農林業問題研究
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35 巻 , 2 号
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  • ニヤンゲ デイヴィドA
    1999 年 35 巻 2 号 p. 59-71
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    メイズはタンザニアの主食で, 国民の食事のカロリーの約42%をまかなっている.
    全国の20の地域のうち恒常的にメイズ生産に余剰があるのは6州に過ぎないため, 余剰地域から不足地域への地域間交易がきわめて重要になっている. 全国的にメイズが不足の時期は, 不足分が在庫の放出や輸入によって賄われている. このような食糧不足は散発的ではあるが4, 5年ごとに生じ, 深刻な食糧安全保障問題を引き起こしている. 市場が統合されていると, 次のような面から, 食糧市場への介入プログラムに要するコストは減少するであろう. 即ち, 在庫や輸入分で, ある1つの市場の供給を増加させると, その価格効果は他の市場に移転され, この効果に従って地域間交易におけるメイズ供給を調整させるということである. 逆に市場が統合されてない場合, 各々の市場で, それぞれの地域が独自に食糧市場への介入を行わなければならず, その場合, 計画執行コストは大きくなる.
    本論文では, タンザニアにおける地理的に分散したメイズの地方市場の間の統合度を, ラバリオン・モデルを適用して分析した. 2大中心都市, 即ちダルエスサラームとムワンザはメイズの価格形成の基準地点であり, この基準の市場価格の変化が周辺地方の市場に波及する形で, 地域間メイズ市場が統合されるという仮説を立て, 実際にその検証を行った. 検証にあたっては, 選び出された10市場におけるメイズの小売り価格の通時的変化を用いて, その市場間で形成されると仮定される17の市場ペア間の統合度合いを分析した.
    分析の結果により, ダルエスサラームとムワンザが, それぞれ東部と西部における地域間メイズ市場の価格形成の中心地として重要であるという仮説が実証された. 同時に緩やかに統合されているメイズ市場と, 互いに分断されている市場が存在することが明らかになった. このように, 遠隔地にあり, 劣悪な輸送インフラしかない市場間では統合がなされていない傾向があることが判明し, ダルエスサラームとムワンザのみを通じて食糧安全保障のための供給安定化を図ることは不十分であるという示唆が得られた.
    従って, タンザニアのメイズ市場に関しては, 東部地域の統合されている市場群に対しては, 広域的食糧安全保障政策が必要であり, 分断されている西部地域の市場群に対しては, それぞれ地域別に異なった政策が必要であることが示唆された. 本論文は, 主として地域間のメイズ取引, なかでも都市間のそれに焦点をあててきたが, 上記の政策的含意に基づいて地域内部の市場統合が行われ, 空間的な完全競争が達成されるならば, 農村部における食糧安全保障にもより広く貢献するであろう.
  • 松下 秀介
    1999 年 35 巻 2 号 p. 72-81
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
    The purpose of this paper is to clarify the economic efficiency of marginal manual labor input on mandarin orange production with econometric methods. For this purpose, two points are investigated. First is to estimate the marginal revenue product of manual labor input. Second is to compare estimated marginal revenue product with its cost, that is the wage rate of manual labor.
    The main conclusions of this paper are summarized as follows:
    (1) In growing period, manual labor is the most influential in profit of all inputs. Moreover, in harvesting period, labor is the most influential. These results suggest that mandarin orange production have labor-using technological feature.
    (2) Judgingg from equilibrium condition I, which means that the relative marginal revenue products of all inputs must be equal to those inputs' relative prices, manual labor input is shorter than another inputs in most farms.
    (3) Marginal revenue product of manual labor input estimated by equilibrium condition II, which concerns the distribution of profit to inputs in each period, is lower than its cost in some farms. This result suggests that marginal manual labor input can not always increase profitability of all farms.
  • 千田 雅之
    1999 年 35 巻 2 号 p. 82-89
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 伊庭 治彦
    1999 年 35 巻 2 号 p. 90-98
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 末原 達郎
    1999 年 35 巻 2 号 p. 99-101
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 堀田 忠夫
    1999 年 35 巻 2 号 p. 102-103
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 平塚 貴彦
    1999 年 35 巻 2 号 p. 103-105
    発行日: 1999/09/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
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