アレルギー
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39 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 4 号 p. Cover21-
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 4 号 p. Cover22-
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 4 号 p. App4-
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 三浦 恭定
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 371-376
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 本島 新司, 九嶋 敦, 緒方 英嗣, 立石 欣司, 福田 健, 牧野 荘平
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 377-383
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近年気道過敏性の獲得に気道上皮傷害の関与が示唆されている.われわれは今回気管支喘息患者において, 喀痰中に認められる気道上皮細胞の集塊(Creola body, CrB)の出現と気道過敏性の関係を検討した.寛解期の患者より喀痰を採取後気道過敏性を評価するためにアセチルコリン吸入試験を行った.喀痰100μlをスライドグラスにとり2枚のスメアを作製, パパニコロー染色とギムザ染色を施した.パパニコロー染色したスライド上全野にわたりCrBの存在を検索し, 認められた各CrBに, そのCrBを構成する上皮細胞数に従い点数を与え, 点数の合計を患者のCrB scoreとした.CrB陽性の患者は陰性の患者より気道過敏性が有意に高かった.またCrB scoreが6以上のものは, CrB陰性のものに比べ喀痰中好酸球が有意に多かった.この結果は気道過敏性に気道上皮傷害が関与することを示唆する.CrBの検索は簡便で, 気道過敏性を推定する方法として臨床的に有用であろう.
  • 中澤 次夫, 吉江 康正, 飯塚 邦彦, 小林 節雄, 相原 俊三, 森 幹雄, 小野 信悦
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 384-390
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    難治性喘息患者に対し, 選択性α_2遮断薬であるmidaglizoleは改善効果を有する.この機序を探る目的で, Barnesらの方法に準じイヌの気管平滑筋を用い, α刺激薬(noradrenaline), α_1刺激薬(phenylephrine), α_2刺激薬(BHT-920)による収縮に対する, α_1遮断薬(prazosin)とα_2遮断薬(midaglizole)の抑制効果を検討した.Barnesらの報告と同様に, atropin(10^<-6>M)とpropranolol(10^<-6>M)で前処理し, serotonin(3×10^<-6>M)で弱い前収縮させた気管筋にα_1, α_2刺激薬(10^<-6>〜10^<-5>M)を添加すると, いずれも気管筋を収縮させた.また, これらの収縮に対しmidaglizole(10^<-5>〜10^<-4>M), prazosin(3×10^<-8>〜3×10^<-6>M), yohimbine(3×10^<-7>M)はいずれも抑制効果を示した.10^<-4>M midaglizoleによる抑制の強さはBHT-920>noradrenaline≧phenylephrineの順であった.また, 3×10^<-6>M prazosinによる抑制の強さはphenyle-phrine>noradrenaline>BHT-920の順であった.これらのことよりmidaglizoleの難治性喘息に対する改善効果の機序の一つはα受容体刺激による収縮を抑制することであるということが示唆された.
  • 小屋 二六, 鈴木 慎一郎
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 391-401
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我々は, アトピー性皮膚炎患児における0歳診断時のアレルギー諸因子を検討し, その意義を考えることにした.対象はアトピー性皮膚炎患児69名, 喘鳴児21名, 蕁麻疹3名, 牛乳胃腸管アレルギー児1名, 計94名であった.検討の結果, 以下の事実が認められた.1)多変量解析数量化II類によるレンジ率相対比をみると, アトピー性皮膚炎の有無については, D.f.RAST値, アレルギー家族歴, 卵白RAST値などが強い影響力を有していることが認められた.2)数量化III類にて更に検討を進めると, アトピー性皮膚炎群に対して, 母方並びに一親等にアレルギー歴を有する群, IgE RIST値が61IU/ml以上の群, 好酸球値401/mm^3以上の群, 卵白・D.f.RAST値が0.70PRU/ml以上の群, 計6群が密接な関係を有していることが認められ, アトピー性皮膚炎の病態に対する関連性が強く示唆された.
  • 小松 平, 菅 千束, 宮川 加奈太, 宮川 淳子, 杉山 朝美, 池澤 善郎, 中嶋 弘
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 402-409
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    コメRAST陽性のAD患者(25名)に対しコメ除去食(平均5.2カ月)を行い, 除去前後でのコメ・小麦のRAST, 総IgE及び末梢血好酸球数の変動を臨床効果とあわせて検討した.コメ除去食による臨床効果は有効9名(36%), やや有効10名(40%), 改善無し6名(24%)であった.除去前後のRAST値(PRU/ml)の変動は, コメでは臨床効果に関係なく低下していたが, その低下はとりわけ有効群では全例にみられ最も顕著であり, 次いでやや有効, 改善無しの順であった.小麦は有効群では明らかな低下がみられたが, やや有効群では僅かな低下であり, 改善無し群ではむしろ上昇した.血清総IgE値は, 改善無し群で全例に上昇する傾向がみられた.有効群では主食が小麦食であるにもかかわらず, コメRAST値のみならず小麦RAST値にも明らかな低下がみられた.コメ抗原はコメのみならず小麦に特異的なIgE抗体の産生に対してもinitiatorとして作用しているのかもしれない.
  • 中島 香代子
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 410-417
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    HDおよびダニによる鼻アレルギー患者を対象として皮内テストとスクラッチテストを行いその成績を比較した.さらに鼻誘発テスト, RASTとの関連について検討し, 以下の結果が得られた.1.ダニの皮内テストは高齢者にも高い陽性率を示したが, false positiveの可能性が高い.2.RASTはHDよりダニを測定したほうが有用である.3.10歳以下ではダニのRAST陽性率が皮内テストとスクラッチテストの陽性率を上回り, 小児でのHD・ダニアレルギー診断は皮膚テストを施行しなくてもダニのRASTで診断できると考えられる.4.皮膚テストはHDの皮内テストとダニのスクラッチテストの組み合わせがfalse positive, false negativeの症例が少なく有用である.5.HD皮内反応閾値と皮内反応の強さは鼻誘発テストおよびRASTと有意な相関を示し, HD・ダニの感作の程度を知る上で有用と思われる.
  • 小川 真, 森 義雄, 森 照男, 上田 志朗, 畦元 亮作, 牧野 康彦, 若新 洋子, 若新 政史, 大藤 正雄, 吉田 弘道, 家里 ...
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 418-423
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近交系マウスに同系肝抗原とアジュバントを免疫して肝組織内に単核細胞浸潤と軽度の肝細胞障害を誘導した上で, 少量のエンドトキシン(LPS)を静注し, 肝不全モデルの作製を試みた.その結果, 細胞浸潤の最も顕著なC57BL/6にLPSを投与した際に血清LDH及びGOTの高値を伴う広範な肝細胞壊死が認められ, 60%が24時間以内に死亡した.このモデルを用いて薬剤の効果を検討した結果, プロテアーゼ阻害剤の一種であるFUT-175(1.6mg/kg)をET静注1時間前に投与することにより, 組織学的にも血清酵素学的にも肝不全の発症がほぼ完全に抑制された.この薬剤の効果は用量依存性であると共に投与時間による差異が著しく, LPS静注後2時間以後に投与してもほとんど効果がみられなかった.これらの結果よりLPSにより惹起される反応, 特に初期のプロテアーゼ依存性の反応が肝不全の発症に重要な役割を果たすことが示唆された.
  • 吉尾 卓, 狩野 庄吾, 行山 康, 野口 英世
    原稿種別: 本文
    1990 年 39 巻 4 号 p. 424-431
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    自然気胸の胸膜癒着療法として死菌製剤(Broncasma Berna^[○!R])が用いられている.自然気胸症例5名に対し死菌製剤を胸腔内に注入し生体内に生ずる補体系の変化を検討し, 胸膜癒着の機序の解明を試みた.死菌製剤注入直後よりの発熱, 末梢血での注入後1日目を最大とする多形核白血球の増加, CRPの陽性化が出現した.補体系に関しては, 各補体成分濃度, CH50およびC3aの増加が認められた.死菌製剤注入後の胸腔内では著明に多形核白血球が増加し, C3aおよびC5a濃度が末梢血のそれに比し増加していた.胸腔内に死菌製剤を注入することにより, 胸腔内で補体系が活性化され, その段階でC3aおよびC5aが大量に出現し, 多形核白血球が胸腔内に動員され炎症が引き起こされ, それを補う為に補体および多形核白血球の産生が増加し, 末梢血での増加となって表れると考えられた.この炎症過程で胸腔内にfibrinが沈着し, 胸膜癒着が促進されることが示唆された.死菌製剤はin vitroでは主に古典経路を介して補体系を活性化することが示された.
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 4 号 p. 432-434
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1990 年 39 巻 4 号 p. 435-437
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1990 年 39 巻 4 号 p. Cover23-
    発行日: 1990/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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