アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
40 巻, 12 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 12 号 p. Cover10-
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 12 号 p. Cover11-
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 玉置 淳, 千代谷 厚, 金野 公郎
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1439-1446
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 川勝 純夫, 佐藤 篤彦
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1447-1453
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    成人気管支喘息におけるアトピー素因の関与を臨床的に検討する目的で, 成人気管支喘息群240症例において調査を施行した. 外因性喘息の判定基準を満たしたのは57例で, その構成は男性38名, 女性19名で, 平均年齢とその標準偏差は27.2±9.2歳であった. 気管支喘息の指標として喘息の重症度およびメサコリン吸入誘発による気道過敏性(Dmin(u))を用い, アトピー素因の指標とした血清総IgE値・RASTおよび皮内反応と対比した. 今回の調査では, 外因性喘息群において, 気管支喘息の重症度とDmin(u)との間に負の相関を認め, 重症度が高い群で気道過敏性が高いことが示された. しかし, 血清総IgE・RASTおよび皮内反応の強度と, 気管支喘息の重症度との間に有意の相関を認めず, Dmin (u)と血清総IgE値・RASTとの間にも相関を認めなかった. 一方, 皮内反応の陽性個数とDmin (u)との間には, 有意の相関を認めた. この結果から, 成人気管支喘息の重症度に対して, アトピー素因が直接には関与していないことが推察された.
  • 久富 道江, 木村 守, 犬飼 進, 押田 一夫, 森川 昭廣
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1454-1463
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    卵アレルギー患者にとって卵の極めて強い抗原性は問題とされている. そこで卵の抗原性を低下させるために, 先ず最初に乾燥全卵を種々のpHの緩衝液に溶解し, 120℃で10〜40分間加熱処理した. その結果, 加熱した乾燥全卵は無加熱のものよりも抗原性の低下がみられ, pHが低いほどまた加熱時間が長いほど著しかった. しかし期待したほどの低下は認められなかったので, 次に, 加熱処理にサクシニル化およびアルカリ処理を併用したところ, 加熱処理単独よりもさらに抗原性の低下が認められた. そこで, dot blotting, inhibition ELISA, RAST inhibitionおよびPCA試験を用いて詳細に抗原性の測定を行った. 測定方法の違いにより抗原性の低下度に差がみられたが, ほとんどの方法から抗原性は1000分の1以下まで低下していることがわかった. また, SDS-PAGEとゲル濾過を用いて卵のタンパク質の変化を調べたところ, 卵の主なアレルゲンといわれているオボアルブミンやオボムコイドに相当するタンパク質のバンドやピークは認められなかった.
  • 沖 和彦, 杉田 博宣, 竹山 博泰
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1464-1469
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息に対する通常の冶療, 人工呼吸器を用いた呼吸管理にもかかわらず状態の悪化する症例に救命, 喘息発作の改善の目的でハロタンおよびエンフルランを用いた呼吸管理を施行した. 全例救命し, 喘息発作の改善が得られた. その適応時期, 方法, 合併症を検討した結果は下記であった. 1. 吸入麻酔薬使用開始時は通常の冶療不応時で低酸素血症, 高炭酸ガス血症の進行時, 気道内圧の上昇, 臨床症状の悪化する時, 気管支鏡を用いた気管支洗浄時であった. 2. 検討症例の吸入麻酔薬の使用濃度はハロタン1.0〜2.0%, エンフルランで1.0〜4.2%であった. 3. 吸入麻酔薬の合併症は不整脈が1例観察された. その他の合併症として低酸素脳症と気胸がそれぞれ1例ずつ観察された.
  • 本間 正明, 田村 弦, 谷口 幸彦, 滝島 任
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1470-1476
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    注射金製剤に比べ副作用の少ない経口の金製剤であるオーラノフィンは, すでに慢性関節リウマチに対しては臨床的に使用されており, また喘息患者への有用性が確立されつつある. そこで喘息患者25症例にオーラノフィン(6mg/day)またはプラセボ錠を二重盲検法で12週間連続して投与し, 投与開始前と6週後, 12週後にメサコリン吸入誘発試験, 肺機能検査, ならびに血中金濃度を測定し, その効果を検討した. オーラノフィン12週間投与により, VC, FEV_<1.0>, Rrsは改善しなかったが, 群内比較ではPD_<35>-Grsが, 群間比較ではDminならびにPD_<35>-Grsが推計学的に有意に増大, すなわち気道過敏性を有意に減弱した.
  • 田所 憲治, 三田 晴久, 秋山 一男, 早川 哲夫, 長谷川 眞紀, 前田 裕二, 安枝 浩, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1477-1484
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    少量の血液で, 短時間に比較的容易にできるin vitroの抗原スクリーニング法として, RAST用paper discを抗原として, 2倍希釈全血を用いてヒスタミン遊離を行い, RIA kitでヒスタミンを測定する新たなヒスタミン遊離試験(HR)法を考察した. 45名のアレルギー患者を対象に, その診断的価値を, 同時に行ったRAST, 皮内テスト, 眼反応と比較し, 検討した. 大多数の抗原でHRは皮内テストよりもRASTと高い相関を示した. 抗原ではダニ, 花粉で他検査法との高い相関がみられたが, 食物抗原, 真菌では, 他検査法との相関が低かった. HRは室内塵で吸入誘発試験と高い相関を示すとされている眼反応と高い相関を示し, HRが陽性の時100%の患者が眼反応陽性であった. 今回のヒスタミン遊雑試験法は喘息の原因抗原のスクリーニングのみならず, 抗原によっては確定診断にも有用と考えられた.
  • 山田 一恵, 宇理須 厚雄, 駒田 英勝, 稲垣 義彰, 山田 政功, 中村 良, 鳥居 新平
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1485-1492
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    イネ科に属する米, 小麦, ヒエ, アワ, トウモロコシ間に共通アレルゲン性が存在するか否か検討した. Pharmacia製 米, 小麦, トウモロコシのpaper discを用いた吸収試験では, 米, 小麦, トウモロコシ各々の間で, 50%以上のIgE結合能の低下がみられ, 共通アレルゲン性が示唆された. 米, 小麦, トウモロコシ, ヒエ, アワ粉末から抽出した抗原を結合させたpaper discによるRAST assayでは, どの穀物間でも有意な正の相関が認められたがRP 16KDに関しては, 米, アワのみに有意な相関がみられた. RAST inhibitionでは米, 小麦, トウモロコシ, ヒエ, アワいずれの組み合わせでも濃度依存性に有意な抑制がみられた. 以上の結果は, これら穀物間には共通アレルゲンが存在することを示す. 米の主要アレルゲンの1つであるRP 16KDと5種類の穀物抗原との間で, 有意なRAST inhibitionが得られたことから, これら5種類の穀物間の共通アレルゲン性にRP 16KD上のアレルゲン活性部位が関与していることが示唆された.
  • 和田 映子, 宇理須 厚雄, 近藤 康人, 堀場 史也, 鶴田 光敏, 矢崎 雄彦, 増田 進, 山田 一恵, 小沢 徹, 肥田 康俊, 片 ...
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1493-1499
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    目的と方法: そばIgE-RAST陽性でもそばをたべて即時型アレルギー症状が出現する患者としない患者がいる. また, そばと米との間には, 共通アレルゲン性があるにもかかわらず, そばを食べるとアレルギー症状が出現する患者でも, 米ではそのような症状はみられない. 以上から, そばIgE-RAST陽性でもアレルギー症状が出現するか否かは米IgE-RASTと関連があるのではないかと考え, そば摂取歴のあるそばIgE-RAST陽性者(スコア2以上) 58人を対象にそばアレルギー症状の有無と米IgE-RASTとの関係を検討した. なおIgE-RASTはPharmacia社製RASTキットを用いて測定した. 結果: そばIgE-RAST陽性者58例のうちそばアレルギー症状陽性群25例中23例で米IgE-RASTを測定しており, そのうち10例(43.4%)で米IgE-RAST陽性であった. 一方, アレルギー症状陰性群33例中30例で米IgE-RASTが測定され, そのうち28例(93.3%)で米IgE-RAST陽性でありχ^2検定の結果p<0.01で有意な関連があった. つまり, そばIgE-RAST陽性者にもかかわらず, 米IgE-RAST陽性群の多くがそばアレルギー症状がなく, 逆に, そばIgE-RAST陽性, 米IgE-RAST陰性群のほとんどにそばアレルギー症状が認められた.
  • 宮川 加奈太
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1500-1510
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    300名のAD患者に対し, 多変量解析数量化II類を用いて, 12の臨床的因子およびDF・米のRASTとの間にある関係を解析した. 本研究では肘窩や膝窩・頚部の「屈側部位」に皮疹を有する典型的患者をADと定めた. 1) DFのRASTを目的変数とした分析では, 陽性・陰性の判別に有用な説明変数として12の臨床因子から5つのアイテムを選択することができ,〔発症年齢〕>〔年齢〕>〔本人の喘息〕>〔性〕>〔本人の鼻アレルギー〕の順で判別に影響力を持っていた. RAST陽性に対しては「発症年齢10歳未満」が最も強い影響力を持ち,「年齢20歳以上」,「喘息が現在あり」「鼻アレルギーが現在あり」などが続いた. 2) 米のRASTに対しては,〔罹患年数〕>〔顔面の皮疹〕>〔体幹・四肢の皮疹〕>〔性〕>〔年齢〕の5つのアイテムが順に影響を持っていた. 陽性に対しては「罹患年数5年以上」の影響力が強く, 難治性の指標である「顔面の苔癬化」「体幹・四肢の苔癬化」が続いていた. 以上より, 難治性のADにおいて米の関与を検討していく必要があることが示唆された.
  • 梅木 茂宣
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1511-1520
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    抗アレルギー薬アゼラスチン(Az), ケトチフェン(Ke), オキサトミド(Ox)およびトラニラスト(Tr)などによる, PMA刺激好中球NADPH酸化酵素の活性(全細胞系)と膜酵素画分を可溶化し, 細胞質可溶性画分とともに再構成した無細胞系での本酵素活性に対する作用を検討した. これらの薬物は全細胞系および無細胞系で本酵素活性を濃度依存性に抑制し, その50%阻害濃度(IC_<50>)は, それぞれAz0.7μM, Ke 60μM, Ox 25μM, およびAz 0.5μM, Ke 6.8μM, Ox 9.7μMであった. Trおよびヒドロコルチゾン(HC)の全細胞系, 無細胞系におけるIC_<50>は, それぞれTr1.5mM以上, HC5.1mM,およびTr0.9mM, HC60μMであった. Az, Ke, Oxなどの抗ヒスタミン作用を有する抗アレルギー薬は, HCよりも好中球NADPH酸化酵素に対するIC_<50>値が低く, 非常に強い抗炎症作用を有していることが示唆された.
  • 清水 雄至, 黒沢 元博
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1521-1524
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アトピー性皮膚炎患者の末梢血より, Percoll比重遠心法を用いて好酸球を分離した. phosphate free HEPES bufferで洗浄した後, H_3^<32>PO_4と37℃で1時間反応させ, ついでSDS/PAG電気泳動を行った. 反応停止後gelを固定, 染色し, 乾燥後autoradiographyを作成した. その結果, 分子量66.2K以下にCoomassie Brilliant Blueにより染色されるバンドが少なくとも14本認められた. この際, hypodense eosinophilsとnormodense eosinophilsの染色パターンは異なっていた. autoradiographyでは, 分子量31K以下に5本の明確な^<32>P標識バンドが認められたが, いずれのバンドにおいても, 低比重好酸球の方が, 正比重好酸球よりも強く^<32>Pに標識された.
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1525-
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1525-
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1526-1533
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 索引
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1534-1537
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 索引
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1538-1563
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 12 号 p. 1564-1569
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 12 号 p. Cover12-
    発行日: 1991/12/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
feedback
Top