AUDIOLOGY JAPAN
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22 巻 , 3 号
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  • 市村 恵一, 野末 道彦, 星野 知之, 矢野 純, 坂神 伸子
    1979 年 22 巻 3 号 p. 133-141
    発行日: 1979年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    耳鼻咽喉科学校健康診断において, 見落しをできるだけ防ぎ, しかも労力と時間の節減を可能とする目的で, 耳科領域としてtympanometryをスクリーニングに用いてみた。
    今回は小・中各1校を選び, 2・4・6年生及び中学1年生を対象とし, Madsen ZO-72による測定を, 各校の養護教員に行なってもらった。tympanogramの異常型をB型とC型のうち中耳腔圧が-150mm H2O以下のものと規定すると, 異常耳は9.5%に達した。それを参考にした上で視診を行なったが, その際の異常発見率は8.4%であった。両者の一致率は74.3%であった。耳垢栓塞を除くと異常発見率は7.0%となり, これは, スクリーニングしないで視診した群の値の0.7%の10倍に相当した。
    またtympanometryをスクリーニングに用いた場合の利点と問題点についても論じた。
  • 月山 昌夫, 磯島 愿三, 石神 寛通
    1979 年 22 巻 3 号 p. 142-153
    発行日: 1979年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    帯域雑音による短音のマスキングトランジェントがマスカーの立ち上りで強いことを検討するため, それをマスカーの帯域幅, 遮断特性, 立ち上り時間, およびマスカーと信号音とのonsetの遅れ時間の関数として求め, 次の結果をえた。
    1) オーバシュートはマスカーの高音側および低音側マスキングスロープに現われ, 時に11dBに達する。
    2) オーバシュートはマスカーの立ち上り時間が1-10msecまで増加すると, 急速に増加し, 10-130msecまで増加すると指数関数的に減少する。
    3) 高音側および低音側マスキングスロープでのオーバシュートは域値上等しい。
    4) 帯域雑音マスカー (中心周波数2kHz) と第2純音マスカー (2.4kHz) の周波数間隔が小さいときにはcombination bandが大きいので, このcombination bandがオーバシュートを遮蔽する。
  • 磯島 愿三, 野村 隆彦, 鈴木 隆男, 西尾 広久
    1979 年 22 巻 3 号 p. 154-166
    発行日: 1979年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    持続時間の長い広帯域雑音による短音の同時マスキングで, マスカーのonset附近に現われるオーバシュートの態度を検討した結果
    1) オーバシュートは信号音より約3臨界帯域離れたマスカー成分に依存する。したがって, スペクトル効果の影響を受けない。
    2) オーバシュートは12dBに達する。
    3) LP, HPノイズのスロープあるいはプラトーにある信号音周波数でのオーバシュートは等しい。これはオーバシュートが臨界帯域のdevelopmentによらないことを示す。しかし, マスカーが周波数ギャップをもったノイズのとき, その中心周波数でのオーバシュートは増大する。
    4) オーバシュートは信号音の持続時間20msec以上では, 域値パターンに影響を及ぼさない。
    5) 立ち上り時間の短かいときにはマスカーの持続時間の関数とはならない。
  • 内田 利男, 市川 銀一郎, 黄 正隆, 原田 克己
    1979 年 22 巻 3 号 p. 167-172
    発行日: 1979年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    成熟猫において, 人間と同様の聴性中間反応 (MLR) が記録可能であることより, MLRの各成分, 特にNa成分の起源について検討した。内側膝状体を破壊し, その直後と7日後とのMLRを比較検討し, 破壊部位は病理組織学的検索を加えた。さらに上丘, 下丘レベル脳切断を行って, 下記の結論を得た。
    1) 上丘レベルより高位中枢にMLRの起源が存在する。
    2) 上丘レベルより高位中枢正中断後でもMLRの変化はなかった。
    3) 音刺激と反対側の内側膝状体がNa成分には大いに関与し, Pa成分は中枢の広い範囲からの複合反応と推定された。
  • 1979 年 22 巻 3 号 p. 173-174
    発行日: 1979年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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