アレルギー
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41 巻, 2-1 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. Cover13-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. Cover14-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. App5-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • Xaver Baur
    原稿種別: Article
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 81-85
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Chironomidae larvae and midges cause allergic reactions in approximately 20 percent of exposed people; predominantly aquarists using insect larvae as fish food and environmentally exposed subjects living in areas abounding in water are affected. Our studies include 642 subjects of whom 205 are aquarists; 85 are occupationally and 352 environmentally exposed people. 123 of them were shown to be sensitized to these insects. Using highly purified allergens, we could demonstrate that Chironomidae hemoglobins (Chi t I) represent the major allergenic components causing rhinitis, conjunctivitis and bronchial asthma. Considerable immunological cross-reactivity exists between hemoglobins of the same and closely related Chironomidae species. Genetic factors seem to be important for the susceptibility of this type of allergy. In studies with peptides of Chi t I component III, we identified several epitopes recognized by human IgE antibodies and/or T-cells.
  • 平 英彰, 寺西 秀豊, 劒田 幸子
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 86-92
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    植物の生理学的な観点からスギの花粉飛散日の予測を行うためにスギ雄花の発育限界温度(これ以下では発育がおこらない温度)と有効積算温度(スギ雄花の開花に必要な温度の総和)を明らかにした. スギ雄花の発育限界温度は0.17℃, 有効積算温度は184日度であった. 花粉飛散開始日が明らかになっている年の過去8年間の気象データを用いて, 花粉飛散日から有効温度の積算が184日度になる日を逆算し, スギ雄花の休眠が打破された日(スギ雄花の生育が休止している状態が打破され, 再び生長を始めた日)を推定した. その時の気象条件を検討すると, 休眠打破は平均気温が6℃以下で最低気温が3℃以下の日が3日以上続き, その後に最高気温10℃以上の日が2日以上続いた時に生じていた. 今後これらの結果を用いて, スギの花粉飛散開始日を正確に予測することは困難でないと考えられる.
  • 中川 武正, 宮本 昭正, 秋山 一男, 高坂 知節, 小林 節雄, 中澤 次夫, 伊藤 幸治, 飯倉 洋治, 馬場 実, 奥田 稔, 西山 ...
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 93-105
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    全国17施設の内科, 小児科, 耳鼻咽喉科, 皮膚科より得た健常者171例, 各種アレルギー患者789例の血清を対象とし, FAST (fluorescence allergosorbent test)システムにより特異IgE抗体及び総IgEの測定を行った. またRAST, 皮膚テスト, 誘発テストとの比較及び臨床診断との比較検討を行った. RASTとの同時測定例において, 一致率85.7%, 相関係数0.848と良好な相関性を得た. 健常者検査例における特異性はRAST 95.5%に対し, FAST 93.1%であった. 問診, RAST/FAST, 皮膚・誘発テストからの総合的診断により病因アレルゲンを確定できた検査例における感度はRAST 82.3%に対し, FAST 85.3%であった. また皮膚テスト, 誘発テストの感度は, 各々92.4%, 94.7%であった. さらに臨床診断との一致率はRAST, FASTともに89.7%であった. 総IgEを健常成人について測定したところ, 累積95%値による正常上限250IU/m1を得た. 以上より, FASTシステムはIgE関連検査において臨床的有用性が高い検査法であると考えられた.
  • 粕谷 志郎, 古賀 香理
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 106-110
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    海産魚介類に寄生するアニサキス幼虫はアニサキス症の原因のみならず, その抗原は蕁麻疹などのアレルギー反応の原因にもなり得る. そこで, アニサキス幼虫の分泌抗原にてAlaSTATを作成し, 以下の患者群のアニサキス特異IgEを測定した. アニサキス症の87.5%, 確診できなかった腹痛症の66.7%がAlaSTAT陽性を示した. 近縁種の回虫胆道迷入症では0%であった. 一方, アニサキスに対するアレルギー反応と考えられるいわゆるサバ蕁麻疹群では75.0%が陽性を示したのに対し, 原因の特定できなかった蕁麻疹群では8.3%, 正常対照群では10.0%と低かった. 以上より, AlaSTATによるアニサキス特異IgEの測定は, アニサキス症の診断のみならず, 蕁麻疹, 腹痛などの原因としてアニサキスが関与するか否かの決め手としても重要な意義を持つものと思われた.
  • 伊平 慶三, 今井 俊道, 菅田 彰, 檜山 貴子, 菅沼 孝夫, 足立 満, 高橋 昭三, 田中 祐有子
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 111-118
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    イヌにおけるozone暴露後の気道反応性亢進に対する特異的thromboxane (Tx) A_2受容体拮抗剤S-1452の抑制効果を検討した. ozone暴露前後の気道反応性は7Hz oscillation法によるアストグラフにより測定し, 併せて気管支肺胞洗浄液(BALF)中のTxB_2, 6-keto-prostaglandin (PG) F_<1α>, PGE_2, 総細胞数の測定を行った. ozone暴露は3.04±0.02ppm(mean±SEM), 2時間行った. メサコリンに対する気道反応性はozone暴露後有意に亢進したが(p<0.01), S-1452の前投与により有意に抑制された(p<0.02). TxB_2及びPGE_2はozone暴露後に明らかな変化はなかったが, 6-keto-PGF_<1α>はozone暴露により有意な減少を示し(p<0.05), S-1452前投与によるozone暴露後においても同様に減少を示した(p<0.01). BALF中の総細胞数はozone暴露後有意な増加を示し(p<0.02), S-1452前投与においても有意に増加した(p<0.05). 以上より, ozone暴露後の気道反応性亢進に対してS-1452が有意な抑制効果を示し, TxA_2が重要な役割を果たしていることが示唆された. しかし気道局所でのTx A_2の産生亢進ではなく, PGI_2の減少によるTxA_2の相対的増加が気道反応性亢進を惹起している可能性が考えられ, S-1452はTxA_2に拮抗することにより両者のバランスの崩れを是正し, 気道反応性亢進を抑制したと推察された.
  • 巴 早苗, 岩本 逸夫, 吉田 尚, 冨岡 玖夫
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 119-124
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    substance P (SP)によるマウス皮膚顆粒浸潤の機序を解析するため, そのN末端ペプチドSP_<1-4>とSP_<1-9>, C末端ペプチドSP_<4-11>とSP_<6-11>およびcompound48/80をBALB/cマウス皮下へ投与しその局所の顆粒球(好中球・好酸球)浸潤と肥満細胞の脱顆粒を比較検討した. その結果, SP_<1-9> (10^<-5>〜10^<-4>M)は用量依存性に皮下組織内の顆粒球浸潤を惹起し, 同時に肥満細胞の脱顆粒も惹起した. しかしSP_<1-4>, SP_<4-11>およびSP_<6-11>は10^<-4>Mまでで有意な顆粒球浸潤も肥満細胞の脱顆粒も惹起しなかった. compound48/80 (0.5〜50μg/ml)もSP_<1-9>と同様に用量依存性に顆粒球浸潤と肥満細胞の脱顆粒を惹起した. これらからsubstance Pによるマウス皮膚顆粒球浸潤はそのN末端ペプチド依存性に肥満細胞の脱顆粒を介して惹起されると考えられる.
  • 根本 香代, 岡村 忠夫
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 125-134
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    anti-egg albumin IgGで被動性に感作したモルモットの盲腸紐から分散調整した単離平滑筋細胞を用い, アナフィラキシー性収縮(A収縮)時における細胞内情報転換系について検討した. ^<125>I-IgGは単離平滑筋細胞に結合し, IgGで感作した平滑筋細胞は抗原処置により短縮を示した(A収縮). ^<125>I-IgGの細胞への結合はneuraminidaseで抑制され, A収縮も抑制された. また, islet-activating protein (IAP), neomycin, quercetin, H-7の前処置によってA収縮は抑制され, phorbol 12, 13-dibutylateによってA収縮は増強された. 以上の結果から, 盲腸紐単離平滑筋細胞に結合したIgGと抗原との反応で発生したシグナルは, 細胞膜のG蛋白質の情報転換機能を介して細胞内収縮要素に伝達されることが示唆された. また, phospholipase-C, -A_2はA収縮における細胞内情報転換系のエフェクターである可能性があり, phospholipase-Cに連関して活性化されるCキナーゼもA収縮に関与すると推定された.
  • 金沢 博, 栗原 直嗣, 平田 一人, 寺川 和彦, 藤原 寛, 松下 晴彦, 太田 勝康, 武田 忠直
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 135-139
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我々は, 甲状腺機能亢進症に, 気管支喘息を合併する症例を経験することがある. しかし, 両疾患の病因及び生理学的機序は, いまだ明らかにされていない. 今回, 我々は, 甲状腺ホルモンが, 直接的に好中球及び肺胞マクロファージからスーパーオキサイドの産生を促進することを明らかにした. さらに, 甲状腺ホルモンは, 好中球を活性化し, fMLP・PMAに対する反応性を亢進させることも明らかにした. 甲状腺機能亢進症患者における気管支喘息の増悪に対して, スーパーオキサイドが重要な役割を果たしている可能性が示唆された.
  • 本橋 俊和
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 140-147
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    血清中soluble CD4, CD8 (sCD4, sCD8)値はTリンパ球の活性化と関連し免疫学的疾患のモニタリングに有用と考えられる. 著者らは川崎病(KD)における血清中のsCD4, sCD8値を測定し, sCD4, sCD8値の面から血管炎であるアナフィラクトイド紫斑病(AP)およびウイルス性急性熱性疾患である麻疹と比較検討した. 血清中sCD4, sCD8値はsandwich enzyme immunoassayにより測定した. また同時にKDについてはT cell subsetsの絶対数をfluorescence-activated cell sorterにより解析した. KDおよび麻疹の急性期においてsCD4, sCD8値の上昇がみられたがAPでは変化がなかった. KDにおけるsCD4値の上昇は急性期早期に, sCD8値の上昇は急性期後期に認められた. KD急性期における末梢血のT-cell subsetsではCD4+, CD8+Tリンパ球にHLA-DRの発現の増強はみられなかった. KD急性期のsCD4, sCD8値の高値はHLA-DRの発現の増強を伴わない末梢血Tリンパ球の活性化あるいは組織内でのTリンパ球の活性化を反映しているよに思われた.
  • 本橋 豊, 中沢 次夫
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 148-155
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    関節症状を主とする慢性関節リウマチ(以下RA)の病態発現に血液凝固線溶系がいかに関連するかを把握することを目的として血液凝固線溶能をウロキナーゼ活性化多血小板血漿トロンボエラストグラフィで測定しランズバリー活動性指数との関連を解析した. RA群は活動性別のどの群においても健常対照群に比し, 凝固時間k, 反応時間r+kは短縮, 最大振幅maは増大, 溶解時間LTは延長していて, 対照群との比較では特にma, LTにおいて顕著な差が認められた. 活動性指数0〜19%群の軽症例でも対照群と比べてk, r+k, ma, LTの順でp値は小さくなり有意の差が認められた. LT, LT/k, ma×LTは活動性指数と有意の正の相関が認められ, この順で相関係数は高かった. 結論としてRA群ではフィブリン形成性が認められ, この原因として溶解時間LT, 血餅の強度に関係する最大振幅maが病態発現に関与している可能性が考えられ, 溶解時間LTとランズバリー活動性指数との相関関係が示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 156-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 157-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 157-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. 158-161
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 2-1 号 p. Cover15-
    発行日: 1992/02/28
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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