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59 巻 , 1 号
February
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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原著
  • 佐藤 紀代子, 高橋 信雄, 羽藤 直人
    59 巻 (2016) 1 号 p. 42-49
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    要旨: 愛媛大学附属病院で人工内耳手術を行った19歳未満の小児症例45例の母親を対象にアンケート調査を実施した。回答を得た25例の人工内耳に関する考え, および対側耳への手術について検討した。また, 両耳人工内耳装用の場合には両耳手術についても調査した。アンケートの構成は, 手術を決断した理由, 人工内耳の利点と課題, 子どもの将来への期待, 子どもに必要な支援, 対側耳への手術等からなる。また, 両耳人工内耳装用児の母親には両耳手術を決断した理由, 両耳聴の利点と課題, 心配や不安について追加させた。
     その結果, 両親が手術を決断する理由は, 両親と同じ音声言語によるコミュニケーションの成立を強く希望していることが分かった。術後, 音声コミュニケーションが取りやすくなったことに安堵しつつも人工内耳だけでは解決しないことを知り, 情報保障や質の高い社会参加, 障害認識の問題などが課題と考えていることが示唆された。
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  • 能登 霊威, 中澤 操
    59 巻 (2016) 1 号 p. 50-57
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    要旨: 入院中のアルツハイマー型認知症患者9例に対して聴力検査と補聴器適合を行なった。5例は補聴器適合検査の評価基準を満たし且つ退院後の補聴器使用継続に至り (成功例), 4例が同基準に満たないか退院後の使用に結びつかなかった (非成功例)。成功例と非成功例で比較すると年齢, 平均聴力, 補聴試用日数, 日常生活自立度, 長谷川式認知症スケール, 認知症経過年数, 難聴の自覚の有無, 音場語音明瞭度検査では差が無かったが, 外来や病棟での本人以外から見た「疎通評価」と本人の「自己評価」で差が見られた。この二つの項目は, コミュニケーションそのものを評価するものであることから, アルツハイマー型認知症患者の補聴器使用の可否を判断する指標となり得ることが示唆された。
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  • 永井 賀子, 萩原 晃, 河口 幸江, 小川 恭生, 服部 和弘, 河野 淳, 鈴木 衞
    59 巻 (2016) 1 号 p. 58-65
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    要旨: 突発性難聴例の治療開始後の聴力改善経過と改善率について検討した。2009年1月から2013年12月までの5年間に東京医科大学病院耳鼻咽喉科を受診し, 入院加療を行った Grade3 または 4 であった突発性難聴121例, 121耳を対象とした。Grade3 は70例, Grade4 は51例であった。治療開始後7日以内に5周波数の平均聴力が 20dB 以上改善した例を早期改善群, 8日以上14日以内に改善した例を中期改善群, 14日以内に改善がみられない例を改善なし群に分類した。治癒率は早期改善群で68%, 改善なし群で8.2%であり, 早期改善群で有意に高い結果であった。早期改善群では聴力予後は良好で, 改善なし群では聴力予後が不良であった。
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  • 笠原 桂子, 廣田 栄子
    59 巻 (2016) 1 号 p. 66-74
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    要旨: 若年聴覚障害者の就労満足度と関連する要因を検討することを目的とし, 企業就労する35歳以下の聴覚障害者を対象にweb調査を実施した。
     回答者の聴力程度 100dB 以上は67%, 最終学歴は大学院・大学が多く (60%), 正社員率が74%であった。また,手話理解可能 (92%) であるが, 職場でのコミュニケーションは主に聴覚口話で, 情報保障は印刷資料, 筆談が多く, 手話通訳は僅かであった。入社満足については, 概ね満足が6割に認められ, 回答の因子分析では, 就労満足度は, 職場帰属意識, 職能充実感, 支援関係の3因子で構成されていた。就労満足度に関連する要因として, 年齢 (30歳以上>30歳未満), 聴力程度 (100dB 未満>100dB 以上), 学歴 (大卒等>高卒等) の要因の関与を認めた。
     若年聴覚障害者では, 情報保障は十分ではないが, 就労満足度は過半数で高い傾向を示し, 職場帰属意識と職能充実感に注目し, 長期的な定着支援が必要と考えられた。
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