アレルギー
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41 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 3 号 p. Cover18-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 3 号 p. Cover19-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. App7-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. App8-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 落合 武徳
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 381-384
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 高橋 清, 宗田 良, 岸本 卓巳, 松岡 孝, 前田 昌則, 荒木 雅史, 高田 穣, 谷本 安, 菅野 尚, 河田 典子, 木村 郁郎
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 385-393
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ヒト肺疾患での肥満細胞を介するアレルギー性炎症反応機序解明の一手段として, 88例の摘出肺組織から肥満細胞を分離する目的で, 剪刀により細切後, pronase-chymopapain, collagenase-elastaseによる酵素処理, percoll連続密度匂配法, 付着細胞除去法の4段階の処理を行った. その結果, 36例での分離法の検討では平均38.8%の純度, 95%以上の生存率を保つ単離肥満細胞を得ることができ, 肥満細胞1個あたりのヒスタミン含量は, 平均4.1pgと細胞傷害度は軽度であった. さらに得られた肥満細胞の各種刺激に対する反応性を52例について検討したところ, calcium ionophore A 23187では濃度及びCa^<2+>依存性にヒスタミン遊離がみられた. またcompound 48/80に対しては100μg/ml末満の濃度ではヒスタミン遊離は認められなかった. さらにanti-IgEに対する反応性は濃度依存性にヒスタミン遊離がみられ, かつ細胞外Ca^<2+>に依存性であった. 以上, 本法で得られたヒト肺単離肥満細胞は, 各種疾患における免疫アレルギー反応の病態や薬理動態の解明に有用と考えられた.
  • 大塚 武
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 394-401
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    該当食物に対する特異IgE抗体陽性の13人の食物アレルギー児および対照群として5人の非アトピー児に, それぞれ21回と5回の経口食物負荷試験を行い, 誘発される症状の有無と血漿ヒスタミン動態について検討した. 血漿ヒスタミン濃度はRIA法により食物負荷前, 負荷後5分, 15分, 30分, 60分, 120分, 240分に測定した. その結果, 血漿ヒスタミン濃度は負荷陽性群では, 負荷後120分と240分に有意に上昇した. このことは消化管から吸収された抗原活性物質によって反応が生じている可能性を示唆した. また, 負荷陰性群においても負荷陽性群ほどはないものの, 負荷後のピーク値は有意に上昇した. これは, 臨床的に評価できない程度の軽徴な反応を表現している可能性がある. なお, 対照群においては血漿ヒスタミン濃度の有意な変動を認めなかった. 今回の結果より, 食物負荷前後での血漿ヒスタミン濃度の測定は, 食物負荷試験において客観的な指標になりうると考えられた.
  • 奥間 稔
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 402-410
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    兄姉がアレルギー外来通院中の乳児30例について, 妊娠中および生後12力月までの卵・牛乳除去と栄養方法の違いにより3群に分類して, その効果について検討した. 卵・牛乳除去群では, 15例中3例(20%)が食物アレルギーを発症し, 非除去群15例中7例(47%)より低率であったが有意差はなかった. また, これら食物アレルギー児10例中8例(80%)が, 3〜6力月までに発症しており, この時期は食物アレルギー発症の要注意時期と思われる. 食物アレルギー発症と総IgE値や特異IgEおよび特異IgG4との間には一部の症例を除いて有意な相関は認められなかった. このように, アレルギー発症のハイリスク群においては, 卵・牛乳除去を実施しても食物アレルギーの有意な減少はみられなかったが, これらの症例に対しては臨床症状出現に十分注意し, 成長・発達にも留意しながら総IgEや特異IgEおよび特異IgG4などを参考にしながら, きめ細かい対応をすることが日常診療において最も重要と思われる.
  • 大谷 武司, 木村 康子, 阪口 雅弘, 井上 栄, 飯倉 洋治, 安枝 浩
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 411-417
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    最近開発された特殊防ダニ布団(TR社)を, 喘息児とその家族(23組)に普通の布団(コントロール)と一緒に約2年間実際に使用し, 布団のダニ数と, ダニ抗原量(Der I, Der II)を測定しその効果を検討した. 1. 2年間, 延べ124組の布団のダニ数の結果は, 防ダニ布団は平均6.4匹(SD±8.8)であり, コントロール布団の70匹(SD±99)にくらべ約1/10であり有意に少なかった(p<0.001). 2. ダニの追跡調査を約2年間(使用後3, 6, 9, 12, 27力月)おこなったが, いずれも, 防ダニ布団のダニ数はコントロールに比べ, つねに1/10かそれ以下であった(p<O.01). 3. 2年間使用した布団の中綿についてDer IとDer IIのダニ抗原量を測定した. 防ダニ布団のダニ抗原量はコントロールに比べ平均で約1/24であった. 4. 布団たたきをし空中ダニ抗原量(Der I, Der II)を測定した. その結果, 防ダニ布団とコントロールのダニ抗原量の比は1:22〜264であった. 以上の結果から, 防ダニ布団は普通の布団に比べ, ダニの繁殖を常に1/10かそれ以下に防止し, しかも, 布団の中綿と浮遊するダニ抗原量はさらに少ないという結果であった.
  • 宇野 勝次
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 418-427
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    β-ラクタム剤過敏症疑診患者193例に対して白血球遊走阻止試験により原因薬剤を検出した147例を対象に, β-ラクタム剤の化学構造と過敏症状の相関性を検討した. β-ラクタム剤の各母核構造並びにセフェム剤の各3位側鎖構造は, 各過敏症状の発現頻度に有意差を認めなかった. しかし, アシル側鎖構造では, aminothiazolyl基を有する薬剤群が皮膚症状に比べ発熱や, 特に肝機能障害を高く発現し, 一方, benzyl基を有する薬剤群は皮膚症状に比べ肝機能障害を低く発現した. 白血球遊走促進因子(LMAF)と阻止因子(LMIF)の検出比率では, 発熱や, 特に肝機能障害にLMAFを有意に高く検出した. また, 7位のアシル側鎖にaminothiazolyl基を有するセフェム剤はLMAFを80%と極めて高く産生した. 以上の結果から, β-ラクタム剤の化学構造と過敏症状の特異性は, アシル側鎖構造に依存し, aminothiazolyl基は発熱や, 特に肝機能障害の誘発能が高く, この発現機序にaminothiazolyl基の高いLMAF産生能が関与していると考えられる.
  • 多田 慎也, 難波 次郎, 横田 聡, 杉本 啓介, 今城 健二, 川畑 秀俊, 入江 正一郎, 木村 郁郎, 貴谷 光, 谷崎 勝朗
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 428-433
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    慢性関節リウマチ(以下RA)の肺合併症としての間質性肺炎(以下RA+IP)について, 肺局所病態を明らかにする目的で, soluble IL-2 receptor (以下sIL-2R)に注目して検討を行った. 気管支肺胞洗浄法(以下BAL)による肺局所細胞反応の検索では, RA+IPにおいて総細胞数の増加, リンパ球と顆粒球比率の増加を認めた. BAL液は10倍に濃縮し, 血清はそのままでELISA法によりsIL-2R並びにalbuminを測定した. RAでは血清中sIL-2Rが高値であり, RAの活動性としての赤沈値やランスバリー指数との間に正の相関が認められた. さらにRA+IPでは, RA自体の活動性や障害の程度にかかわらずより高値となる傾向であり, BAL液中におけるsIL-2R/albumin ratioも高値であったことから, 血清中において高値となるsIL-2Rは肺局所での活発な免疫応答を反映していると推察された.
  • 新海 健吉, 石川 伸広, 木村 努
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 434-446
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    低分子抗原としてTNBSをとりあげ, モルモット, ウサギ, F344ラットおよびA/Jマウスにおいて, TNBS単独およびAlum併用免疫で免疫原性の発現が認められるか否かを明らかにする目的で, FCA併用免疫の場合と, 体液性・細胞性免疫応答を指標として比較検討を行った. 実験群は4種の実験動物につきTNBS単独sc群, Alum併用ip群(1回&3回感作)ならびにFCA併用sc群(1回&3回感作)を設け, 体液性検査系(HA・PCA・SANA・Arthus)と細胞性検査系(DTH)によりTNBSの免疫原性発現をしらべた. その結果, これらすべての実験動物において, FCA併用sc群はもとより, TNBS単独sc群およびAlum併用ip群においても, 体液性免疫応答はいずれの検査系で予想以上に明確な陽性反応を示した. 細胞性のDTH(皮内注射法)ではモルモットとウサギのほぼすべての実験群で陽性であったが, ラットでは陰性であり種差が認められた. 以上の成績から, TNBSは薬物アレルギーを追求する上で, 抗原性試験における有用性の高いモデル化合物として, 陽性対照物質になり得ると考える.
  • 松崎 正晴, 塚田 裕, 茅原 紘, 只左 弘治, 伊奈 和夫
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 447-453
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    SLE, PSS患者血中に出現する抗ポリADP-リボース抗体と各種の薬剤によって誘導された抗ポリADP-リボース抗体の差異について検討した. 抗てんかん薬, 抗うつ薬のフェノバルビタール, フェニトイン, バルプロン酸及び抗不整脈剤のプロカインアミドの服用者血中に抗ポリADP-リボース抗体の出現を認めた. それぞれの薬剤での抗ポリADP-リボース抗体の出現率は10.3〜22.2%であった. 鎖長の異なるポリADP-リボースを調整してこれらの抗体と反応させたところ, SLEやPSSの自己免疫性疾患で出現する抗体は鎖長の長い抗原にも, 鎖長の短い抗原にも共に良く反応するのに対して, 薬剤で誘導された抗体は鎖長の長い抗原には良く反応するが鎖長の短い抗原にはほとんど反応しなかった. 抗ポリADP-リボース抗体の出現を認めた妊婦(出現率6.3%)の抗体は, 薬剤で誘導された抗体と似ていた. これらのことから自己免疫性疾患特にSLEやPSSで出現する抗ポリADP-リボース抗体は鎖長の短い抗原に対しても反応するという特異性を持っており, 妊婦や薬剤誘発ループス(DIL)に出現する抗体とは抗原に対する特異性に明らかな差が認められた.
  • 藤森 勝也, 佐藤 誠, 篠川 真由美, 鈴木 栄一, 荒川 正昭
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 3 号 p. 454-458
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    症例は, 80歳, 女性. 約20週間, 夜間を中心とした咳嗽が持続し, 鎮咳去痰薬では軽快しなかった. 自覚症状として胸やけ, 溜飲があり, 上部消化管内視鏡検査(GIF)・胃透視所見より, gastroesophageal renm (GER)を強く疑い, ヒスタミンH_2拮抗薬とcysapuridの内服により, 約4週間で咳嗽が消失したことより, GERによる慢性持続咳嗽(CPC)と診断した. さらに, 自覚症状とGIFよりGERを強く疑う症例で, CPCの有無を検討した. 新潟県立妙高病院で1990年にGIFを実施した676症例のうち, 自覚症状として胸やけがあり, GIFで食道裂孔ヘルニア, 逆流性食道炎の所見を認めた症例は7例であった. このうちCPCを認めた症例は, 本例1例のみであった. 自覚症状やGIFからGERを疑う症例のうち, CPCは高頻度ではないと考えられるが, CPCの原因検索として, GERの検討はぜひ必要であると考えた.
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. 459-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. 459-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. 460-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. 461-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 3 号 p. 462-465
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 3 号 p. Cover20-
    発行日: 1992/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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