Acta Arachnologica
Online ISSN : 1880-7852
Print ISSN : 0001-5202
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41 巻 , 1 号
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  • 桝元 敏也
    41 巻 (1992) 1 号 p. 1-4
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    マレーシアのクアラルンプールにある Forest Research Institute of Malaysia の二次林下層部において Philoponella raffrayi のコロニーを観察した. その集合性の網は, 雌がいるコロニーの周辺部の円網, コロニーの不規則な枠を支えている強い糸および主に雄がいるコロニーの中央部の不規則網からなっていた. 成体雌, 成体雄および亜成体雌のコロニー内の個体数はそれぞれ61匹, 15匹, 2匹であった. 成長段階の分布を考慮すると, コロニー内の各個体はだいたい同一時期に成熟すると考えられる. P. raffrayi 以外に Portia sp., Leucauge sp., Argyrodes sp. もコロニー内から採集された.
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  • 宮下 和喜
    41 巻 (1992) 1 号 p. 5-10
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    屋内でのチリグモの生活環を調べるため, 定期的にメス成体を捕えて飼育し, 産卵状況を調査したところ, このクモは4月から9月にかけていつでも産卵していることがわかった. したがって, この期間中はいつも幼生 (若虫) が出現してくるので, 生活環ははなはだしい世代の重なり合いを持ったものになっている. また, 6月に得た幼生を自然日長および長日と短日条件下で飼育したところ, 自然および長日条件下での発育はほとんど同じであったが, 短日条件下では後期の脱皮が翌春に持ち越される傾向が認められた. しかし, いずれの場合でも秋または翌年の春までには成体にまで発育した.
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  • 谷川 明男
    41 巻 (1992) 1 号 p. 11-85
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    ゴミグモ属のクモ類は日本から15種が記録されていたが, 筆者は, 日本各地から得られた多数の標本を検討した結果, 22種の生息を確認した. 従来, 日本でシマゴミグモと呼ばれ, C. insulana (COSTA, 1834) に同定されてきたものには, 2種が混同されていたことが判明した. この2種をヨーロッパ産の C. insulana の標本と照合した結果, いずれも別種であった. 一方, 原記載以来採集記録がなかった C. confusa BÖSENBERG et STRAND, 1906のタイプ標本を検討した結果, いままでシマゴミグモとされてきた2種のうち1種はこれに同定できた. もう1種は新種として記載した. また, ハマゴミグモについては, 従来, C. camelodes (THORELL, 1878) に同定されてきたが, タイプ標本との照合により, 別種であることが判明し, 新種として記載した. さらに, C. atrata BÖSENBERG et STRAND, 1906カラスゴミグモ, C. argenteoalba BÖSENBERG et STRAND, 1906ギンメッキゴミグモ, C. ginnaga YAGINUMA, 1959ギンナガゴミグモのそれぞれに混同されていたと思われる近似の別種など8種を新種として記載した. 一方, S. SAITO (1939) によって青森県から記録された C. conica (PALLAS, 1772) コゴミグモについては, S. SAITO (1939) が同定した標本の保管場所が不明で検討できないことと, 今回検討した多くの標本の中にそれと同定できるものが全く見いだせなかったことから, 本論では扱わなかった.
    本論で扱った22種の種名は次のとおりである. C. octotuberculata KARSCH, 1878 ゴミグモ, C. laticauda BÖSENBERG et STRAND, 1906キジロゴミグモ, C. monticola BÖSENBERG et STRAND, 1906ヤマゴミグモ, C. angusta sp. nov. ヤセゴミグモ (新称), C. onoi sp. nov. オノゴミグモ (新称), C. omonaga sp. nov. シマゴミグモ, C. confusa BÖSENBERG et STRAND, 1906ミナミノシマゴミグモ (新称), C. japonica BÖSENBERG et STRAND, 1906ヤマトゴミグモ, C. norihisai sp. nov. オガサワラゴミグモ (新称), C. atrata BÖSENBERG et STRAND, 1906カラスゴミグモ, C. hamulata sp. nov. カギヅメカラスゴミグモ (新称), C. maritima sp. nov. ハマゴミグモ, C. psylla (THORELL, 1892) ヒメマルゴミグモ, C. mulmeinensis (THORELL, 1887) トゲゴミグモ, C. vallata KEYSERLING, 1886 マルゴミグモ, C. sachikoae sp. nov. ミツカドゴミグモ (新称), C. alba sp. nov. シロゴミグモ (新称), C. argenteoalba BÖSENBERG et STRAND, 1906 ギンメッキゴミグモ, C. okumae sp. nov. オオクマギンメッキゴミグモ (新称), C. ginnaga YAGINUMA, 1959ギンナガゴミグモ, C. kumadai sp. nov. クマダギンナガゴミグモ (新称), C. sedeculata BÖSENBERG et STRAND, 1906ヨツデゴミグモ.
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  • 田辺 力
    41 巻 (1992) 1 号 p. 87-90
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    日本産ババヤスデ科の4種 Parafontaria circula (ATTEMS), Parafontaria sp., Levizonus montanus (TAKAKUWA) Riukiaria semicircularis semicircularis (TAKAKUWA) の雄の核型をエアドライ法を用いて調べた. Parafontaria circula, Parafontaria sp., Levizonus montanus は 2n=12, Riukiaria semicircularis semicircularis は 2n=16 である. Parafontaria circula, Parafontaria sp., Levizonus montanus は染色体の相対的な長さにおいて類似する.
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  • 田中 幸一
    41 巻 (1992) 1 号 p. 91-101
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    名古屋市におけるクサグモの生活史を調査した. クサグモは年1世代であった. 1齢幼体は3月下旬から4月上旬に卵嚢から出現し, 成体になるまでに6回の脱皮を行った. 雌雄は同時期に成体になり, 産卵は8月中下旬にみられた. ほとんどの網は, ヒサカキ, ネズミモチ, ツゲなど硬く小さい葉が密生した木に造られた. 雌当たり産卵数は, 雌の体サイズ, 特に産卵直前の体重と正の相関があった. クモの体サイズと産卵数を2つの生息地すなわち開けた場所と雑木林の間で比較した. 開けた場所の成体のサイズおよび産卵数は, 雑木林の個体に比べて有意に小さかった. これは, 開けた場所の生息地では餌供給が制限されているためであると考えられた.
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  • 前川 隆敏, 池田 博明
    41 巻 (1992) 1 号 p. 103-108
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    左半身が雌で, 右半身が雄のネコハエトリの雌雄モザイク個体は, 雌に対しては求愛誇示を, 雄に対しては威嚇誇示行動を示し, 雄として行動した. また, 正常な雄は麻酔されたモザイク個体を雌とみなして求愛した.
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