AUDIOLOGY JAPAN
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34 巻 , 1 号
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  • 1991 年 34 巻 1 号 p. 1-37
    発行日: 1991/02/28
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 太田 富雄, 吉野 公喜
    1991 年 34 巻 1 号 p. 39-46
    発行日: 1991/02/28
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    健聴児と感音難聴児を対象に, 語頭/s/の持続時間を変数とする [saku]-[taku]-[aku] の知覚における音韻的範疇化, および非連関刺激を付加した場合の音韻的範疇化への影響を検討した。 健聴児群では, いずれの音素でも100%に達するカテゴリー知覚を示し, 8歳児でも約13ms単位で変化する時間的手掛りを範疇的に処理できることが明らかにされた。 難聴児群は, 約13ms単位で変化する時間的手掛りを範疇的に処理できることを示したが, 健聴児8歳と比べても時間分解能が劣り, 外的に操作された予測性によって大きな影響を受けていることが認められた。
  • 宇野 彰, 加我 君孝
    1991 年 34 巻 1 号 p. 47-52
    発行日: 1991/02/28
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    頭頂部中間潜時反応 (MLR) と聴皮質よりえられる聴性誘発反応のペントバルビタール麻酔による影響を明らかにすることを目的に実験を行った。 成猫11匹の覚醒時とペントバルビタール麻酔時におけるMLRと左右各聴皮質誘発電位の同時記録を行った。 また, MLRと聴皮質誘発電位のペントバルビタール麻酔による経時的変化を調べた。
    その結果, 聴皮質の反応と考えられる聴皮質誘発電位の聴性脳幹反応 (ABR) 以後に出現する陽性ピーク (P1) 部分の潜時は麻酔後165分まで有意に延長した。 振幅は麻酔後約30分にて最小の振幅を示した。 その後, 増大に転じ135分から165分後に最大となった。 MLRのABR後に続く陰性ピーク (NA) の潜時は麻酔後135分から165分まで有意に延長した。 振幅は聴皮質誘発電位のP1の変化にほぼ比例して変動し, 有意に高い相関が認められた。
    このことからMLRのNAは聴皮質は関連することが示唆された。
  • 待木 健司, 原 晃, 草刈 潤
    1991 年 34 巻 1 号 p. 53-57
    発行日: 1991/02/28
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    フロセミド100mg/kg静注後のモルモット蝸牛内リンパ・外リンパ中のフロセミド濃度をHPLCを用いて経時的に測定した。 その結果, 鼓室階外リンパに於いては静注後15分にピーク値 (4.9μg/ml) を示し以後急速に濃度は減じた。 前庭階外リンパは緩やかな濃度増加を示し, 2時間値は, 4.0μg/mlであった。 一方, 内リンパに於いては60分に緩やかなピーク (1.6μg/ml) を示し, その後緩やかに濃度を減じた。 更に, 陰イオン物質の拮抗阻害剤であるプロベネシドの前投与により, 鼓室階外リンパ中のフロセミド濃度変化は大きく変化し, 前庭階外リンパ中のそれと近似したのに対し, 内リンパ中では2時間値を除いて不変であった。 これらから, 内リンパ中へのフロセミドの移行は, 血中からの高度なbarrierを介したpassiveなものであると結論した。
  • 榊原 淳二, 高木 明, 伊藤 壽一
    1991 年 34 巻 1 号 p. 58-66
    発行日: 1991/02/28
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    複合音に対する聴覚路の応答を文献的に網羅し, 以下の点について考察した。
    基底板の振動特性の多くは外有毛細胞に由来することがわかった。 2音抑圧は内有毛細胞の受容電位でも見いだされるが, その発生機構の詳細は未だ明かでない。
    Missing Fundamentalを説明するモデルとして現在2説あり, Temporal theoryはニューロンの周期的発火を重視し, Pattern recognition theoryは複合音のスペクトルパターンを重視する。
    Youngらは合成音声刺激で多くのニューロンが飽和する音圧レベルでもphase-lockでみるとホルマントパターンが保持されうることを示した。
    蝸牛神経核での抑制は, 音の特徴抽出に有用と考えられた。 いわゆるカクテルパーティ効果は両耳からの位相情報が中枢で処理されることと関連する。 皮質レベルでは, 最終的に抽出された音の特徴は個々のニューロンよりはむしろ多数のニューロンの応答の総和の中にあるものと考えられている。
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