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バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
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バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
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バイオフィリア リハビリテーション学会第12回大会
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第12回バイオフィリアリハビリテーション学会大会長挨拶
脳可塑性とリハビリテーション医学
川合 秀治
原稿種別: 大会長挨拶
p. 3
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.3.0
会議録・要旨集
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本大会は脳可塑性とリハビリテーション医学をテーマに様々な分野からの講演や研究発表等、皆様の期待に添える内容を予定しており、この学会の目的である「障害者になったときにこそ、自分が人間として生き続けたいと願う心・意志」を持つ者が、介護依存から自立へ向うことができる社会を実現できるような貴重な提案ができればと考えております。
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(147K)
リハビリテーションを学びつつ
川合 秀治
原稿種別: 基調講演
p. 4
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.4.0
会議録・要旨集
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現在では疾患別リハビリテーションの概念が多くを占める。それぞれの疾患で研究が重ねられ専門性が高まっていく、逆にgeneralなリハビリテーションが弱められているような感覚を受ける。 これで良いのだろうか。 自問自答が幾度となく繰り返されるが流れに乗ってここまでやってきた。 このバイオフィリア リハビリテーション学会への参加も学びの1つとして捉えている。 この学会では、医療・介護の世界だけでなく、様々な角度からリハビリテーションにアプローチしており、工学、システムマネジメント、経済学といった考えを交えエビデンスに基づくリハビリテーションの可能性を探っている。
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(141K)
医学と工学の連携が介護社会を救う
木村 哲彦
原稿種別: 基調講演
p. 5
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.5.0
会議録・要旨集
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世帯分離は進む。世帯構成人数は少なくなる。独居老人の数も増加。老・老介護で悲惨な結末を迎えてしまう例も耳に入ってくる。折角、多くの介護福祉士が誕生し、老後の生活も安心できる世の中になるのかと期待していたにも関わらず、老後の生活の改善はぬか喜びに変わってしまっている。介護現場における重労働と低賃金、介護福祉士の学校は何処も応募者激減、職場からの離職者は増える一方である。何とかしなければならない。政府は医療機関に於いても、療養型医病床を減らし、行く行くは無くす方向に舵取りをしているようであるが、其れで良いのであろうか。地域の介護体制は殆ど家人の犠牲の上に成り立っていると考えてよい。尊厳ある人間としての老後の生活を如何にして維持するのが正しいのか。高齢化世界一、然し、寝たきりも世界一、高齢化は暫く続き、少子化も減速する気配は少ない。施設も人手も必要で欠かせないのに、此の侭では廃用症候群で動けないお年寄りの世界一多い国になってしまうに違いない。
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(173K)
社会と統計
牛澤 賢二
原稿種別: 基調講演
p. 6
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.6.0
会議録・要旨集
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岩手県中部地震に関連して「震度6強 なぜ全壊ゼロ/体感→機械化でズレ/倒壊率ばらつき極端」、あるいは「赤外線でも光合成 各地に:CO2世界で年10億トン吸収か」など、身近な話題から温暖化などの地球規模の話題まで、新聞記事の内容をベースにしながら、我々と統計やデータとの係りを、「社会と統計」というテーマでお話させていただきます。
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(167K)
保険診療制度(未実施減算から加算制度へ)の褥そう対策への効果はあったか?
病院・施設と現場スタッフへアンケート調査から
森田 能子, 木村 哲彦, 滝沢 茂男, 牛澤 賢二, 高田 一, 村上 亜紀
原稿種別: 一般演題
p. 7
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.7.0
会議録・要旨集
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褥そうは医学が進歩した現在でも古くて新しい課題として我々臨床の現場を悩ませてきた。この数年来科学的根拠を基に褥そうの治療と予防を行おうという気運が高まり、その働きかけで厚生労働省は平成14年10月にこれまでにない手法を持ち出した。それが褥そう対策未実施減算であった。この政策はそれまで責任の所在のあいまいであった褥そうの予防にも大きな指導を行うものであった。
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(184K)
褥そう対策の成果についての自由記入分析結果
村上 亜紀, 木村 哲彦, 滝沢 茂男, 牛澤 賢二, 高田 一, 森田 能子
原稿種別: 一般演題
p. 8
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.8.0
会議録・要旨集
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当学会褥瘡研究班は財団法人テクノエイド協会福祉用具研究開発助成事業の助成を得て、「褥瘡予防における福祉用具の役割とその利用の実際の研究」を行った。申請の目的は、「福祉用具の褥瘡予防への効果の実際を明らかにするため、ケアミックスの病院とリハビリテーション病院・リハ病棟を持つ病院とを対象に、褥瘡予防に関するアンケート調査及び聞き取り調査を行い、障害を負った特に高齢者障害者の褥瘡を実際に無くした施設の現状となくすべく努力している施設の現状を、利用器具の視点から明らかにする。」とした。この研究結果をテキストマイニング分析の視点から報告する。
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(163K)
看護師によるリハビリテーションの実際と加算の現状報告
滝沢 恭子, 三島 文子, 滝沢 茂男
原稿種別: 一般演題
p. 9
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.9.0
会議録・要旨集
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湘南地区の4施設で月に2回~3回程度機能訓練指導を行っている。入所者に危険のないよう適切な介助指導等をプログラムから選び、無理の無い個別訓練を行うよう看護師に指導している。介護老人福祉施設(以下施設)において入所者のリハビリテーション(以下リハビリ)は看護師等が実施する運動療法で機能訓練体制加算が付く事になった。そこでは、機能訓練指導員として看護師・鍼灸マッサージ師が勤務し、個別機能訓練計画書・毎月の機能訓練計画表と実行表・毎回の個人機能訓練記録を整備して施行している。施設であるため、大方の入所者は何らかの身体障害を有し在宅生活が困難と思われるケースが殆どである。そのため入所後の生活を適切に援助できるように検討を進め、支援している。本論で、看護師がリハビリを実施するための機能訓練プログラム、その指導と実施の状況を報告する。
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(641K)
高齢障害者自身による地域リハ・ネット構築事業報告第2報
滝沢 茂男, 石丸 知二, 岡本 雄三, 木村 哲彦
原稿種別: 一般演題
p. 10
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.10.0
会議録・要旨集
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我々は独立行政法人福祉医療機構長寿社会福祉基金助成事業の平成17年度助成を得て,「高齢障害者自身による地域リハ・ネット構築事業」を実施した.昨年の本学会で本事業に参加した高齢障害者48名の身体状況の変化を報告したが,要介護度の変化について報告する必要があるとの指摘を受けた.本報告で,要介護度の変化について報告するとともに,各項目について,統計的検定を行ったので報告する.
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(214K)
私たちの食のサポート活動
佐藤 悦子, 蓮村 幸兌, 吉野 知子
原稿種別: 一般演題
p. 11
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.11.0
会議録・要旨集
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平成10年に長寿社会開発センターの補助事業「高齢者イキイキ活動」を受け持ったのがきっかけで地域の住民(高齢者)と鍋煮会やお料理会を催す中で関わりを持つようになった。地域活動を通して在宅の高齢者の食の調査を平成15年から17年の3年間にわたり行った結果、風邪などの感染症にかかっただけで、あっという間に脱水や低栄養状況になってしまうことや一人で食事を摂ることが多く、食べる量が減り体重減少も感じるなど食のリスクが多々あることが分かった。「管理栄養士が地域へ進出」していく必要を強く感じ、食の支援のための地域連携システムの構築を目的とした活動を始めた。
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(275K)
これからの市民社会の課題と期待
尾沢 潤一
原稿種別: 公開シンポジューム 国民生活・学会のこれから 講演
p. 13
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.13.0
会議録・要旨集
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原料価格の高騰、安全意識の高まりなどを背景とした国際社会の影響の拡大や、その一方で地域間格差が顕著になるなど日本を巡る環境には厳しさが増しているといっても過言ではありません。そのため、政府においてはこの6月末“経済財政改革の基本方針2008”において、次の4つの課題を取り上げ、その課題解決の方針を打ち出しました。
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(117K)
人の効率的投入のための工学技術
高田 一
原稿種別: 公開シンポジューム 国民生活・学会のこれから 講演
p. 14
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.14.0
会議録・要旨集
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今後、増加する高齢者に対する運動療法については効率的であると共に、省力化を図る必要があります。これらは医学、工学分野だけでなく、介護費用、介護者数など、経済的、社会的にも影響を与える課題であります。現在、進めているプロジェクトのひとつは、リハビリ時に理学療法士が歩行観察し、補助具の選択、訓練方法を指導していることに替わって、高齢者自らが訓練を行い、理学療法士は運動の結果を見て判定すれば、少人数で多くの高齢者に対応することができるようになります。また、高齢者が自分自身の下肢運動結果を見て自分で判断できるようにしたり、さらには、このようなデータが多く集積されデータベースが構築されれば、下肢運動装置が知能化され、歩行能力を判定できるようにもなります。
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(263K)
関連専門職の力を発揮するリハ医療
渡部 一郎
原稿種別: 公開シンポジューム 国民生活・学会のこれから 講演
p. 15
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.15.0
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医療の進歩により、わが国は世界に類を見ない高齢障害者社会となった。わが国は平均寿命・乳幼児死亡などからみたWHO健康達成度は世界1位とされているが、総医療費対GDP費は先進国で最下位に近く、少ない医師・看護師・医療費で、最大限の効果を挙げてきた。しかし、更なる高齢化により現状の医療は破綻しかけている。医師・看護師の絶対数の不足とそれに伴う都市圏への集中が起こり、地方では更なる悪循環をもたらしている。
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(153K)
国民生活・学会のこれから座長講演
滝沢 茂男
原稿種別: 公開シンポジューム 国民生活・学会のこれから 講演
p. 16
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.16.0
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「我が国において,脳卒中患者の多くがリハ医療の対象となり,事実,寝たきりの原因の約30%が脳卒中で,後遣症に悩む患者数は約170万人と推計される.」と報告された。 わが国は国民皆保険で、1億2700万人が充実した医療を受けており、リハ医療を受けていない人はいないと言って過言ではない。リハ医学の言葉、「障害の受容」1)は直せない事、リハ医学が他の医学領域と異なっている事を示している。リハ医学の問題点として、国民皆保険でリハ医療を受けても、2006年65歳以上の高齢者2564万人中435万人が要介護高齢者になった。高齢者に現在のリハ医療サービスを続けても、徒労に終わるとの指摘もある。
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(264K)
将来の社会保障制度の中での認知症対策とリハビリテーションの可能性
大島 一博, 川合 秀治
原稿種別: 大会記念公開市民講座
p. 17
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
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https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.17.0
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実態の把握、「認知症を知り地域をつくる10か年」構想、軽度認知症に対する短期集中認知機能リハビリテーション(老人保健施設に導入)の可能性、座長との対談
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(84K)
障害老人の日常生活自立度判定基準翻訳の提案
The approach of translation of "The degree of independent living for disabled elderly"
滝沢 茂男, 尾澤 潤一
原稿種別: 国民生活・学会のこれから(付録) 国際部会
p. 18
発行日: 2008年
公開日: 2009/09/11
DOI
https://doi.org/10.14911/biophilia.2008.0.18.0
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わが国は世界最先端の長寿国である。わが国の経験を世界に伝えるために、「障害老人の日常生活自立度判定基準」の翻訳文があることが必要である。厚生労働省老健局は公式翻訳がないことを述べ、当学会として翻訳するのであれば、厚生労働省の英文WEBから引用すると共に、翻訳文の該当しない文章の翻訳と共に、当学会の公式翻訳としてWEB等で公開することに異議がないとの見解を、問い合わせに対し述べた。以下の翻訳を当学会の公式翻訳とすることを、国際部会として提案する。
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