アレルギー
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41 巻, 7 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 7 号 p. Cover30-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 7 号 p. Cover31-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 岸本 進
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 713-719
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 尚, 友永 淑美, 犬山 正仁, 三浦 直樹, 下田 照文, 坂本 裕二, 木谷 崇和, 原 耕平, 浅井 貞宏
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 720-726
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    飲酒によっておこる気道収縮反応は, 日本人喘息患者の約半数に認められる反応で, 臨床上重要な増悪因子のひとつである. 今回我々は, このアルコール (飲酒) 誘発喘息の機序を明らかにする目的で, 成人喘息患者6名に対して, 種々の抗喘息薬で前処置したうえでエタノール経口負荷試験を行い, その抑制効果を検討した. 抗ヒスタミン作用を有するcyproheptadine hydrochloride 8mgの経口投与はエタノール負荷120分後の反応を有意に抑制し, disodium cromoglycate 2mgの吸入は負荷後15分から30分の反応を有意に抑制した. 一方atropine sulfate 3mgの吸入は抑制効果を示さなかった. これらの結果から, アルコール (飲酒) 誘発喘息の機序には肥満細胞 (好塩基球) とヒスタミンが関与していることが示唆された. しかし今回検討した6症例に関して, 薬剤の抑制効果は必ずしも同一ではなく, 本症は単一の化学伝達物質を介する反応ではなく, 複雑な反応の結果起こっていることも考えられ, さらに検討が必要と思われた.
  • 秋山 一男, 三上 理一郎, 可部 順三郎, 江頭 洋祐, 岩田 猛邦, 田口 善夫, 赤木 克巳, 竹山 博泰, 羽間 収治, 浜野 三吾 ...
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 727-738
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我が国における成人気管支喘息の実態を, 主として患者へのアンケートを中心に調査し, 小児発症群と成人発症群及び成人再発群の3群に分類しその比較を試みた. 1) 成人喘息に占めるそれぞれの頻度は小児発症群11.1%, 成人発症群77.3%, その他11.6% (成人再発群3.7%及び不明) であった. 2) 成人喘息に占める小児発症群は年齢と共に激減し, 一方成人発症群は年齢と共に増加し50歳以後では90%以上を占めた. 3) 小児発症群では男, アトピー型, アレルギー疾患既往・合併症, 軽症例, 夜間外来受診歴, 発作時O_2吸入・人工呼吸歴の頻度が成人発症群に比べて有意に高く, 他方成人発症群では感染型, 薬剤常用者, ステロイド常用者, 重症, アスピリン過敏症の頻度が小児発症群に比べて高かった. 4) 成人再発群は小児発症群と成人発症群との中間に位置する群と考えられた. 5) 以上より発症年齢を基準とする分類法が現時点で臨床上分類が容易かつ曖昧さが少ない点より, 成人にみられる気管支喘息を小児発症喘息・成人発症喘息・成人再発喘息の3群に分類する新しい分類法を提唱した. この分類は今後成人喘息の病因・病態の解明に有用と考える.
  • 金廣 有彦, 高橋 清, 多田 慎也, 宗田 良, 猪木 篤弘, 谷本 安, 木村 五郎, 岡本 章一, 岡野 智治, 古藤 直紀, 木村 ...
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 739-748
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    LAR発現の機序におけるリンパ球の関与を明らかにする目的で, house dustあるいはCandida抗原吸入誘発試験を施行し, IARあるいはLARを呈する気管支喘息患者末梢血リンパ球の幼若化反応, IL-2, NCFおよびECF産生能を検討し以下の成績を得た. 1) house dustによるLAR症例ではmite抗原特異的リンパ球幼若化反応, IL-2, ECF産生能が低値ながら有意な亢進が認められたが, NCF産生能は各群間で有意差が認められなかった. 2) CandidaによるLAR症例ではCandida抗原特異的リンパ球幼若化反応, IL-2, ECF産生能さらにはNCF産生能の著明な亢進が認められた. 3) LAR症例において抗原特異的なリンパ球幼若化反応とIL-2産生能の間に有意な正の相関関係が認められた. またCandidaによるLAR症例においてCandida抗原特異的IL-2とNCF産生能との間に有意な正の相関関係が認められた. 以上, III, IV型アレルギー反応を包括する細胞反応型アレルギーの一環として, 既にLAR発現の早期よりTリンパ球由来の諸因子が重要な役割を果たしていることが判明した.
  • 本間 季里, 河野 陽一, 平野 清美, 下条 直樹, 鈴木 宏, 星岡 明, 新美 仁男
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 749-756
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    食物アレルギーが疑われたが, 詳細な問診, RAST法による特異IgE抗体の測定などからは確定診断ができなかった患児8名に対して直腸粘膜細胞診を指標とした抗原誘発試験を施行した。すなわち, 経直腸的あるいは経口的に抗原を負荷し, 抗原負荷前および負荷後48時間まで経時的に直腸に綿棒を挿入して直腸粘膜を採取し, 肥満細胞, 好酸球および臨床症状の出現を観察した. 経直腸的に抗原を負荷する直腸誘発試験は患者に均一の条件で抗原を負荷することができることより, 抗原の誘発方法は基本的に直腸誘発試験によった. しかし, 直腸誘発試験では反応が弱く臨床症状も認めない症例に関しては引き続き経口的に抗原を負荷する経口誘発試験を施行した. その結果, 以下の事実が判明した. (1) 今回の直腸粘膜細胞診を指標とした抗原誘発試験では, 即時型アレルギー反応だけでなく, その後に認められる反応も確認することができた. (2) 好酸球だけでなく, 肥満細胞の出現を観察することができ, アレルギー反応の指標として有用であった. (3) RAST法による特異IgE抗体が陰性の患児においても直腸粘膜細胞診で肥満細胞, 好酸球の出現が認められ, 対応する臨床症状が出現した症例もあった. (4) MA-1ミルクなどRAST法では測定が不可能な抗原に対するアレルギー反応もin vivoの本検査により確認することが可能であった. (5) 今回の抗原誘発試験では, 臨床症状に対応する抗原に対して好酸球, 肥満細胞が出現し, 機械的な刺激による非特異的な反応は認められなかった. 以上のことから, 今回の直腸粘膜細胞診を指標とした抗原誘発試験は, アレルギー反応が起こる局所である直腸粘膜を用いたin vivoにおける食物アレルギーの客観的な診断法として, 極めて有用と考えられた.
  • 菅沼 孝夫, 川上 保雄, 足立 満, 高橋 昭三, 馬場 實, 岩崎 栄作, 宮林 容子
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 757-765
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    新しいアレルゲン特異的IgE抗体測定法であるオリトンIgEキットがアレルゲン特異的IgE抗体のスクリーニング法として有用か否かを検討する目的で, 11種類のアレルゲン (ハウスダスト2, コナヒョウヒダニ, スギ, ブタクサ, 卵白, 牛乳, ネコ上皮, イヌ上皮, カンジダ, アルテルナリア, アスペルギルス) に対するIgE抗体を測定し, 皮内反応およびRASTとの比較を行った. 対象はアレルギー患者103例, 健常者10例であった. その結果, オリトンIgEによる特異的IgE抗体の測定では, RASTとの間に相関係数0.76 (p<0.01), 全体一致率85.9%と良好な相関が認められた. 特に, コナヒョウヒダニ, スギ, ブタクサ, 卵白, カンジダの5項目において両者の相関係数が0.7以上を示し良好であった. また, オリトンIgEの皮内反応に対する一致率は71.8%, 感度は45.3%, 特異性は87.8%であった. 感度は本法が, 特異性ではRASTがやや優れていると思われたが, いずれも明らかな差は認められなかった. また, 一致率はRASTとほぼ同程度であった. これらのことから, オリトンIgEはアレルゲン特異的IgE抗体のスクリーニングに有用性の高いものであることが示唆された.
  • 小杉 忠誠, 齋藤 滋, 玉城 昇, 下地 克佳, 嘉数 朝一, 齊藤 厚, 伊集 操, 縣 裕篤
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 766-771
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    沖縄県地方のアレルギー性疾患 (気管支喘息, アレルギー性鼻炎, アトピー性皮膚炎, 合計127例) のアレルゲン感作状態を知る目的で, MAST法によるアレルゲン特異的IgE抗体の測定を行った. アレルゲン別陽性率は, 吸入性ではコナヒョウヒダニ (65%), ハウスダスト (58%), ネコ (17%), スギ (9%) の順に高値を示した. 食餌性ではコムギ (16%), エビ (14%), 卵白 (12%), コメ (12%), カニ (12%) の順に高値を示した. アレルギー性疾患別では, アレルギー性気道性疾患と比較して, アトピー性皮膚炎を有する症例において, 平均陽性アレルゲン数が多かった. 1症例の平均陽性アレルゲンは2.0項目で, 5項目以上のアレルゲンに陽性を示した症例は12例 (9%) であった. これらの結果を文献的に検討した結果, 本土の他の地域と比較して, 沖縄県地方では重複アレルゲン数は本土の他地域に比して少ないことが明らかとなった.
  • 伊藤 浩明, 菊池 哲, 山田 政功, 鳥居 新平, 吉田 政己
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 772-777
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    吸入療法施行時に, 噴霧された薬液の濃度変化を知る目的で, 超音波ネブライザーOMRON NE-U10Bと, 大容量のジェットネブライザーINSPIRON NEBULIZER 002305について薬液漕内の残留薬液とaerosol回収液の濃度を経時的に測定した. 超音波ネブライザーでは, 0.9%NaCl溶液, DSCG, isoproterenolともに残留薬液濃度が時間とともに上昇し, これに並行してaerosol回収液の濃度も上昇した. 濃度上昇は, 薬液終了直前に特に急激にみられた. DSCG, isoproterenolの分解産物は検出されず, これらの薬剤は超音波ネブライザーに対しては安定であると思われた. 一方, ジェットネブライザーによっても残留薬液に濃度上昇がみられ, aerosol回収液濃度もそれに並行して上昇したが, 薬液漕内の濃度と比べると常に低濃度であった. 吸入療法の施行に当たっては, これらの濃度変化に留意し, 特に薬液の継ぎ足しの危険性を考慮する必要があるものと考えられる.
  • 阿久津 郁夫, 福田 健, 牧野 荘平
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 778-786
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の特徴の一つである気道粘膜内好酸球浸潤におけるリンパ球の役割を検討するため, ダニ抗原陽性喘息患者の末梢血単核球を抗原存在下で培養すると, 好酸球遊走活性 (ECF活性) が認められることを既に報告した。今回このECF活性が, 細胞性免疫抑制剤であるサイクロスポリンA (CyA), FK-506 (FK) により抑制されるか否か, またその抑制機序について検討した. 単核球培養液中にCyA, もしくはFKを添加して得たECF活性は非添加時に比し有意に減少した. また, 本培養系にIL-2を十分添加してもこの抑制傾向に変化は認めなかった. さらに, 培養上清を等電点電気泳動にて分画し, 各分画のECF活性を測定した結果, そのピークはpH7.0〜7.5に認められ, これはCyA処置で抑制された. 以上より, 喘息患者の気道内好酸球浸潤にはリンパ球由来因子が関与し, その抑制に免疫抑制剤の有用性が示唆された.
  • 巴 早苗, 岩本 逸夫, 冨岡 玖夫, 吉田 尚
    原稿種別: 本文
    1992 年 41 巻 7 号 p. 787-791
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    substance P (SP) によるマウス皮膚顆粒球浸潤は肥満細胞依存性であることが示されている. しかしこの顆粒球浸潤に関与する肥満細胞由来のメディエーターは明らかではない. そこでこの顆粒球浸潤の惹起にleukotriene B_4 (LTB_4) が関与しているか杏かを, LTB_4拮抗剤ONO-4057を用いて検討した. その結果, BALB/cマウスへのONO-4057前投与のSP皮下投与6時間後の好中球および好酸球浸潤を各々74.1%と75.1%抑制した. この抑制の程度はdisodium cromoglycateによるそれと同程度であった. さらにONO-4057前投与はSP皮下投与24時間後の好中球浸潤を抑制したが (抑制率34.4%), 同好酸球浸潤は抑制しなかった. 以上から, LTB_4はSPによるマウス皮膚好中球および好酸球浸潤を惹起する主要な肥満細胞由来の走化性メディエーターと考えられる.
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 792-795
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 796-802
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 803-804
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 805-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 806-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 807-812
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 813-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 814-815
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 816-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 816-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 41 巻 7 号 p. 817-820
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 41 巻 7 号 p. Cover32-
    発行日: 1992/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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