アレルギー
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40 巻, 11 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 11 号 p. Cover7-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 11 号 p. Cover8-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 相沢 久道
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1357-1361
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 石塚 全, 黒沢 元博, 平田 一郎, 足立 正一, 河辺 拓己, 淀井 淳司
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1362-1369
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息患者24人(アトピー型14人, 非アトピー型10人)および健常人12人の単球IgE Fcレセプター(Fcε RII)の発現をレーザーフローサイトメトリーにより解析した. 末梢血単核球をFcε RIIに対するH107モノクローナル抗体と反応させた後, 細胞に結合したH107をFITC標識した二次抗体により染色した. 次いで, PE標識Leu M3モノクローナル抗体を細胞に反応させ, 二重蛍光染色により, Leu M3陽性細胞(単球)に占めるH107陽性細胞の比率を測定した. アトピー型気管支喘息患者では健常人に比べて有意にH107陽性単球の比率が高かった. しかし, アトピー型気管支喘息患者14人中9人ではH107陽性単球の比率は増加していなかった. したがって, アトピー型気管支喘息患者は単球Fcε RIIの発現が増加している患者群と増加していない患者群の2群に分かれる可能性があることが示唆された. また, 血清総IgE値とH107陽性単球の比率との間に有意な相関は認められなかった.
  • 宇理須 厚雄, 和田 映子, 近藤 康人, 堀場 史也, 鶴田 光敏, 矢崎 雄彦, 山田 一恵, 増田 進, 駒田 英勝, 山田 政功, ...
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1370-1376
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    米から抽出, 精製された分子量16KDの米蛋白をRice protein 16KD (RP16KD)と命名し, この蛋白のアレルゲン活性をradioallergosorbent test (RAST), RAST inhibitionや白血球ヒスタミン遊離試験を用いて検討した. 米抽出抗原に対してRAST陽性の患者血清36例全例でRP16KDに対してもRAST陽性であった. さらに, これら抗原に対するRAST値の関係を検討してみると, 有意の正の相関関係(r=0.56, p<0.01)が存在した. さらに, 両抗原に対してRAST陽性の4血清を用いたRAST inhibitionで, RP16KDは米抽出抗原結合discに対して用量依存性の抑制を示した. また, 米抽出抗原とRP16KDによる患者白血球17例からのヒスタミン遊離試験においても両者によるヒスタミン遊離能は有意な正の相関関係を示した. これらの結果から, RP16KDは米抽出抗原の主要アレルゲンであると判明した.
  • 早乙女 幹朗, 二宮 浩樹, 野村 明広, 大瀬 寛高, 遠藤 健夫, 長谷川 鎮雄, 内田 義之
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1377-1383
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    エンドセリン-1は, 極めて強力なモルモット気管平滑筋収縮物質として知られているが, その収縮作用にはいくつかの化学伝達物質の介在が推定されている. 今回我々は, 卵白アルブミンをもちいて能動感作したモルモットの気管平滑筋にin vitroでアナフィラキシー反応を惹起させ, その後にエンドセリン-1を作用させると一過性の弛緩反応とそれに引き続く収縮反応を生じることを明らかにした. 10^<-9>Mのエンドセリン-1に対するこの弛緩反応の強さは2×10^<-5>Mのイソプロテレノールによる最大弛緩の16.0±1.3%であり, 収縮に転じるまでの時間は7.2±0.7分であった. インドメタシン(10^<-6>M)の存在下でもこの弛緩反応は影響を受けなかったことから, 弛緩性のプロスタグランジンの関与は否定的である. また, 気管の上皮を機械的に剥離しても弛緩反応は減弱せず, むしろ増強を示したことから, この反応には上皮以外の組織から産生される弛緩性の因子が関与しているものと考えられた.
  • 入江 正洋, 久保 千春, 十川 博, 木原 廣美, 川村 治子, 手嶋 秀毅, 中川 哲也
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1384-1390
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    16例の気管支喘息患者を対象として, visual analogue scaleとミニライトピークフローメーターを用い, MDIによるβ_2刺激剤吸入時の呼吸困難状態や, 吸入前後での患者の自覚的呼吸困難の改善度と客観的改善度との相違を心身医学的に検討した. 他覚的に改善が認められるにもかかわらず, 自覚的には過少評価をする症例は3例で, いずれも神経症型であった. 他覚的にはほとんど変化がないのに増悪したと自覚する症例は2例で, 神経症型と心身症型であり, 逆に良くなったと自覚する症例は1例で, 神経症型の症例であった. また, 重症化している症例は, かなりPEFRが低下した状態でMDIを使用していた. 従って, 吸入回数が過剰になったり, 処置が遅くなったりしないためには, このような患者の性格傾向も含めた吸入療法の実践が重要である.
  • 三好 麻里, 桜井 隆, 児玉 荘一
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1391-1398
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    好酸球顆粒内蛋白の一つであるECPの血清中濃度を当院通院中の小児気管支喘息患者126名を対象として測定し, 各種臨床的背景因子との関連を調べて気管支喘息患者におけるその臨床的有用性を検討した. 採血後1時間室温で放置して血清分離し, ECP RIA kitで測定した. 血清ECP値は過去24時間以内に喘息発作のあった群で有意に高値を示し, ほぼ毎日慢性的に発作を繰り返す患者でさらに高値であった. また, 過去1年間の重症度が重症であるほど血清ECP値は高値を示し, 気管支喘息の既往年数が長期になるほど高値となる傾向にあった. 採血時に喘息発作状態であった患者では, 発作持続時間が12時間以内で極めて高値であり, それ以降では発作状態が継続していても高値を示さなかった. またそのときの発作の程度と血清ECP値に有意差はなかった. 一方, 血清ECP値と末梢好酸球数には相関関係はなかった. 以上より, 血清ECP値は気管支喘息の発作時に高く, さらに慢性的に活動状態が続くとより高値を示すと思われ, また末梢好酸球数に比較して好酸球の活性化の状態をより直接的に反映していると考えられた. 血清ECP値の測定は気管支喘息の病態やコントロール状態を知るうえで臨床的に有用であると思われた.
  • 笹本 明義, 斉藤 誠一, 内山 宏幸, 岸田 勝, 多胡 博雄, 小屋 二六, 松本 広伸, 小渋 達郎, 飯倉 洋治
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1399-1406
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    著者らは第1編にて, 乳児湿疹の湿疹出現部位の広がりは, アレルギーの強さをみるよい臨床的指標であると同時に, 乳児期におけるアレルギーの強さは卵白特異IgE抗体と強く相関していることを示唆した. そこで今回は, 卵白抗原に対し強い反応(卵白RASTスコアー4+)をもつ乳児32名を対象として, その臨床的特徴を検討した. 結果は以下に述べるとおりであった. (1) 卵白RAST 4+児は全例全身湿疹群であり, 血清総IgE値は445.6±626.9IU/mlと高値を示した. (2) 多抗原陽性例が多く, 特に米・小麦抗原については, 卵白1+〜2+児と比較して有意に高率であった(米: p<0.02, 小麦: p<0.01). (3) 卵・牛乳完全除去群の身長発育曲線を健康乳児と比較すると, 身長・頭囲は正常域であるのに対し, 体重・カウプ指数は正常範囲内にあるものの, やや低い傾向にあった. (4) アレルギーの家族歴では, 母親のアトピー性皮膚炎の既往が高率に認められた.
  • 尾見 徳弥, 川並 汪一, 本田 光芳, 赤松 洋
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1407-1414
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー発症機序との関連性からヒト胎生7週齢以降の皮膚と気道の上皮系とマスト細胞の発達について検索した. 皮膚は胎生11週齢で, また気道は胎生36週齢までに成人型に準じたケラチン反応を示した. マスト細胞は, 皮膚では電顕的に胎生18週齢で, 光顕的に胎生24週齢で, また気道では電顕的, 光顕的に胎生20週齢で初めて見い出された. 胎生週齢と共に顆粒の染色性が明らかとなり, マスト細胞の出現頻度も増大し, 特に出生直後に目立った. 超微形態学的にみると, 胎生18週齢のマスト細胞は, 胞体が不規則に膨隆し, 層状に発達した粗面小胞体に囲まれて特異顆粒の原型を思わせる小胞の出現をみた. その周囲には, hallo形成を伴う粒子型顆粒を認めた. その後, 粒子型から渦巻型を経て, 胎生36週齢までに結晶型顆粒の出現を認めた. この顆粒形成過程は, 結晶型から渦巻型, 粒子型を経て顆粒内構造の融解に至る粘膜マスト細胞でよくみる脱顆粒現象(いわゆる緩徐型脱顆粒現象)とは逆方向の過程を示唆していた.
  • 前田 昇三, 森川 昭廣, 加藤 政彦, 茂木 洋一, 重田 誠, 徳山 研一, 黒梅 恭芳, 成富 由司, 末廣 和久, 草場 公宏, 蓑 ...
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1415-1420
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近年, あわびに似たラパス貝(grand keyhole limpet)が, 大量に輸入され食用に供されている. 我々は, この貝による即時型アレルギー反応を呈した11例を経験し, 皮膚テストおよび血清学的検討を加え, さらにGKLの抗原性についても検討した. 症例は, 9歳〜49歳, 平均17.1歳で, 男性8例, 女性3例の計11例であり, 調べられた範囲では全例気管支喘息などのアレルギー疾患の既往を有していた. GKL摂取後の症状は, 蕁麻疹, 喘鳴, 呼吸困難, ショックなどであり, 1例は呼吸不全のため挿管し, 人工呼吸を行った. その他の例は輸液, ステロイドホルモン剤, 抗ヒスタミン剤などの投与で症状は軽快した. アレルギー学的に検討しえた症例についてみると, ほとんどの症例がGKLに対してプリック反応陽性で, GKLのRASTは全症例が陽性であった. また, RAST inhibition testで, GKLはあわびやkeyhole limpet hemocyaninに対して共通抗原性を認めた. また, GKLの抗原について, immunoblotting法を用いて検討した結果, 主要抗原は, 主に分子量38Kdと80Kdの部位に存在することが示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1421-1424
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1425-1431
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1432-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1432-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1433-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1434-1436
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1991 年 40 巻 11 号 p. 1437-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 11 号 p. Cover9-
    発行日: 1991/11/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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