AUDIOLOGY JAPAN
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33 巻 , 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 吉田 悌友, 市川 銀一郎, 上原 紀夫, 桜井 淳, 中川 雅文
    1990 年 33 巻 6 号 p. 749-753
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    単耳刺激による聴力正常成人のABRを16chで記録し, そのデータをもとに双極子追跡法を用いてIV, V波付近の三次元的, 双極子 (ダイポール) 追跡をおこなった。 その結果, ABR IV, V波付近の双極子は頭部モデルの中心付近の刺激同側から上前方に向かい, その後下降し, 刺激反対側へと移動することが推定された。
  • 中川 雅文, 市川 銀一郎, 上原 紀夫, 桜井 淳, 吉田 悌友
    1990 年 33 巻 6 号 p. 754-758
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    双極子追跡法を用いて聴性誘発電位 (聴性中間反応: MLR) の等価双極子を求めた。 クリックを用いた両耳音刺激で得られる電位を頭皮上の16ヵ所の部位より導出し, それをもとに双極子追跡法による解析を加えた。 潜時50.0msecまでについて検討した。 大別するとA: 0.0-20.0msec, B: 20.0-40.0msec, C: 40.0-50.0msecの3群に部位, ベクトルを分類できた。
  • 大内 利昭, 國弘 幸伸, 小川 郁, 佐藤 彰芳, 神崎 仁
    1990 年 33 巻 6 号 p. 759-766
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    無難聴性及び内耳性難聴に伴う耳鳴耳計115を対象として, 耳鳴の高さに関する自覚的評価とピッチ・マッチ検査成績との比較検討を行い以下の結果を得た。 1) 自覚的ピッチ感の頻度は約2/3が高音, 約1/3が低音であった。 2) 自覚的ピッチ感が高音であった耳鳴では同定された耳鳴周波数の80.0%が4kHz以上の高音域に存在したが, 自覚的ピッチ感が低音であった耳鳴の耳鳴周波数は全周波数域にほぼ均等に分布していた。 3) 自発的擬声語と耳鳴周波数帯域との関係を検討すると, 純音性擬声語の周波数特異性は比較的良好であったが, 純音・雑音性擬声語の周波数特異性は不良であった。 4) 自発的擬声語と耳鳴周波数同定音の種類 (純音・雑音性) 及び耳鳴周波数帯域との関係を検討し, 標準耳鳴検査法1984に提示されているそれとを比較すると, 17擬声語中8擬声語 (47.1%) で不一致が認められた。 そしてこの8擬声語中5擬声語では耳鳴周波数帯域の不一致が認められた。
  • 細田 泰男, 土井 直, 牛呂 公一, 投石 保広
    1990 年 33 巻 6 号 p. 767-774
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    CNVを用いた聴力検査 (CNV聴検) は機能性難聴の診断には有用である。 しかし, 被験者の全面的協力が得られない詐聴においては, CNV聴検が可能かどうかは問題である。 今回, 8人の聴力正常者で詐聴を模擬した場合 (詐聴条件) と積極的に課題に取り組んだ場合 (積極条件) とでCNV聴検を比較し, 詐聴におけるCNV聴検の有用性について検討した。 その結果, 詐聴条件でも積極条件と同様にCNV聴検は充分に可能であり, しかも最小可聴閾付近までの反応が得られることがわかった。 この事実はCNV平均電位の統計学的分析からも裏付けられた。 これよりCNV聴検が詐聴の検査として有用であることが示唆された。
  • 大内 利昭, 國弘 幸伸, 佐藤 彰芳, 増野 博康, 小形 章, 神崎 仁
    1990 年 33 巻 6 号 p. 775-783
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    聴力正常耳37耳, 耳鳴を伴わない感音難聴耳35耳, 耳鳴耳46耳の計118耳を対象として, 純音オージオメータのオクターブステップの7周波数の純音を呈示してその音印象を被験者自身の擬声語 (自発的擬声語) により表現させ, 3対象群における自発的擬声語表現の比較検討を行って以下の結果を得た。 1) 感音難聴耳及び耳鳴耳では聴力正常耳に比べ, いずれの周波数においてもより多くの種類の擬声語が使用されていた。 2) 各対象群で使用された自発的擬声語の種類とその使用頻度を周波数別に検討すると, いずれの周波数においても3対象群の間で相違が認められた。 3) 6種類の代表的な自発的擬声語 (ブー, プー, ポー, ピー, キー, チー) の各周波数における相対的使用頻度分布を検討すると3対象群の間で相違が認められた。 4) 以上の検討結果より, 同一の外来音を呈示しても, 聴力正常耳, 耳鳴を伴わない感音難聴耳, 耳鳴耳の自発的擬声語表現は異なると考えられた。
  • 船井 洋光, 田島 文司, 太田 康
    1990 年 33 巻 6 号 p. 784-791
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前に報告したティンパノオージオメトリ検査を行った35耳中, 正常とは全く異なり, 外耳道陰圧負荷により聴覚域値が低下する症例を10耳経験した。 10耳いずれもキヌタ・アブミ関節離断症であった。
    これら10例のティンパノオージオグラムでは外耳道陰圧負荷で域値低下, 陽圧負荷で域値上昇が, 特に1kHz以下の低音部で顕著であった。 鼓室腔圧をバルサルバ法とトインビー法で変え, 聴覚自覚域値の変化を観察したところ, バルサルバ法では低音で域値が低下した。 一方トインビー法では有意の域値変動は観察されなかった。 鼓膜に小穿孔を形成した後のティンパノオージオグラムでは, 外耳道圧負荷に対する域値変動現象は消失した。
    外耳道陰圧で聴覚域値が低下する原因として, 鼓膜の外側変位とそれに基づく耳小骨の変位が重要である。 またティンパノオージオグラムは耳小骨病態診断として価値を有すると考えられた。
  • 立木 孝, 太田 文彦
    1990 年 33 巻 6 号 p. 792-806
    発行日: 1990/12/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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