桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
24 巻
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  • 40℃の猛暑日における“熱中症”メンション・ネットワークについて
    マチャコン ヘルチェル
    2014 年 24 巻 p. 1-6
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究では、猛暑日におけるツイッター上で「熱中症」(つぶやき)の傾向を調査し、メンション・ネットワー クの根本的な特性および構造を提示した。これらのネットワークに対する識見はソーシャルメディアにおける健康 関連情報普及についての明解な理解に結びつくかもしれない。
  • 松本 恭代
    2014 年 24 巻 p. 7-16
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    2010年春学期に実施したインタビュー(3人の学生達)と講義を通して,英語講義内において,学生達は単なる 静かな聞き役の立場で受講していることを知った。大学生になっても長年の学校教育において習慣づいたこの受動 的な学習態度は変わらないようであり,教員に言われるまま,あるいは,暗記するだけの学習方法を続けているよ うである。  本論文は英語教員がどの程度教員の役割を認識し,それらをどの程度講義内で実践しているかを調査した。回答 者は78人の大学と高等学校の英語担当者であり,郵送による質問表にて無記名の回答をお願いした。データは独立 したt 検定で分析した。15種類の役割についての認識においては,第2項目のProviding Security, 第7項目のFeedback と第13項目,Discipline に有意差が見られた。次に教員の役割実践に関する問いに対して,第4項目,Students' needs, 第5項目,Encouraging, 第6項目,Explaining,第9項目,Observing,と第11項目,Accessing に有意差があった。
  • 阿久澤 智恵子, 青栁 千春, 金泉 志保美, 松崎 奈々子, 下山 京子, 佐光 恵子
    2014 年 24 巻 p. 17-23
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究の目的は,保育所看護職者を対象に保育保健活動の担当状況を調査し,保育所での配置形態による関連を 明らかにし,今後の保育所看護職者の配置に関する課題を検討することである.A 県内の保育所に勤務する看護職 者71名のうちA 県保育協議会の研修会に参加した保育所看護職者41名を対象とし,自作の質問紙調査を行った. 保育保健活動30項目の担当状況を『子どもへの支援』『家族への支援』『多職種・関連機関との連携・協働』の3つ のカテゴリーに分類し,「クラス担当配置」と「フリー配置」の配置形態による差異を比較した.結果,3つのカテ ゴリーのいずれも,「フリー配置」の方が保育保健活動の担当状況の平均値が高かった.保育所看護職者が,その 専門性を発揮し保育保健活動を遂行するためには,配置形態の改善が必要であることが示唆された.
  • 青栁 千春, 阿久澤 智恵子, 下山 京子, 佐光 恵子
    2014 年 24 巻 p. 25-32
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究の目的は,小学校養護教諭を対象に児童虐待に関する校内組織体制について調査し,児童虐待を疑ったり 気づいたりする経験との関連,校外機関との連携の現状を明らかにすることにより,今後の小学校養護教諭が行う 児童虐待対応の在り方について検討することである.A 県内の全公立小学校(344校)に勤務する全養護教諭を対 象とし,児童虐待に関する校内組織及び校外機関との連携について自記式質問紙調査を実施し,146人から回答を 得た.結果,児童虐待に関する校内組織体制の設置の有無が,児童虐待の早期発見に影響を与えていることが示唆 された.また,校内で児童虐待に気づいたり疑ったりした場合においても,児童相談所などの校外機関と連携をし なかった理由は,「児童虐待の確証がもてなかったり,相談又は通告後のことを不安に思ったりしている」などが 明らかとなり,児童虐待の対応や校外機関に関する知識や情報の不足が原因の一因であることも示唆された.今後 は,児童虐待の発見の遅れを防ぐために,校内組織体制の確立を難しくしている要因について明らかにするととも に,関係職種や校外機関が互いの役割を理解し,具体的にどのように連携を図ることが有効であるかを検討するこ とが必要である.
  • 英語品詞と日本語品詞との関連性
    野中 博雄
    2014 年 24 巻 p. 33-41
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本論文は、英語借用のカタカナ語について、英語の品詞概念が借入後の日本語での品詞概念に影響するとの仮定 に基づき、「する」を付加されて日本語に借用される英語の日本語での語彙範疇を考察したものである。  筆者は、「コンサイスカタカナ語辞典」(第2版、三省堂、2004)より、「する」を付加されて英語から借用した 402語を抽出し、英語の品詞を、『プログレッシブ英和中辞典』(第4版、小学館、2006)で確認し、「動詞」、「名 詞」、「動名詞」、「名詞と動詞」、「動詞と名詞」と分類した。サンプル語抽出の恣意性を排除するためにrand 関数 を使った。それらの日本語での統語的特徴を観察し、英語借入語が日本語のどの品詞として扱われるべきかの考察 を試みた。  結論として、『英語借用語のカタカナ語の「形容詞+ X 構造」、「X をする構造」、「X する構造」における「X」 の日本語語彙範疇については、英語品詞の動詞性、名詞性の影響を受け、動詞性、名詞性を持った日本語動名詞と しての統語的特徴を持つカタカナ語となる』とした。
  • 阿久澤 智恵子, 廣井 寿美, 古屋 敦子, 相澤 康子, 矢嶋 美恵子, 髙木 由美子, 富宇加 圭子
    2014 年 24 巻 p. 43-53
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究の目的は,臨地実習における看護学教員と実習指導者に関する論文を分析し,研究動向と課題を明らかに することである.医学中央雑誌Web. 版を用いて「臨地実習」「看護学教員」「実習指導者」をキーワードとした原 著論文の検索を行った.文献レビューシート一覧を作成し,研究の種類・デザイン,研究方法,研究内容等の分 析を行った.その結果,対象文献は54件であり,研究の種類は量的研究が50.0%と半数を占め,研究デザインは因 子探索研究が最も多く47.5%であった.研究対象者は,実習指導者が最も多く41.9%,研究者の所属は看護大学が 35.2%であった.対象文献を内容分析の手法を用いて分類した結果,【看護学教員と実習指導者の連携・協働に関 する研究】【臨地実習指導におけるやりがいや困難感に関する研究】【効果的な臨地実習指導の検討に関する研究】 【臨地実習の評価に関する研究】【実習指導者の資質向上に関する研究】の5つのカテゴリーで構成された.今後の 研究課題として,1.看護学教員と実習指導者のそれぞれが認識している役割についての研究,2.看護学教員と実 習指導者の異なる役割や専門性・視点の明確化,3.看護学教員と実習指導者の連携・協働のあり方,4.指導力や 教授活動への自己効力感を高めるための要因,5.学生からの臨地実習評価の蓄積と分析,6.実習指導者講習会の 効果の分析,の6つを得た.
  • 市販おから粉末の飯,パンおよび麺への適用性
    工藤 貴子, 名倉 秀子, 栗﨑 純一
    2014 年 24 巻 p. 53-60
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    おから粉末の飯,パン,麺への適用性について,色調,物性および官能評価で検討した。製造元の異なる2種類 のおから粉末は,飯,パン,麺のいずれにも適用できた。但し,一方のおからでは,成分組成や粒度の影響がある と思われ,10%の置換のパンは,よい評価が得られなかった。麺への適性は2種類のおからとも良好で,10%以上 の置換も期待された。このように,取扱いが簡便なおからが主食に利用することが可能となり,家庭や大量調理施 設での利用による,おからの消費増加と食物繊維の摂取増加が期待された。
  • 工藤 貴子, 大石 みどり, 松本 仲子
    2014 年 24 巻 p. 61-68
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    煮物は加熱途中の火加減や煮上がり時の煮汁の煮詰め具合が出来上がりを左右する難しい調理法と思われてき た.そこで,「煮物」を調理学実習や一般の初心者が間違いなく調理できるように,さといもの煮物,かぼちゃの 煮物,あじの煮つけ,さばの味噌煮の4種類の煮物を対象に検討した.その結果,従来の煮方では煮汁を多く残す 傾向が強く,煮上がり時の煮汁残量を指示した場合は望ましい煮汁残量で仕上げることができた.官能評価は煮汁 を多く残した場合よりも煮汁を適量残した場合の方が評価が高かった.
  • 中山 優子
    2014 年 24 巻 p. 69-75
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    低たんぱく栄養療法を継続し,アミノ酸バランスを効率よく行うために,低たんぱく食品が評価されているの で,低たんぱくパンの美味しさを官能評価と食品物性との関係を検討した。 1 .官能評価の結果,大学生に対して慢性腎臓病患者は味,食感,臭い,総合評価が有意に高い(p <0.01)こと から,良い評価を得た。 2 .低たんぱくパン焼き上げ15時間後と1週間後の比較をした結果,テクスチャー,色測定,水分率測定において 差を認められなかった。 3 .成分表の市販食パンと低たんぱくパンの成分の関係を検討した結果,市販食パンに対して低たんぱくパンは, たんぱく質,カリウム,リン,食塩が有意に低い(p <0.01)ことから,慢性腎臓病(CKD)の治療に有効な 食品である。
  • 1877年から1991年の看護書の分析
    三木 園生, 大川 美千代
    2014 年 24 巻 p. 77-85
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究は,入浴できない対象における身体の清潔法に関する看護書の記述内容を分析し,現在の清潔に関する看 護技術を検討するための基礎資料とすることを目的とした.1877(明治10)年から1991(平成3)年の115年間に発 刊された看護書から,研究目的に該当する19冊および現在本学で使用しているテキストを分析対象とした.身体の 清潔法に関する記述内容を精読し,研究者らが作成した分析フォームを用いて分類した.時期区分は,第一報から 得られた「身体の清潔」の目的に関する知見から,3期に区分し分析した.また,身体の清潔に関する実施方法の 変遷から普遍的要素を検討した.その結果,1)Ⅰ期(明治10年から明治29年)は,入浴が主で清拭という概念が なかったが,病床にあっても身体の清潔を保てることが紹介された時期であった.2)Ⅱ期(明治29年から昭和19 年)は,主に家庭における重症者に,身体の負担なく入浴と同様の効果を得る清拭の方法を説明していた.一方, 身体の清潔が重要であるとしながらも,戦争の影響から救護看護婦養成のための看護書である性質上,傷の清潔に 焦点をあてた内容となっていた.3)Ⅲ期(昭和22年から平成3年)は,身体の清潔の目的が成文化されたことによ り,目的を達成するための方法が実証され詳細に記述が加えられた.4)身体の清潔における実施方法の変遷から 普遍的要素6項目が明らかとなった.
  • KJ 法を用いた分析(第2報)
    鈴木 由美, 近藤 桂子, 木村 優子, 馬橋 和恵
    2014 年 24 巻 p. 87-94
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    「母乳育児成功のための10か条」はWHO/UNICEF が1989年に発表した「母乳育児の保護,推進,支援,産科医 療施設の特別な役割」の要約である.これは「Baby Friendly Hospital Initiative:赤ちゃんにやさしい病院運動」の 基本方針でもあり,母児同室を推奨している.  今回,個室にて母児同室を開始した初産婦の語りをKJ 法で分析し,ニーズと看護支援について検討した.  その結果,看護者に期待する支援の内容は《常に気にかけて訪室してくれる》《頻回に言葉をかけてほしい》《看 護者たちの指導力や十分な心遣い》の3つのカテゴリーで構成された.《常に気にかけて訪室してくれる》は〈もっ と来て声をかけてほしい〉〈呼ばなくても見に来てくれる〉〈夜も目を向けてほしい〉のサブカテゴリー,《頻回に 訪室してくれる》は〈言いたくても自分だけかと躊躇する〉〈初産婦の特性〉のサブカテゴリーで,また《看護者 たちの指導力や十分な心遣い》は〈指導以外でも看護者の心遣いを感じる〉〈看護者から学ぶことが多い〉の2つの サブカテゴリーで構成されていた.母親たちの殆どは,初産のため些細な不安で看護者を呼ぶのを躊躇していた. 母親たちにとって指導のほか,看護者がすることをまねて学ぶとことも大きかった.  看護者は常に意識を離さず,母親たちに対してプロの目があることを伝え,支え見守っているという保証を示す ことが重要である.
  • KJ 法を用いた分析(第1報)
    近藤 桂子, 鈴木 由美, 木村 優子, 島田 葉子
    2014 年 24 巻 p. 95-102
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    1989年のWHO/UNICEF による「母乳育児の保護,推進,支援,産科医療施設の特別な役割」の中で,母児同室 での感染予防や母乳育児のメリットを提唱している.  今回個室で分娩後2時間より母児同室を開始した,初産婦がとらえた母児同室制についての語りをKJ 法にて分 析し,メリットについて検討した.その結果,抽出されたメリットは《大変さを乗り越える試練》《見守り寄り添 う看護》《愛着形成の場である》の3つのカテゴリーで構成された.《大変さを乗り越える試練》は〈大変でも退院 までの練習期間である〉〈自信をもって退院できる〉,《見守り寄り添う看護》は〈いつでもフォローしてくれる〉 〈自立性が芽生える〉,また《愛着形成の場である》は〈子どもが側にいるということ〉〈常に子どもと共にすごし ている〉のサブカテゴリーから構成されていた.出産前に母児同室制について十分に理解できないまま出産して戸 惑っていた母親も,母児同室で育児することは退院してからの生活の予測が立ち,看護者に聞いて疑問などを解決 して自信をもって育児できる体験と前向きにとらえていた.この背景には看護者の見守り,母親に対する気配り, 常にフォローできることを伝え,個室での母児同室で初産婦が陥りがちな問題を予測してケアをしており,看護者 として母親の状況を察知して頻回訪室の重要性が示唆された.
  • 小林 葉子
    2014 年 24 巻 p. 103-110
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    分子生物学の発展は目覚ましく,基礎的な分子生物学実験を学生実験にも取り入れる時代になっている.遺伝子 組換え実験は,関連法規に従い行う必要がある.また,学生実験では,限られた期間で学生が興味を持ち,かつ, 容易に実験ができるようにしなければならない.プラスミドpGreen は,強い緑色蛍光を発する緑色蛍光タンパク 質(Green fluorescence protein: GFP)をコードするGFP 遺伝子(gfp)を含んでいる.pGreen から取り出したgfp を プラスミドpBluescriptSK+ に挿入し,学生実験に用いることのできるプラスミドpGreen-BSK+ を構築した.その 際,lac プロモーターが作用する方向とは逆向きにgfp を組み込み,また,1度のサブクローニングでgfp を含む DNA 領域を大腸菌でのタンパク質発現ベクターであるpET19b に挿入できるよう塩基配列を置換した.Gfp を組み 込んだpET19b で形質転換された大腸菌JM109(DE3) に紫外線を当てると緑色蛍光を発し,GFP タンパク質の発現 を確認することができた.すなわち,pGreen-BSK+ は,学生実験の遺伝子組換え実験に用いることのできる有用な プラスミドベクターと言える.
  • 小林 葉子
    2014 年 24 巻 p. 111-116
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    ラット副腎褐色細胞腫(PC12)細胞は,神経伝達物質であるドーパミン及びノルアドレナリンの合成・放出能 をもつ株化細胞である.ドーパミンはチロシンを前駆体として合成され,ジヒドロキシフェニル酢酸(DOPAC), 3- メトキシチラミン(3MT),ホモバニリン酸(HVA)に代謝される.また,ドーパミンは自然蛍光を持つことも 知られている.本研究では,自然蛍光検出法を用いてPC12 細胞内外のドーパミン及びその代謝物量の最適な測定 系を検討した.  ドーパミン,セロトニン,及び,それらの代謝物は,高速液体クロマトグラフィーを用いて分離後,蛍光検出器 (HPLC-FL)を用いて検出した.励起波長 225 nm- 蛍光波長 310 nm の測定波長を用いた場合,ドーパミン,3MT, 及びHVA を測定することができ,一方,セロトニン及びその代謝物の影響を抑えることができた.ヘキサナール は,PC12 細胞からのドーパミン放出を促進する物質である.ヘキサナールでPC12 細胞を刺激し,細胞外ドーパ ミン,及び,その代謝物量を最適化した条件で測定した.そして,ヘキサナール刺激により細胞外に放出される ドーパミン量の増加,及び,細胞外 3MT 濃度の上昇を検出することができた.  今後,様々な条件下においたPC12 細胞内外のドーパミン及びその代謝物量を測定し,ヘキサナールによるドー パミン放出の生理的意義の解明につなげていきたい.
  • 複数の患者事例導入の試み
    佐藤 栄子, 小野 千沙子
    2014 年 24 巻 p. 117-125
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    複数の慢性期患者事例を用いた看護過程演習を,グループ学習形式で実施し,質問紙調査と学生の提出物の分析 から効果を検討した.A 大学の看護学科2年生83名を対象とし,74名から回答を得た(回答率89.2%).演習で学生 が学んだことは【疾患に関する知識】,【看護過程の展開方法や看護援助内容】,【慢性疾患やがんの患者の特徴や看 護援助の考え方】,【グループ学習の効果や重要性】,【他のグループ発表を聞くことによる自分とは違う意見がある ことへの気づき】,【同じ事例のグループ学習結果を比較することによる新たな気づき】等が挙げられた.学生の大 部分はグループメンバーと協力できたと回答しており,その内容は【グループでの役割や作業を分担して進めるこ と】,【意見を出して話し合うこと】,【グループ学習の時間に集まること】等だった.演習でわからなかったことや 難しかったことは,【疾患や治療の理解】,【看護過程の展開方法】,【患者の個別性の理解】,【グループでの協力】 が挙がった.さらに8割以上の学生が演習は役に立つ,満足と回答していた.しかし教員が設定した目標診断と実 際に抽出した看護診断が50%以上合致したのは半数弱のグループだった.演習について学生自身は,学生同士の協 力や問題解決能力の向上,看護過程の展開方法や看護方法の理解に効果があると認識していたが,提出物の分析か らは課題が多いことが明らかになった.
  • 馬橋 和恵
    2014 年 24 巻 p. 127-130
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 馬橋 和恵
    2014 年 24 巻 p. 131-133
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 授業評価を活用した3年間の振り返り
    高橋 美砂子, 丸岡 紀子, 内田 真理子
    2014 年 24 巻 p. 135-139
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 内診の時期別記載量の比較
    鈴木 由美, 木村 優子, 馬橋 和恵, 島田 葉子
    2014 年 24 巻 p. 141-145
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 内診に関するカテゴリーとその検討
    鈴木 由美, 木村 優子, 馬橋 和恵, 島田 葉子
    2014 年 24 巻 p. 147-151
    発行日: 2014年
    公開日: 2020/08/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
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