近年のコンピュータ技術の発展•普及により, コンピュータを介したコミュニケーションの設計であるインタラクションデザインの重要性が高まっている. 特にマウスやキーボードなどとは異なる新たなインターフェイスを用いるものの開発・実用化が盛んになっており, 本研究でもこうしたインタラクションデザインに着目した. インタラクションデザインにおける知的財産運用についての研究は重要であるが, これまで研究例•出版例はなかった. 本稿では知的財産に関する現行法制度を利用した個別の事例について調査を行い, この結果をもとに制度利用の傾向についてまとめ, 分析した.さらに現行法制度を利用していない事業者のコメントも合わせ, 現行法制度の問題点をまとめ,考察した.
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