アレルギー
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40 巻, 9 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 9 号 p. Cover35-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 9 号 p. Cover36-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 9 号 p. App13-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 9 号 p. App14-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 9 号 p. App15-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 本間 季里, 青柳 正彦, 斎藤 公幸, 西牟田 敏之, 杉本 和夫, 角尾 肇, 新美 仁男, 河野 陽一
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1167-1175
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    卵白アレルギーの主要抗原であるovalbumin (OA), ovomucoid (OVM)の分子表面に存在する多くの抗原決定基のなかで, アレルギー反応に関与する抗原決定基を解析するため, 種々の物理化学的処理により, OA, OVMの高次構造を変化させ, これらの変性OA, OVMに対するIgG抗体, IgE抗体の結合能を検索した. 対象者は, 抗OA IgE抗体が陽性の8名, 抗OVM IgE抗体が陽性の12名とし, 測定はELISA法にて行った. OA, OVMの高次構造に対する抗原特異的IgG抗体, IgE抗体の結合能の解析から以下の事実が示された. 1) OVMに対するIgG抗体, IgE抗体は主としてOVMの一次構造よりなる抗原決定基を主に認識している. 一方, OAに対するIgG抗体, IgE抗体はOAの一次構造とともに高次構造を認識している. このことは, OVMとOAは抗原としての物理化学的性状が異なり, OVM の方がOAに比べ, 抗原としてより安定であることを示唆している. 2) 変性したOA, OVMに対する抗体の結合能にはIgG抗体とIgE抗体の間で, 統計的にも有意差が認められた. すなわち, IgG抗体とIgE抗体では, その特異性が異なることが示唆された.
  • 福谷 幸二
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1176-1185
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    テオフィリン長期投与の下垂体-甲状腺系に与える影響について検討した. まず, 健常者5例と喘息患者10例にテオフィリン徐放剤を2週間投与し, 前後で甲状腺ホルモン, TSH, cortisolを測定した. 健常者では各ホルモン濃度に変化はなかったが, 喘息患者では投与後のTSHは投与前に比べ有意に高値を示し, 投与後のfree T_3は投与前に比べ有意に低値を示した. 喘息患者のT_4は投与前ではT_3, rT_3と有意な正の相関を持つが, 投与後はrT_3とのみ有意な正の相関を持った. 次に, 実際にテオフィリン長期投与の影響を喘息患者で検討したところ, テオフィリン使用群(20例)のTSHは, テオフィリン非使用群(15例), ステロイド併用群(20例)に比較して有意に高値を示した. T_4はテオフィリン非使用群ではT_3, rT_3と有意な正の相関を持つが, テオフィリン使用群ではrT_3とのみ有意な正の相関を持った. 以上より, テオフィリンは喘息患者の下垂体でのTSH分泌を促進するが, 末梢ではT_4からT_3への変換を抑制し, 活性化ホルモンを低下させることが示唆された.
  • 掘内 康生, 竹村 俊彦, 上野 和行
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1186-1193
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    22例の喘息患者に対し16mg/kg/日, 1日2回の割合で徐放性テオフィリンシロップ剤, 顆粒剤, 錠剤の投薬をおこない定常状態でのSTC, 薬物動態, 尿中代謝物の変動について比較検討した. STCはTDX法, 代謝物はHPLC法で測定した. シロップ剤, 顆粒剤は錠剤に比べ吸収時間が速く, peak-troughの差がおおきかった. Tmaxは有意に(p<0.01)錠剤で遅延していた. AUCおよびT1/2, Cmax, Cmin は3製剤に有意差はなく, 徐放性を有していた. CL, Vdも有意差はなかった. 尿中代謝物も有意な変動を示さず, 年齢による変動も認められなかった. 以上の結果からCLの大きい小児ではシロップ剤, 顆粒剤は1日3回の投薬を必要とする症例があると考えられた. 内服の可能な例では錠剤が優れていると考えられた.
  • 城 智彦, 桑原 正雄, 小泊 好幸, 勝谷 隆, 大塚 正, 坪井 信治, 岡 智, 小埜 和久
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1194-1199
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ホヤ喘息は典型的なI型職業性喘息である. 本症患者22例, 22〜69歳, 女性を対象として, 高濃度精製ホヤ抗原Ei-M, 分子量22,800による免疫療法を2年間実施した. 一般の気管支喘息を合併した1例は, 冶療開始早期に脱落したが, 他の21例では急速に優れた効果がえられた. これらの症例はカキのむき身作業に従事しても発作は起きず, 対症療法剤も不要であった. 血清抗Ei-M IgG抗体は冶療後に有意に増加した. 副作用を認めた症例はなかった.
  • 平 英影, 寺西 秀豊, 劔田 幸子, 槻 陽一郎, 清水 規矩雄, 河合 康守
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1200-1209
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    富山県内のスギ林の分布及び雄花の着花状況を観察しスギ空中花粉調査結果との関連性について検討した結果, 次のような結論を得た. 1. 富山県の平野部におけるスギ空中花粉とその飛散パターンは30年生以上のスギ林の標高別面積, 雄花の着花状況, 花粉飛散開始日, 気象条件によってよく説明できる. 2. 富山県の平野部におけるスギ花粉の総飛散数及び最大ピークは標高200m以下の地帯に分布するスギ林から飛散する花粉によって大きく影響されていた. 3. 観測点から20〜30kmの距離に分布しているスギ天然林からの花粉はほとんど観測されなかった. そのため, 観測点から遠くに分布するスギ林ほど観測点の空中花粉に及ぼす影響は小さいものと推定された.
  • 渡辺 尚
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1210-1217
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    飲酒によっておこる喘息症状の悪化は, 西洋人には認められず, 日本人もしくは東洋人にみられる人種差の著しい現象とされる. 今回このアルコール(飲酒)誘発喘息の発症機序を解明する目的で, 喘息患者20名を対象に, エタノール経口負荷試験と, エタノールおよびアセトアルデヒドを用いた白血球ヒスタミン遊離試験を実施した. エタノール経口負荷試験で20名中11名(55%)が陽性を示し, かつ負荷後の血中アセトアルデヒド濃度ピーク値は陽性群では陰性群に比べ有意に高値を示した(26.4±13.5μM vs 17.3±6.6μM, p<0.05). またアセトアルデヒドは, 2μM〜100μMの範囲において容量依存性に白血球からヒスタミン遊離を促進させる作用が認められた. 以上より, アルコール(飲酒)誘発喘息の病態には, 飲酒後のアセトアルデヒドの異常高値が関与しており, アセトアルデヒドによる肥満細胞(もしくは好塩基球)からのヒスタミン遊離作用を介して, 気道平滑筋の収縮反応が惹起されることが示唆された. 日本人にみられるアルコール(飲酒)誘発喘息の発症機序に関する最初の報告と思われる.
  • 安枝 浩, 秋山 一男, 前田 裕二, 早川 哲夫, 金子 富志人, 長谷川 眞紀, 信太 隆夫
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1218-1225
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    in vitroにおけるアレルゲンエキスの標準化を実用化することを目的として, enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)によるスギ花粉, ヒョウヒダニのmajor allergen, CryjI, およびDer I (Der p I/Der f I), Der II (Der p II/Der f II)の簡便な定量法を開発した. 抗血清のIgG分画を吸着させたマイクロプレートのウエルに, アレルゲンエキス, ビオチン化したIgG分画, 市販のストレプトアビジン-酵素結合物を順次反応させた後, 固相に結合した酵素活性を比色法で検出した. 本法は高い検出感度(〜0.2ng/ml)と満足すべき再現性(CV%=1.9〜13.8%)を有しており, 本法での測定値は従来のradioimmunoassayでの測定値と良好な相関関係(r=0.967〜0.990)を示した. 更に, 本法で測定した3種類のロットのスギ花粉, 室内塵エキス中のmajor allergenの濃度は, 皮内テストの閾値から求めた各エキスの相対的な力価とよく一致した. 以上の結果から, このELISAによるアレルゲン定量法はアレルゲンエキスの標準化に有用であると考えられた.
  • 松田 正之, 柳沢 信夫, 塚田 直敬
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1226-1231
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    SMON患者で自己抗体および高グロブリン血症が高率に認められることが報告されている. 本症患者を年代別に分け, OKT3, OKT4, OKT8, OKIa1, Leu7の各モノクローナル抗体を用いて末梢血中リンパ球サブセットについて検討した. 正常健常人では加齢とともにOKT8陽性細胞が減少してOKT4/8比が増加したのに対し, 本症患者ではOKT4陽性細胞が減少してOKT4/8比が逆に低下していた. OKIa1陽性細胞は健常人では加齢による変動がみられなかったが, 本症患者では加齢に伴い有意な増加がみられた. B細胞系の賦活化ないしは活性化T細胞の増加が考えられ, 本症患者でみられる免疫異常に加齢以外の因子が関与している可能性が示唆された.
  • 小池 竜司, 吉田 象二, 高橋 英則
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1232-1238
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    idiopathic hypereosinophilic syndrome (HES)の経過中に肺血栓塞栓症, 肺梗塞を合併した1例を経験した. 症例は22歳女性, 好酸球数16835/μlで四肢末梢の浮腫とチアノーゼの他には自覚症状はなかった. 好酸球増多の精査目的に入院中, 右胸部痛とレ線上右下肺野の浸潤影が出現. 肺血流シンチと肺動脈造影で肺梗塞と診断した. またこの時点でループスアンチコアグラントテストが陽性であり, 抗カルジオリピン抗体も一時上昇がみられた. HESと血栓症の合併は多いが, 肺梗塞の報告はまれであり, その機序についての検討は十分にはなされていない. また文献上, 好酸球とループスアンチコアグラントの関連についての報告は検索したかぎりではみられていない. 本例は好酸球増多における血栓症の機序を考える上で貴重であり, 今後, ループスアンチコアグラントの関与についても検討が必要であると思われた.
  • 赤川 みどり, 森 俊夫, 安藤 徹, 奥平 博一
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1239-1242
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)の主要アレルゲンDer f II (M.W. 15K)に対するモノクローナル抗体5種を作製した. いずれの抗体も, ウエスタンブロットにおいてグループIアレルゲンのDer f I (M.W. 25K, D. farinae由来), Der p I (M.W. 25K, D. pteronyssinus由来)を認識せず, Der f IIを認識するものだった. 特に15E11は, Der p II (M.W. 15K, D. pteronyssinus由来)を認識せず, Der f IIにのみ特異的に反応した. 15E11は, Der f IIの同定, 検出に有用であり, 15E11と他のモノクローナル抗体を組み合わせる事によりDer f IIのみを検出測定できるELISA系の開発が示唆された.
  • 今井 俊道, 足立 満, 伊平 慶三, 菅田 彰, 檜山 貴子, 菅沼 孝夫, 高橋 昭三, 田中 祐有子
    原稿種別: 本文
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1243-1246
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    thromboxane A_2 (TxA_2)吸入後の気道反応性亢進に対するprostaglandin I_2 (PGI_2)の作用を検討するために, 6頭のビーグル犬を用い, TxA_2類似物質U-46619及びU-46619/PGI_2混合液を吸入させ, 直後にmethacholine(Mch)に対する気道反応性を測定した. Mchに対する気道反応性の測定は, 7Hz oscillation法によるアストグラフにより行った. U-46619吸入は, 最小濃度閾値(Cmin)の1/2濃度で5分間行い, PGI_2はU-46619の2倍濃度とした. U-46619吸入により, Mchに対する気道反応性は有意に亢進したが(p<0.01), U-46619/PGI_2吸入では気道反応性は亢進せず, PGI_2によりU-46619吸入後の気道反応性亢進は有意に抑制された(p<0.01). PGI_2の単独吸入ではMchに対する気道反応性は変化しなかった. 以上より, PGI_2はTxA_2による気道反応性亢進に拮抗することが示された.
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1247-1251
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1991 年 40 巻 9 号 p. 1252-1254
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1991 年 40 巻 9 号 p. Cover37-
    発行日: 1991/09/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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