アレルギー
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48 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 48 巻 4 号 p. Cover15-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 48 巻 4 号 p. Cover16-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 48 巻 4 号 p. App7-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 名倉 宏
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 409-413
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 林 鷹治, 林 賢, 城 智彦, 重田 征子, Seiko Shigeta, 小埜 和久, 山下 優毅
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 414-424
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    正常者とスギ花粉症患者の末梢血単核細胞を mitogen やスギ花粉抗原で刺激培養し, リンパ球の増殖反応と免疫グロブリン産生反応を検討した. Con A, anti-CD40mAb 刺激で, 患者群の増殖反応は正常者群に比し有意に高く, anti-CD40mAb 刺激で両群共に IgG 2 産生反応が顕著であった. スギ抗原刺激で, 患者群の増殖反応は正常者群に比し著しく高く, 患者血清抗スギ IgE 抗体価と相関した. スギ抗原刺激による IgE 産生反応では, 患者群の反応は正常者群に比し有意に高く, 患者血清抗スギ IgE 抗体価と相関を示した. スギ花粉抗原刺激による IgG 産生反応では正常者群, 患者群共にやや高い反応を示し, 両者の間に有意差は認められなかった. どの IgG サブクラスが IgG 産生反応の主因であるかは不明であったが, IgG 2 と IgG 4 産生反応は他のサブクラスに比べて比較的高値を示した. 患者群の IgG 4 産生反応は正常者群に比し有意に高かった. IgG 2 と IgG 4 産生反応の間, 並びに, IgG 4 と IgE 産生反応の間に負の相関傾向がみられ注目された. 免疫冶療における IgG 4 high responder を今回の in vitro 反応で判定する事は困難と思われた.
  • 丸尾 はるみ
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 425-434
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児喘息の寛解後再発率と再発に関連する要因を検討するため, 質問票による調査をおこない, 生命表法により再発率を算出した. 回答者450例中281例が寛解し, そのうち31例で再発がみられた. 再発例の平均寛解年齢は15.1±3.6歳, 罹患年数は11.7±4.3年で, 寛解継続例(それぞれ12.9±4.1歳, 9.6±4.5年)より高かった. 平均再発年齢は20.8±4.2歳, 平均寛解期間は5.8±2.9年であった. 再発は寛解後10年以内に多く, 寛解後14年以降はみられず, 再発率は13.5%であった. 女性(24.9%), 初診時重症(22.4%), 中等症(23.1%), ステロイド使用歴あリ(25.1%), 血清総 IgE 値500IU/ml 以上(19.7%), 寛解年齢13歳以上(21.2%)では再発率が高かった. 家族歴, 発症年齢, 皮膚テスト陽性抗原の種類などは関連を認めなかった. また再発群の再発時の環境は, 集合住宅, 鉄筋でアルミサッシ窓, 寝室でのジュータン使用, ペット飼育, 母および本人の喫煙が多かった. これらの要因を持つ症例では再発を考慮した指導が必要であり, 寛解後の環境整備も重要であると考えられた.
  • 松本 一郎, 小田嶋 博, 西間 三馨, 加野 草平, 荒木 速雄, 梅野 英輔, 津田 恵次郎, 犬塚 悟
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 435-442
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー疾患罹患率の経年的変化を調査する目的で, 1981年より1995年までの15年間, 福岡市の5小学校に入学した1年生(各年度平均533人, 総対象者数8000人)を対象に, ATS-DLD日本版・改訂版による質問票を用いたアレルギー疾患アンケート調査を同一地区, 同一手法で行い, 以下の結果を得た. 1. 気管支喘息の有病率には有意な増加を認めないが, 累積罹患率は1981年からの3年間の平均5.7%より1993年からの3年間7.7%へと経年的に有意に増加しており, 男女比は1.7:1で男子に高率であった. 2. アトピー性皮膚炎の累積罹患率は平均36.3%, 男女比は1:1.2で経年的変化は認めなかったが, 寛解児率は1987年からの2年間の平均14.3%よリ1994年からの2年間平均19.6%へと経年的に有意に増加していた. 3. アレルギー性鼻炎の累積罹患率は平均17.6%であり経年的変化は認めず, 男女比は1.5:1で男子に高率であった. 4. アレルギー性結膜炎の累積罹患率は1987年からの2年間の平均8.4%より1994年からの2年間平均11.1%へと経年的に有意に増加していた.
  • 石原 達也, 岡本 岩夫, 政木 直也, 河野 恵三, 谷本 忠雄, 池上 伯郎, 栗本 雅司
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 443-450
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アカジソ葉抽出エキス(PFE)は抗アレルギー作用を示す生薬として知られているが, その作用機序は明らかではない. 今回, スギ花粉アレルゲン(SBP)とアラムアジュバント(Alum)で免疫したマウスにPFEを投与して, 抗体および脾臓細胞からのサイトカイン産生を測定した. PFE投与により, 用量依存的にSBP特異的IgE, IgG1の産生が抑制された. また, 脾臓細胞を抗原刺激したときのインターロイキン(IL)-4, IL-5, IL-10の産生はPFEの用量依存的に低下した. IgG2aやインターフェロン(IFN)-γの産生は影響を受けなかった. 脾臓細胞をconcanvalin A (Con A)で刺激を行った場合は, PFE投与の有無でサイトカイン産生に差は見られなかった. SBP免疫マウスのリンパ節細胞から, 抗原刺激時にPFEを添加して樹立したT cell lineでは, PFE非添加で樹立したものに比べ, IL-4, IL-5, IL-10の産生が低下したが, IFN-γの産生に差は見られなかった. 以上より, PFEはTh2タイプのサイトカインの産生を抑制し, Th1/Th2バランスがTh2へと傾くのを防ぐ作用があることが示唆された.
  • 小田 桐覚
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 451-458
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    自己免疫疾患である Sjogren 症候群(SS)の抗原提示細胞側からの免疫異常をみる目的で抗原提示能の最も強力な樹状細胞(DC)機能の検討をおこなった. SS患者末梢血よりDCを分離し, その機能をみる目的でリンパ球混合培養(MLR)をおこなった. DCを自己のT細胞と混合培養したautologous MLR(AMLR)は, SSでは健常人と比較し有意に低下していた(p < 0.01). また, SS患者のDCを非自己のT細胞と混合培養したallogeneic MLRも低下を認め, DCの機能異常が示峻された. さらにDCの異常の原因を探究するために, 細胞表面抗原の抗原提示における第一シグナルの一つであるHLA-DR, 第ニシグナルの一つであるCD80およびDCの特異抗原であるCD83の細胞表面発現率について検討した. HLA-DR陽性細胞中のCD80陽性細胞・CD83陽性細胞は健常人と比較してSSでは有意に上昇が認められた(p < 0.00003, 0.00009). SSではDC機能の異常のみならず, 細胞表面抗原の異常が示唆された.
  • 冨田 桂公, 橋本 潔, 松本 慎吾, 中本 成紀, 徳安 宏和, 山崎 章, 矢島 浩樹, 佐々木 孝夫, 河崎 雄司, 福谷 幸二
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 459-465
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    吸入ステロイド剤であるbeclomethasone dipropionate(BDP)800μg/日を使用し, 3力月以上症状が安定している成人気管支喘息患者に対して, 4週間の観察期間後, 吸入を減量(半減)し, 症状点数, 冶療点数, ピークフロー(PEF)値の変動について多施設にて検討した. また, ロイコトリエン受容体拮抗剤であるpranlukastを減量時に併用し, 代替え効果について検討した. pranlukast群24例に比較して吸入量を減量したコントロール群17例において, 減量後6〜8週目の最良PEF値に対する実測PEF値の比率(%PEF)が朝・タとも有意に低下した. 2群間において, 症状点数・冶療点数には有意差を認めなかった. %PEFが観察期間中より10%以上低下した症例を悪化例とすると, コントロール群の35.3%, pranlukast群の20.8%の症例で悪化を認めた. コントロール群で悪化した症例は, 減量前の%1秒率/身長が80%未満, もしくは, %V_<50>/身長が50%未満を呈した症例であった. それに対して, pranlukast群で悪化した症例においては, 明らかな患者背景因子を認めなかった. 以上より, 吸入ステロイド剤減量時, 特に呼吸機能上閉塞性障害の強い患者に対して, 代替え効果を有するpranlukastを併用することで, PEF値の低下を抑制できると推測された.
  • 寺田 明彦, 藤澤 隆夫, 井口 光正, 熱田 純, 戸苅 創
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 466-471
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児気管支喘息患者の呼気中NO(exhaled NO:以下eNO)について検討した. 気管支喘息吸入ステロイド非投与群10例, 吸入ステロイド投与群16例, 非喘息アトピー群13例, 正常群12例を対象とした. 結果1)eNO濃度平均値(±SD)は吸入ステロイド非投与群71.6(36.0〜142.6)ppb, 吸入ステロイド投与群43.6(22.0〜86.1)ppb, 非喘息アトピー群23.7(10.7〜52.5)ppb, 正常群16.3(7.6〜34.8)ppbであった. 喘息群は正常群より有意に高く, 吸入ステロイド非投与群は非喘息アトピー群より有意に高かった. 2)一秒率が上昇するにつれeNO濃度は減少し,有意な負の相関関係を認めた(R=-0.494, p=0.0002). 3)末梢血の好酸球数が増加するにつれeNO濃度も上昇し, 有意な正の相関関係を認めた(R=0.416, p=0.021). eNOは小児でも安全かつ非侵襲的に行うことができ, 気管支喘息児の気道炎症の指標として利用できる可能性が示唆された.
  • 亀田 誠, 村山 史秀, 高松 勇, 井上 寿茂, 土居 悟, 豊島 協一郎
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 472-475
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 出口 治子, 中村 満行, 石ケ坪 良明, 萩原 恵里, 瀧井 孝敏, 服部 英明, 瀬沼 昭子, 青木 昭子, 泉二 恭輔, 長岡 章平
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 476-479
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 石井 歓, 朝倉 光司, 形浦 昭克
    原稿種別: 本文
    1999 年 48 巻 4 号 p. 480-485
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ハウスダスト, ダニによる通年性アレルギー性鼻炎患者を対象として, ダニ抗原刺激後の末梢単核球からのサイトカイン産生と抗原特異的減感作療法の効果との関連性について検討した. 減感作療法有効群では無効群と比較してIL-4の産生が少ない傾向を示し, IFN-γの産生およびIFN-γ/IL-4の比が有意に高値を示した. また減感作療法の期間とIFN-γの産生量とは有意な正の相関関係を示した. 以上のことは減感作療法後の抗原特異的なサイトカイン産生系の変化と臨床効果とが密接に関連していることを示唆するものと考えられる.
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 48 巻 4 号 p. 486-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 48 巻 4 号 p. 486-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 48 巻 4 号 p. 487-488
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 48 巻 4 号 p. 489-492
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 48 巻 4 号 p. Cover17-
    発行日: 1999/04/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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