アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
43 巻, 1 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 43 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 43 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 43 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 43 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 高鳥 美奈子, 信太 隆夫, 秋山 一男, 高鳥 浩介
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    相模原地区における屋外空中飛散真菌を1970年および1980年と同一の地点で同じ落下培養法により1983年から1992年まで毎週調査した. 全10年間の平均検出率順から, 酵母類とMycelia steriliaを除きCladosporium, Alternaria, Epicoccum, Aureobasidium, Curvularia, Ulocoladium, Penicillium, Arthrinium, Nigrospora, Fusarium, Trichoderma, Pestalotiaが主要優先菌とみられ, 1980年の相模原および全国の調査成績とほぼ同様である. CladosporiumとAlternariaは毎年最優先2属で, 次いでEpicoccumが3位となることが多かった. しかし, 1970年に4位以内にあったAspergillusとPenicilliumは後退し, 特にAspergillusは既に低頻度菌でさえある. 季節性分布では, 総じて6月の梅雨期と9〜10月の秋期をピークとする2峰性を示した. この2峰はCladosporiumとAlternariaから主に成り, 後者は梅雨期がより優位である. 明らかな単峰性分布が確認されたものに梅雨期のEpicoccum, 秋期のUlocladium, 夏期のCurvulariaとNigrosporaがある. その他の主要菌に明瞭な季節性はみられなかった.
  • 秋山 一男, 前田 裕二, 田部 一秋, 金子 富志人, 早川 哲夫, 長谷川 真紀, 田所 憲治, 三田 晴久, 信太 隆夫, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 9-15
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    我が国における成人気管支喘息の30%を占める高齢者喘息患者(60歳以上)の特徴をアレルギー反応の観点から検討した. 高齢者喘息患者においては, 1. 即時型皮内反応陰性例が多く, 陽性例においても一人あたりの陽性抗原数は少ない. 2. ハウスダスト, ダニ, スギ等主要な抗原に対する即時型皮内反応陽性率は年齢とともに減少し, 高齢者では著減する. 3. カンジダに対する即時型皮内反応陽性率は年齢による変動は少なく, 高齢者ではかえって増加する. 50歳以上では陽性率第1位であり, カンジダ単独陽性例が多い. 4. 皮内反応陽性例における血中IgE抗体の陽性頻度, 吸入誘発反応・眼反応陽性頻度, 末梢白血球ヒスタミン遊離反応陽性頻度は若年喘息群と変わらない. 以上の事実から, 高齢者喘息ではアトピー型関連喘息の頻度は少ないが, その内容は若年者と変わらない(カンジダを除く). しかし, 高齢者喘息においては加齢により新たにアトピー素因を獲得する可能性を含めて, 若年喘息群とは別の観点からアレルギー反応を考えることが必要と思われる.
  • 鵜飼 幸太郎, 雨皿 亮, 増田 佐和子, 中本 節夫, 大川 親久, 岡本 耕典, 坂倉 康夫
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 16-21
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    最近の三重大学耳鼻科外来において施行しているハウスダスト減感作治療効果を報告した. ハウスダスト減感作治療中の51例(小児24例)である. 減感作方法は50%増量法で行った. 鼻自覚症状, 局所所見, 他覚検査を評価項目とした. 評価は開始時, 6力月〜1年未満, 1〜2年未満, 2年以上の4群に分けおこなった. ハウスダスト減感作治療による自覚症状改善率は成人74.1%, 小児66.7%で6力月以上で有意な改善がみられた. 他覚検査では鼻誘発反応, ヒスタミン過敏性, 鼻粘膜肥満細胞数, 血中好塩基球において自覚症状と同様早期から改善がみられた. 以上の結果から減感作を基礎治療としこれに薬物療法を併用して症状をコントロールするのが最適と考えられた.
  • 小渋 達郎, 椿 俊和, 岩崎 郁美, 赤沢 晃, 斉藤 博久, 飯倉 洋治, 小屋 二六, 岸田 勝, 青木 継稔
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 22-27
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ある特定の食物摂取によって即時型アレルギー反応を引き起こした既往がある20例に, 異なった時期に食物負荷試験を行い, 負荷時期による症状発現の有無に差が認められるか検討した. 入院後48時間以内に負荷試験を施行した群をGroup I, 入院7日以降に施行した群をGroup IIとした. Group Iは11名中9名が, Group IIは9名中2名のみが陽性を示し, 入院後48時間以内の負荷において有意に陽性が多かった(p<0.05). 一方負荷試験陽性群と陰性群について負荷試験直前の好酸球%を調べたところ, 陽性群で明らかな高値を示した(p<0.05). さらにGroup IIで入院時から各負荷試験直前までの好酸球%の推移をみると, 陰性例では全例低下を示したが, 陽性となった2例はほとんど低下しなかった. 以上入院後食物に対する過敏性は低下することが確かめられた. したがって, 今後入院後に食物負荷試験を行う場合は, 入院直後や外泊直後もしくはあらためて外来で行うことが患児の食物に対する過敏性の有無を正しく評価しうる方法であるといえる.
  • 篠川 真由美, 佐藤 高久, 竹本 淳紀, 長谷川 隆志, 鈴木 栄一, 荒川 正昭
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 28-36
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息発作におけるロイコトリエン(LT)の役割を明らかにする目的で, LTC_4, D_4, E_4, B_4を, 発作時の静脈血を用いて同時に測定し検討した. 25例の気管支喘息患者(アトピー型15例, 非アトピー型10例)と4例の健常者を対象とした. 発作時に来院した患者から, 治療前にヘパリン加採血を行い, エタノールに抽出後, Sep-Pakカラムで部分精製し, HPLC-RIA法で定量した. 健常者では, LTは, 検出限界以下であった. 喘息発作時の静脈血中LTC_4, D_4, E_4, B_4はそれぞれ100±179, 88±116, 479±291, 55±73 (Mean±SD) pg/mlであった. ペプチドLTは発作寛解時には, 検出限界以下であった. 中発作時のLTD_4は, 小発作時に比べ有意に(p<0.05)高値であった. ペプチドLT全体としても小発作に比し中発作で高い傾向を示したが, 有意差はなかった. アトピー型と非アトピー型の比較では, 発作時の各LTに差を認めなかった. ペプチドLT, LTB_4ともにアトピー型, 非アトピー型のどちらにおいても, 喘息発作のメディエーターの一つとして作用していることが示唆された.
  • 坂井 恵子, 奥山 治美, 島崎 弘幸, 片桐 雅博, 鳥居 新平, 松下 隆, 馬場 駿吉
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 37-43
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    血漿総脂質とリン脂質におけるリノール酸の割合がアトピー患者の方が同年齢の健常者より有意に多く, オレイン酸は少なかった. トリアシルグリセロール(中性脂質)分画ではn-3/n-6比がアトピー患者で有意に低かったが, n-6系列のγ-リノレン酸やアラキドン酸の割合は両群間に有意な差が認められなかった. 以上の結果より, アトピー患者でデルタ6-不飽和化酵素活性が低下している根拠はみられなかった. むしろ, 身体のアレルギー反応性を抑制するには食事脂質のn-3/n-6比を上げることが有効である可能性を論じた.
  • 根本 香代, 岡村 忠夫
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 44-54
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    抗卵白アルブミン家兎IgG抗体で受動性に感作したモルモットの摘出気管筋標本に, K^+マーカーとしての<86>Rbを負荷させ, 抗原による筋組織からの<86>Rb流出量を測定し, アナフィラキシー性収縮(A収縮)時におけるK^+チャネルの関与について検討した. 抗原投与時において<86>Rb流出量は増加し, この増加はCa^<2+>-free溶液下あるいは40mM-KCl存在下で抑制されたが, glibenclamide(10μM)存在下あるいは20mM-KCl下では抑制されなかった. また, A収縮時には膜電位の減少と活動電位の発生が認められた. 一方, 抗原投与と対比して実験を行ったhigh-KCl投与においては, 濃度依存性に<86>Rb流出量が増加し, この増加はCa^<2+>-free下で抑制されたが, glibenclamide存在下では抑制されなかった. IgGを介したA収縮時のK^+チャンネル開口は, 20〜40mM KClによって減少する膜電位変化に依存性であり, 開口するK^+チャンネルは電位依存性K^+チャンネルおよびCa^<2+>活性化K^+チャンネルであることが示唆された.
  • 福田 典正, 吉原 重美, 市村 登寿, 矢内原 昇
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 55-61
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    モルモットの呼吸器組織におけるCGA-IRをCGAのN末端359-389を認識する抗体R-0763を用いて検討した. OAを反復吸入して作製した感作モルモットを, 生食吸入とOA暴露の2群に分けて, 呼吸抵抗, および気管, 大気管支, 下肺におけるCGA-IRの変動を検討した. 生理的食塩水吸入モルモットの呼吸器組織中のCGA-IRは, 組織湿重量1g当たり0.4〜2pmolであった. 部位による差を下肺>気管>大気管支の順に認めた. OA吸入暴露により気道の即時型反応を誘発させたモルモットでは, 呼吸抵抗の上昇に一致して気管, 大気管支のCGA-IRが有意(p<0.01)に増加した. 下肺では増加傾向を認めたが有意差はなかった. 上記の成績は, モルモット気道のI型アレルギー反応が交感神経系にストレスとして作用する可能性を示唆している.
  • 多賀谷 悦子, 玉置 淳, 武山 廉, 磯野 一雄, 兼村 俊範, 坂井 典孝, 千代谷 厚, 金野 公郎
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 62-67
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    イヌ摘出気管支輪を用い, 気道平滑筋の迷走神経伝達におけるNa^+-K^+-ATPaseおよびCa^<2+>-activated K^+-channelによる制御機構を検討した. カリプドトキシン(ChTx)の投与によりフィールド電気刺激(EFS)に対する収縮反応は増強したが, アセチルコリン(ACh)に対する収縮は影響を受けなかった. 一方ウアバインは, EFS, ACh両者に対する筋収縮反応を濃度依存性に増加させ, 高濃度においては前者に対する効果がより顕著であった. また, small conductance K^+-channel, ATP-sensitive K^+-channelの関与についても検討するため, アパミンおよびグリベンクラミドを用いて同様の検討を行ったが, EFS誘起性収縮に対する効果は認められなかった. したがって, Ca^<2+>-activated K^+-channel, Na^+-K^+-ATPaseは, 迷走神経からのACh遊離に抑制的に働き, 気道平滑筋のトーンの調節に関与している可能性が示唆された.
  • 今井 史彦, 鈴木 輝彦, 石橋 俊子, 大野 修嗣, 田中 政彦, 土肥 豊
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 68-70
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    Sjogren症候群では高γ-グロブリン血症にもとづく高粘稠度症候群に対してはステロイド剤による治療がこれまでなされてきた. 今回SASPがB細胞に対し抑制的に働くことを利用して血中IgG値が3000mg/dl以上のSjogren症候群患者に対しSASPを投与し, その影響について検討した. SASPを1g/日, 8週間投与したところ, 血中IgG値およびIgA値が有意に減少した. 11例中4例(36%)に副作用が認められた. 全例皮疹であり, 投与中止後1週間以内に消失した. Sjogren症候群に対するSASP療法は継続投与も可能であり, 有用な治療法の一つと思われた.
  • 宮本 昭正, 信太 隆夫, 冨岡 玖夫, 牧野 荘平, 可部 順三郎, 中島 重徳, 田村 弦, 福田 健, 岩本 逸夫, 足立 満, 森田 ...
    原稿種別: 本文
    1994 年 43 巻 1 号 p. 71-80
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 43 巻 1 号 p. 81-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 43 巻 1 号 p. 82-85
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 43 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1994/01/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
feedback
Top