>のいずれにおいても有意なmorning dippingの抑制効果がみられた.一方, mabuterolおよびfenoterol投与時では非投薬時に比べ, FVCおよびFEV_<1.0>において有意なmorning dippingの抑制効果がみられたが, PEFR, V_<50>およびV_<25>においては有意差はみられなかった.副作用として, clenbuterol投与例の2例において動悸が観察された.以上の成績より, 長時間作用型β刺激薬の就寝前経口投与はmorning dippingの抑制に有効な治療手段であると考えられるが, これらの薬剤を使用する際は, 個々の症例に最も適した薬剤を選択することが好ましいと思われた.
  • 重田 征子, 高尾 好, 小埜 和久, 岡 智, 城 智彦
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 28-35
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ホヤ喘息患者に対して特異的に皮内反応を与える3つの糖タンパク性ホヤ抗原, DIIIa, Ei-M, 及びGi-repの内, 喘息誘発能及び結膜反応性を合わせもつのはDIIIaだけで, Ei-MやGi-repはこれを欠く.このDIIIaを, 過ヨウ素酸で酸化すると, 皮内反応性と同時に, 結膜反応性も消失するので, この両アレルゲン活性は, いずれも, DIIIaの糖鎖上に存的する同じエピトープに依存するものと考えられた.一方, プロナーゼ消化や, カルボキシル基及びアミノ基の化学修飾によってもDIIIaの結膜反応性は消失するが, 皮内反応性は保存される.したがって, DIIIaに特有な, 気管支や結膜などの粘膜におけるアレルギー反応の誘発は, DIIIaのタンパク部分に存在する比較的小さな構造的因子によって支援されている可能性が示唆される.この結膜アレルゲン性支援因子(CASF)は, DIIIaに粘膜透過性を付与することにより, 粘膜中に分布するホヤアレルギー特異的IgEに対して, 糖鎖性エピトープを介するDIIIaの免疫反応を可能にしているものと思われる.なお, ウサギ抗DIIIa血清の特異性を解析して, DIIIaマーカーとして有用な, 過ヨウ素酸酸化及び酸に安定で, 熱及びアルカリには不安定な, タンパク性のエピトープ(γ型)の存在を検出した.しかし, γ型エピトープは, この熱及びアルカリには安定なCASFとは一致しない.
  • 溝部 政史
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 36-41
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の病因にα交感神経受容体がどの程度関与しているかはよく判っていない.しかし, 喘息にα遮断剤を投与して有効であったとする報告は多い.最近, α_2受容体に比較的選択性の高いα_2遮断剤midaglizoleが臨床的に喘息に有効であることが報告されている.そこで, in votroにおいてmidaglizoleがヒト及びモルモットの気道平滑筋に及ぼす影響について検討した.midaglizoleはカルバコールで収縮させたヒト気管支平滑筋を用量依存的に弛緩させEC_<50>は(6.0±0.19)×10^<-5>Mであった.またヒト気管支平滑筋において5×10^<-10>Mのイソプロテレノールと3×10^<-5>Mのmidaglizoleによって得られる最大弛緩率はそれぞれ(30.0±9.5)%と(40.8±7.0)%であるが, 両者を併用した場合はほぼ100%の最大弛緩率が得られ, 両者の間に相加作用が認められた.同様の傾向はモルモット摘出気管筋でもみられた.また、midaglizoleはβ交感神経受容体との結合力は無く, l-プロプラノロールによってもその作用は遮断されなかった.これらの結果はmidaglizoleが喘息の治療に関して臨床的にも有効である可能性を示唆するものである.
  • 大野 勲, 丹野 恭夫, 滝島 任, 井田 士朗
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 42-47
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ウイルス特異的IgE抗体の存在とその生物学的意義を調べるために, 我々は抗ヒトIgEモノクロナール抗体を用いて, enzyme-linked immunosorbent assay(ELISA)により, Epstein-Barr virus(EBV)特異的IgE抗体を測定した.その結果, 伝染性単核球症(infectious mononucleosis, IM)や上咽頭癌(nasopharyngeal carcinoma, NPC)を含むEBV関連疾患をはじめ, 健常者や気管支喘息, 各種膠原病患者でもEBV特異的IgE抗体の存在を確認した.しかし, その抗体価は, 各疾患群や健常者群の間で有意差を認めなかった.また, 抗EBV IgG抗体とIgE抗体の分布には相関はみられず, 抗EBVIgE抗体の分布は, 血清IgE値と無関係であった.
  • 川野 豊, 野間 剛, 吉沢 いづみ, 前田 和一, 山口 公一, 馬場 実, 矢田 純一
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 48-53
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ダニ抗原に感作された気管支喘息患児末梢血リンパ球においてはダニ抗原刺激によりinterleukin2(IL2)反応性が誘導されるが, 健康者リンパ球においてはこのような現象は認められない.この健康者末梢血リンパ球をサプレッサーインデュサーを認識するとされる抗CD45Rモノクローナル抗体で前処理するとダニ抗原刺激によりIL2反応性が誘導されたが, 培養開始後1日目以降の抗体処理ではそのような誘導は認められなかった.抗CD45R抗体処理健康者リンパ球におけるダニ抗原刺激時のIL2反応性の程度は, 気管支喘息患児末梢血リンパ球で本来認められる反応の大きさとほぼ同等であった.気管支喘息患児においては抗CD45R抗体処理により反応性の増強は認められなかった.以上より健康者リンパ球では反応性誘導の初期に抗CD45R抗体でサプレッサーインデューサーをブロックすることにより, ダニ抗原刺激によるIL2反応性が, 患児と同程度に誘導されること, 及び患児においてはこのサプレッサーインデュサーレベルでの抑制能が欠如しているために健康者では認められない過剰反応が誘導される可能性が示唆された.
  • 鵜飼 幸太郎, 湯田 厚司, 野々山 勉, 坂倉 康夫, 芦田 康子
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 1 号 p. 54-58
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    amlexanox経口投与によるモルモットの実験的鼻アレルギーに対する抑制作用を検討した.卵白アルブミンを抗原として感作したモルモットは抗原誘発により, 対照群に比較して鼻汁中への漏出色素量とヒスタミン含量増加及び鼻腔抵抗値の上昇がみられた.amlexanox20及び60mg/kg/dayの3週間連続経口投与は, 抗原誘発後の漏出色素量とヒスタミン含量増加及び鼻腔抵抗上昇を用量依存的に有意に抑制した.以上の結果から, 抗アレルギー剤amlexanoxの経口投与での鼻アレルギーに対する有用性が示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 1 号 p. 59-
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 1 号 p. 60-63
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 1 号 p. Cover4-
    発行日: 1990/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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