アレルギー
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40 巻, 3-1 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. Cover16-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. Cover17-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. App5-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. App6-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 長谷川 昌弘, 藤沢 隆夫, 駒田 幹彦, 内田 幸憲, 灰原 クリスティーナ
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 173-180
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児気管支喘息患者において, 好酸球中に含まれる顆粒蛋白の一つである eosinophil cationic protein (ECP) の血中濃度を測定し臨床的パラメータ-との関連, 日内変動の有無について検討した. 対象は重症気管支喘息患児89名, 非アレルギー正常小児及び成人16名で, 6, 12, 17, 21, 翌朝6時に血清 ECP, 好酸球数(Eo), 肺機能を測定し, 臨床症状と合わせて検討した. ECP は radioimmunoassay にて測定した. 血清 ECP, Eo ともに非アレルギー群と比較して喘息群で高く特に採血時に喘息発作が認められたとき有意に高値を示した. 発作前後の変動では血清 ECP は発作後24時間まで高値であり, 7日以内に発作前値に戻った. 一方, 一定の日内変動リズムは認められなかったが, 喘息群 (非発作群) では有意に変動幅が大きく, 不安定であった. ECP と採血前2ないし8週間の発作点数の合計, 肺機能とは相関はなかった. 以上より血清 ECP は喘息特にその活動期に高値となり, 好酸球の活性化の状態を反映している可能性が考えられた. 今後, 気管支喘息の臨床評価の一手段として有用であると思われた.
  • 寺田 修久, 伊藤 永子, 杉山 達朗, 戸川 清, 今野 昭義
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 181-190
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    スギ花粉症患者有志14名を対象としてスギ花粉ディスクで鼻粘膜抗原誘発をおこない, 鼻腔洗浄, 鼻腔抵抗 NAR の測定を誘釣時間後まで経時的に施行した. それぞれの鼻腔洗浄液における好酸球のEG2陽性率, 活性型好酸球 (EG2陽性細胞) 数および ECP 量について検討した. 1. 遅発相における好酸球の EG2陽性率は, 誘発前および誘発10〜30分後の即時相における陽性率と比較して有意に増加していた. EG2陽性の活性型好酸球数および洗浄液中 ECP 量は即時相, 遅発相ともに増加し, 誘発前と比較し有意であったが, その増加は遅発相において著明であった. 2. 遅発型反応がみられた群においては, みられなかった群と比較し, 活性型好酸球数および ECP 量の増加傾向がみられた. 3. NAR 変化率と活性型好酸球数は有意に相関し, 遅発相においてより高い相関を示した. 以上より, 遅発相においては活性型好酸球が増加し, これから遊離されたケミカルメディエーターや顆粒蛋白が NAR の増加や過敏性の亢進を形成するものと考えられた.
  • 灰田 美知子, 須甲 松伸, 奥平 博一, 伊藤 幸治, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 191-204
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒスタミン遊離試験は手技が繁雑であるため, これを用いた臨床的検討は少ない.今回, 男性25例, 女性20例のダニ・アトピー患者でダニ・アレルゲンによるヒスタミン遊離試験を行った. ダニ・アレルゲン濃度は0.01%を原液としその10倍から1000万倍までの7濃度を用い, 各濃度によって遊離したヒスタミン量を細胞中の全ヒスタミン量の比率として求め, ヒスタミン遊離率とした. また症例ごとにヒスタミン遊離曲線を求めこの曲線を解析するのに5つの指標を用い, これらの遊離率と指標を患者の背景別に集計した. その結果ダニ・アトピー患者のヒスタミン遊離試験成績は男性・25歳以下, または女性・26歳以上の症例で有意な遊離の亢進がみられた. RAST 別でもスコア3+以上の群が2+以下の群に対し有意にヒスタミン遊離が亢進していたが有意差があったのは25歳以下のみであった. 採血季節別検討では6〜8月, 9〜11月採血群に遊離が亢進していたが, 有意差のみられた指標は両者で若干異なっていた. 減感作年数別では予想に反して減感作施行群では開始後3年から6年に渡って遊離の亢進がみられた.
  • 荒木 速雄, 加野 草平, 西間 三馨, 小笠原 正志, 松崎 守利, 田中 宏明, 田中 守, 進藤 宗洋
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 205-214
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息児12名に自転車エルゴメーターを用いて4週間のトレーニングを行い, WBPLA_1 (work load at first braking point of lactic acid) より設定した5段階負荷強度にて physical working capacity の向上, EIB の改善をトレーニング前後で比較した. また, 高張食塩水吸入による気道反応の変化についても検討し, 以下の結果を得た. 1)心拍数はトレーニング前の WBPLA_1 175%強度に相当する仕事率で, トレーニング前値の188.5±9.6bpmよりトレーニング後178.4±9.7bpmへと, また WBPLA_1 150%強度では174.0±11.9bpmより165.6±11.3bpmへと, それぞれトレーニング後に有意に低下した. また最大酸素摂取量(Vo_2max/wt)は34.5ml/min/kgより41.lml/min/kgに有意に上昇した. 2) FEV_<1.0>の運動負荷後のMax.%fall は WBPLA_1 175%強度にて, トレーニング前37.4±17.4%よりトレーニング後30.3±17.4%へと, また WBPLA_1 150%強度では27.1±24%より18.0±17.1%へとそれぞれトレーニング後に有意に低下した. 3) 3.6%高張食塩水吸入試験ではトレーニング群においてPD_<20>は4.2±5.9mlから8.1±8.0mlへと有意に増加した. なお, コントロール群では3.7±5.8mlより4.3±6.3mlへと有意な変化は認められなかった.
  • 宮本 昭正, 小屋 二六, 鈴木 慎一郎, 有田 昌彦, 松本 勉, 田村 宏, 吉田 彦太郎, 阿南 貞雄, 大野 まさき, 山本 昇壮, ...
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 215-223
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    原因アレルゲンがダニ, 牛乳, 大豆及び卵白のいずれかに確定診断されたアレルギー患者及び非アレルギー者の血清中の特異的IgG_4抗体を ELISA 法により測定し, その臨床診断上の意義について検討した. すべてのアレルギー患者群の特異的IgG_4抗体の抗体値は非アレルギー者群のそれと比較し, 有意に高値であることが判明した. 牛乳, 大豆及び卵白アレルギー群では特異的IgG_4抗体の陽性率は RAST より高いことが判明した. すべてのアレルギー群において RAST のみの陽性率よりも RAST と特異的IgG_4抗体の両者の陽性率を加味することによって確定診断率は上昇することが判明した. すべてのアレルギー群で特異的IgG_4抗体の陽性率は皮膚テストより高いことが判明した. 皮膚テストのみの陽性率よりも皮膚テストと特異的IgG_4抗体の両者の陽性率を加味することによって確定診断率は顕著に上昇することが判明した.
  • 諸井 孝
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 224-230
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    卵白 IgE RAST 陽性アレルギー患児の IgE 抗体産生にインターロイキン4 (interleukin 4:IL-4) が関与しているかどうかをみる目的で今回はまず, 末梢血単核細胞からの B 細胞刺激因子活性産生能を検討した. 卵白 IgE RAST 陽性アレルギー患児の OVA 刺激時末梢血単核細胞からの B 細胞刺激因子活性産生能とアレルギー諸因子 (年齢, IgE RIST 値, 卵白 IgE RAST 値, 卵白 IgG_4抗体値) の間には関連が認められなかった. 以上より, 卵白 IgE RAST 陽性アレルギー患児のリンパ球は, 卵白抗原刺激で IL-4と考えられる B 細胞刺激因子を産生し, そのことが患児における IgE 抗体産生の一因となっていることが予想されたが, また, IL-4以外の因子が B 細胞増殖刺激に関与している可能性も示唆する. いずれにしても今回示した方法は, 新しい食物アレルギーの検索法として評価されうると思われる.
  • 長部 雅之
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 231-238
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    肥満細胞からの chemical mediator の遊離を阻止する抗アレルギー剤の tranilast (N-5') の遅延型過敏反応に対する影響を in vitro で検討した. N-5'は, 結核菌菌体成分 (BCG-CWS) によるリンパ球幼若化反応を濃度依存的に抑制していた. BCG-CWS 刺激リンパ球培養上清はマクロファージの腫瘍細胞に対する cytostasis 作用を誘導するが,それは, N-5'添加時の培養上清では低かった. このことより, N-5'はリンフォカイン放出も抑制していると考えられた. BCG-CWS 抗原によるリンパ球幼若化反応はOKT4陽性Tリンパ球の慟く遅延型過敏反応であり, N-5'は遅延型過敏反応を抑制していることが証明された.
  • 竹中 徹, 貴志 周司, 辻本 真人, 前田 次郎
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 239-247
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    CD4陽性細胞上の Leu3a-epitope は humanimmunodeficiency virus (HIV) の受容体であることはよく知られているが, OKT4-epitope の機能については未だ明らかでない. そこで, その意義を明らかにするため, OKT4-epitope 完全/不完全欠損症例のリンパ球(native mutant)について, HIV の感染性, CD4分子の内部化, IL-2産生能, IL-2R (α/β鎖) の発現など免疫学的, 機能的検索を行ったが, いずれにも異常はみられなかった. flow cytometer による OKT4-epitope の量的検索によって, 不完全欠損例の抗原量は健常者の約1/2であることが明らかになった. この事実および既に報告した遺伝子解析から, 不完全欠損例はヘテロ接合体であり, 完全欠損例はホモ接合体であると考えられた. したがって, 本症の遺伝様式は"常染色体性共優性"と結論されよう. また, random sample の検索から, 完全欠損例の頻度は7/1486例(0.47%)であり, この頻度を基にして不完全欠損例の頻度を求めたが, 12.8%と算出された.
  • 木村 努, 石川 伸広, 新海 健吉
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 248-255
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    低分子化合物に対する抗体産生能をH-2ハプロタイプの異なるマウスで比較検討することは, 薬剤アレルギーの基礎的解析上, 意義のあるものと考えられる. こような検討は従来, 高分子物質で行われており, 低分子化合物についてはほとんどなされていないため, 今回 TNBS を免疫抗原としてとりあげて実験を行った. 免疫動物としてA/J (H-2^a), C57BL/6 (H-2^b), DBA/2 (H-2^d), C3H/He (H-2^k) の各系統マウスを用い, TNBS (30 & 300μg/body) を FCA 併用 (ip or sc) で免疫し, IgG および IgE 抗体産生能を2-ME 処理血清試料での HA と無処理血清試料でのラット PCA 反応によりそれぞれ調べた. その結果, DAB/2は IgE 産生に高応答を示し, 一方 C3H/He は IgG 産生に高応答を示した. 次に, A/Jは IgG と IgE の両者で高い応答性を認めた. C57BL/6は IgG, IgE ともに低〜中応答性であった. A/Jの H-2ハプロタイプ (H-2a) はK領域から E_α 亜領域までがH-2^k由来の, また S 領域と D 領域がH-2^d由来の遺伝子をもっていることから, 上記のような現象が認められたものと推察された.
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 256-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 257-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 257-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. 258-261
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 3-1 号 p. Cover18-
    発行日: 1991/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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