アレルギー
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39 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 3 号 p. Cover18-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 3 号 p. Cover19-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 3 号 p. App3-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 奥田 稔
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 301-306
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 木村 亮, 岩本 逸夫, 落合 賢一, 中川 典明, 冨岡 玖夫, 吉田 尚
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 307-312
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    neutral endopeptidase(NEP;EC 3. 4. 24. 11)は神経ペプチドを効率よく水解する酵素の一つである.神経ペプチドによる白血球活性化の調節機序を明らかにするため, ヒト末梢血白血球分画(単核球, 好中球, 好酸球, 好塩基球)におけるNEP活性の分布を調べた.NEP活性はNEP阻害剤phosphoramidon(1×10^<-6>M)で抑制されるMet^5-enkephalin水解活性としてHPLCにて測定した.また最近NEPのアミノ酸配列とcommon acute lymphoblastic leukemia antigen(CALLA)のそれとの同一性が示唆されたため, 3種の抗CALLA抗体を用い白血球各分画におけるCALLAの分布をFACSにて検討した.その結果, 末梢血白血球では好中球にのみ有意のNEP活性(59.0±9.1pmol/分/10^6enkephalin水解活性)が認められたが, 単核球, 好酸球, 好塩基球にはNEP活性は認められなかった.またCALLA抗原も好中球にのみ陽性で, 他の白血球は陰性であった.以上からヒト末梢血白血球では好中球のみがNEP活性を有した.好中球における神経ペプチドによる活性化の調節にはNEPが関与する可能性が示唆される.
  • 重田 征子, 高尾 好, 小埜 和久, 岡 智, 城 智彦, 勝谷 隆, 大塚 正, 坪井 信治
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 313-321
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    喘息誘発性ホヤ抗原, DIIIa(MW9,980)のホヤ喘息に対する極めて低い減感作治療効率を, グルタルアルデヒド重合によって顕著に改善した.Gi-rep(MW 106,000)と同程度の分子量の重合物(poly-DIIIa-G)は, 最も有効なEi-Mに匹敵する高い治療効率を示すと同時に, ほとんどの有効症例で, 最も有効な治療抗原Ei-Mと反応する特異IgG抗体価に顕著な増加を認めた.分子量がEi-M(MW 22,800)と同程度の重合物(poly-DIIIa-E)も, poly-DIIIa-Gより僅かに低いが, 高い治療効率を示し, 有効症例の約半数に特異IgG抗体価の増加傾向を認めた.しかし, DIIIa治療の無効症例のほとんどについて, このような特異IgGの有意な増加は認められなかった.一方, 特異IgE抗体価に関しては, 治療効果の有無にかかわらず, ほとんどの患者について有意な変動は認められなかった.特異IgG抗体価の増加と治療効果の増強との間のこのような相関は, この治療効率の改善が, 重合によるDIIIaの免疫原性の顕著な増強によるものであることを示唆する.重合DIIIaにより誘導される優勢な特異IgGは, DIIIaのような喘息誘発性抗原に対する特異IgEの結合を, 拮抗的に阻害する遮断抗体として機能するものと思われる.
  • 成島 道昭, 秋澤 孝則, 田中 一正, 中神 和清, 鈴木 一, 野口 英世
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 322-329
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者28名にアストグラフを用いてアデノシンを吸入させ, その吸入前後における血中サイクリックヌクレオチド, ロイコトリエン, トロンボキサンB_2を測定し, 気管支収縮の作用機序についての検討を行った.またアデノシン吸入前の血中テオフィリン濃度を変化させることで, アストグラムにいかなる変化が認められるか, 初期呼吸抵抗値(Rrs cont), アデノシン吸入閾値(Dmin), コンダクタンス低下速度(S Grs/Grs cont)について検討した.アデノシン吸入前後での血中cAMP, cGMP, LTB_4, LTC_4, TXB_2において, TXB_2は有意な上昇を示した.アストグラムは, 血中テオフィリン濃度を治療域まで上昇させることで, Dminは有意に上昇したが, Rrs cont, S Grs/Grs contは変化しなかった.気管支喘息患者に対するアデノシン吸入は気管支収縮をひきおこすが, それはTXB_2を主体とするサイクロオキシゲナーゼ代謝系の関与が示唆された.またテオフィリンはアデノシンに対する気道過敏性を抑制するが, 気道反応性への影響は示さなかった.
  • 小屋 二六
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 330-338
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我々は0歳アレルギー患児94名;呼吸困難を伴った喘鳴児21名, アトピー性皮膚炎患児35名, 喘鳴・アトピー性皮膚炎合併患児34名, 他のアレルギー患児4名における各種食物抗原, 卵白・牛乳・大豆に対する特異IgE, IgG_4抗体を測定し, 次のような結果を得た.1)全患児でみると, 特異IgE抗体群においては卵白IgE抗体の陽性率が高く, 特異IgG_4抗体群においては牛乳IgG_4抗体の陽性率が高値を示した(p<0.001, p<0.005).2)各症状別に検討すると, 喘鳴群においては牛乳IgG_4抗体陽性率が高く, アトピー性皮膚炎群, 喘鳴・アトピー性皮膚炎合併群2群においては, 卵白・牛乳IgE抗体陽性率が有意に高値を示した.3)IgE RIST値が21IU/ml以上の群においては卵白, 牛乳IgE抗体陽性率が高く, 好酸球数が301/mm^3以上の群においては卵白, 牛乳, 大豆IgE抗体並びに卵白IgG_4抗体陽性率が有意に高値を示した.
  • 鬼塚 黎子, 井上 謙次郎, 神谷 久男
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 339-347
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    われわれはイセエビ網漁師に発症するアカトゲトサカによる気管支喘息の2症例に遭遇し, アレルギー学的検討を加え, 同業者72名についても調査し, それらの概要を報告した.宮崎県大平洋岸のイセエビ漁師で毎年9月解禁から4月15日までのイセエビ漁期に捕獲物を網からはずす作業により, くしゃみ, 鼻汁, 咳嗽, 喘息発作, 眼結膜の充血, 腫脹及び接触部位の皮膚炎をおこす症例を経験した.漁期であってもトゲトサカ(海産腔腸動物)が捕獲されない日は発症しない.アンケート調査により同業者は眼, 皮膚症状は100%に認められるが気管支喘息は9%が発症し鼻症状は39%に認められる.アカトゲトサカ生食水抽出画分による皮内反応はイセエビ漁師喘息例は即時型遅延型とも強陽性, 他職種喘息10例では遅延反応は陰性, 即時反応は一部が陽性, 健常者5例はともに陰性であった.アカトゲトサカはヒトに対し, 感作原性をもちアレルギー症状をおこすことが推察され同時にトキシンの直接作用を併せもつことが考えられる.アカウミトサカに起因すると考えられる本アレルギーは作業構造の変化によって生じた職業アレルギーと考えられる.
  • 斎藤 公幸, 下条 直樹, 星岡 明, 河野 陽一, 新美 仁男, 中島 博徳, 田辺 恵美子, 小山 哲夫
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 348-353
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデスの1症状として紫斑をみることは少なくない.しかし, ステロイド療法を開始した後に新たに紫斑の出現をみることは稀である.我々は, 16歳, 男子の全身性エリテマトーデス患者にステロイド治療を開始して10日後に, 臨床症状ならびに検査結果が改善したにもかかわらず, 新たにアレルギー性紫斑病様発疹が出現した症例を経験した.この患者の血中免疫複合体の分子サイズを検討したところ, 治療開始前には, 7S-19Sに分布していた免疫複合体は, 紫斑出現時には, 7Sの免疫複合体が主体となり, 大分子サイズが減少した事が明らかになった.免疫複合体の分子サイズの変化がこの症例における皮膚血管炎の発症に何らかの関連をもっていることが示唆された.
  • 浜崎 雄平, 宮崎 澄雄
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 354-360
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    多核白血球は, 強力な白血球走化因子であるロイコトリエンB_4(LTB_4)を大量に産生する.川崎病の血管炎の進展にこの走化因子がなんらかの役割を果たしている可能性を検討する目的で, 19人の川崎病患児より, 急性期(0-12日), 回復期(13-29日), 治癒期(30日以上)の3期に計55回の採血をおこない, 多核白血球を分離, 培養し, Ca ionophore刺激によるLTB_4産生量をHPLCで測定した.その結果, 急性期11.90±1.91, 治癒期13.87±1.85に比べ回復期には26.43±4.20ng/5×10^6cellsと有意に高値を示すことが明らかとなった.臨床経過上回復期と思われる時期に局所ではLTB_4の関係した白血球の走化が活性化されている可能性を示すものと考えられる.しかし, 冠動脈病変の進展との因果関係は明確ではなく, 通常の炎症因子との相関もえられなかった.γ-globulinの併用で回復期のLTB_4産生増加はやや抑えられる傾向を示したが, この点に関してはもうすこし検討の余地があると思われた.
  • 今井 史彦, 鈴木 輝彦, 石橋 俊子, 秋山 雄次, 片桐 敏郎, 土肥 豊
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 3 号 p. 361-364
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒト末梢血より得た樹状細胞は自己のT細胞と特異な細胞集塊(クラスター)を形成する.今回はこのクラスターを形成するT細胞について検討を加えた.クラスターを形成するT細胞は主としてCD4抗原陽性でありCD8抗原陽性細胞は極く僅かであった.さらにクラスターを形成するT細胞は主として2H4抗原陽性であった.しかしながら一部のT細胞は4B4抗原陽性であった.従ってクラスターを形成するT細胞は主としてCD4陽性2H4陽性細胞であることが示唆された.クラスターを形成するT細胞の機能についても検討を加えた.クラスター非形成T細胞をコントロールとするとクラスター形成をするT細胞は有意にPWM誘導免疫グロブリン産生を抑制した.以上の結果よりクラスターを形成するT細胞は主としてサプレッサー・インデューサーT細胞よりなっていることが示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 3 号 p. 365-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 3 号 p. 365-366
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 3 号 p. 366-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 3 号 p. 367-369
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 3 号 p. Cover20-
    発行日: 1990/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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