桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
29 巻
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  • 黒澤 やよい, 神田 清子
    2018 年 29 巻 p. 1-7
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 伊藤 美鈴
    2018 年 29 巻 p. 9-17
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究の目的は,看護学教員の看護実践能力維持・向上に関する研究の動向を解明し,その結果を基に,看護学 教員の看護実践能力維持・向上の実現に向け,取り組むべき研究課題を検討することである.  医学中央雑誌を用い「教員」,「看護実践」をキーワードとし,1983年から2015年に発表された国内文献で,研究の 種類を「原著論文」,「会議録」として検索した.その結果,看護学教員の看護実践能力維持・向上に関する18件の研究 を検索でき,これらを分析対象とした.データ化は「研究数と年次推移」,「研究の種類」,「研究内容」等により構成さ れた分析フォームを用いた.Berelson,B.の内容分析の手法を用いて,各研究の目的・方法・成果をコード化し,コー ドの意味内容の類似性に基づいてカテゴリ化した.  分析対象とした研究は18件であった.年次推移は毎年1~3件,研究の種類は質的研究が55.6%を占めた.対象研 究18件から20内容コードが抽出され,5カテゴリが明らかになった.5種類の特徴を持つ研究内容は,教員の看護継 続教育の現状と評価,教員の自己認識,教員特性との関係の3つの側面から研究が行われていることを示唆した. 具体的な教員の行動,教員に必要な看護実践能力,組織的な取り組みに関する研究が行われておらず,その必要性 を示した.今後の研究課題として≪看護学教員の看護実践能力維持・向上のための行動の解明≫など3点を示唆した.
  • 環境心理学の視点から
    亀岡 聖朗
    2018 年 29 巻 p. 19-29
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     本論文では,来館者と博物館環境にみられる関係を環境心理学の文脈から概観し,来館者研究を整理し,今後の課題について検討した.まず,環境心理学を概説し,来館者研究の系譜を辿り,それらの研究を分類した.続いて,これまでに明らかにされた来館者行動の特性や研究例をあげて,今後の来館者研究の課題を議論した.その結果,博物館で生じる人と環境との相互作用についての蓋然性のある理論構築が課題と考えられた.
  • 橘 陽子, 高橋 東生
    2018 年 29 巻 p. 31-41
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    栄養学科18歳女子学生とその母親を対象に,母親の最終学歴別に栄養素摂取状況を比較した.食事摂取基準にお ける目標量に不適合な栄養素数は,女子学生及び母親ともに母親の最終学歴別で有意な差はなかったが,個々の栄 養素をみると,食物繊維及びカリウムでは高校卒業以下の群で,飽和脂肪酸及び食塩相当量では短大・専門学校卒 業及び大学卒業以上の群で食事摂取基準に不適合な者の割合が高くなった.また,エネルギー産生栄養素バランス においては,高校卒業以下の群では炭水化物エネルギー比が高く,短大・専門学校卒業及び大学卒業以上の群では 脂肪エネルギー比が高くなっていた.推定平均必要量に不適合な栄養素数は,女子学生では母親の最終学歴が高い ほどその数が有意に少なくなる傾向にあり,母親の教育歴がその子の栄養素摂取状況に影響を及ぼしていることが 示唆された.推定平均必要量策定栄養素では,ほとんどの栄養素で高校卒業以下の群が最も摂取量が少なく,推定 平均必要量に満たない者の割合も高かったことが影響していると考えられる.これらのことから,母親の最終学歴 は健康意識や食生活・健康行動に影響を及ぼす要因の一つとして今後の栄養政策の課題であり,食環境整備も含め た食生活支援が重要であると考えられた. 
  • 田中 景子, 関﨑 悦子, 森光 康次郎, 小城 勝相
    2018 年 29 巻 p. 43-48
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    高校の調理科は文部科学省のデータで職業学科(家庭)に属し,日本の全高校生の中で1.3%しか学んでいないと 報告されている1).それ故,食を中心にした特徴的学習をしている調理科に通う高校生を対象にした和食に関する 調査研究は貴重である.さらに,高校生という若い世代を対象に和食に対する調査を行うことは,これからの和食 への関心の継続に繋がるだけでなく,将来的な食育の発展にも寄与することが期待できる.  本研究では,和食の中でも日本古来の「和風だし」に焦点を絞り,調理科生徒の味覚について官能評価・アンケー ト調査を用いて現状の把握と課題の抽出を行った.官能評価において,Cだし「かつおだし(顆粒)」が最も好まれる 結果で,一番まずかっただし汁はBだし「昆布だし(顆粒)」で半数を超えていた.今回調査を行った調理科生徒の家 庭では,一般的な料理を作る際「顆粒だしの素」を使用している割合が55%,味噌汁を作る際は53%,と「顆粒だし の素」を使用している割合が高かった.家庭で使用している‘だし’が生徒の好みに影響していることが考えられた.
  • 松原 直樹
    2018 年 29 巻 p. 49-58
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    我が国では,高齢化の急速な進展とともに介護の需要もますます高まってきている.平成26年には,「地域におけ る医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」により,「医療法」とともに「介護 保険法」が改正され,予防給付のうち,訪問介護・通所介護を地域支援事業に移行するという大きな改革が実施され ている.日本が介護保険制度の手本としたドイツにおいても,高齢化の進展にともなう介護の課題を解決するため, 2016年には,要介護度の基準を変更するという介護保険法の抜本的な改革が実施されている.本稿では,日本の今 後の介護保険制度を考える上で参考とすべく,現在のドイツの介護に関する課題とその解決策を検討して,介護保 険法がどのように改正されたかについて考察していく.
  • 榮 昭博, 関﨑 悦子
    2018 年 29 巻 p. 59-65
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    日常食している香辛料,嗜好品,果実の成分に尿酸生成抑制作用があるのかを確かめるため,ローズマリー,タ イム,ヨモギ,コーヒーおよびブラックベリーについてキサンチンオキシダーゼ(XOD)阻害活性を調べた.また, これらの食材に含まれているいくつかのポリフェノールについて,どのポリフェノールが尿酸生成抑制に関与する のかを明らかするため,カルノシン酸,カフェ酸,ルテオリン,アピゲニン,α-グルコシルルチン,エラグ酸,プ ロトカテク酸,クエルセチン,ロスマリン酸についてのXOD阻害活性を調べた.  その結果,次のことがわかった.  1. ローズマリーおよびタイムにおいて高いXOD 阻害率(96.7%および84.6%)が示された.ヨモギ,コーヒー, ブラックベリーのXOD 阻害率は,67.3%,44.9%,20.3%であった.  2. ローズマリー,タイム,ヨモギ,コーヒーおよびブラックベリーのそれぞれのXOD 阻害率には濃度依存性が 示された.  3. 各ポリフェノールのXOD 活性の阻害率は,カルノシン酸(86.9%),カフェ酸(75.1%)で高かった.ルテオ リン,アピゲニンの阻害率は25%~39%で,α- グルコシルルチン,エラグ酸,プロトカテク酸,クエルセチ ン,ロスマリン酸の阻害率はわずかであった.  4. カルノシン酸,カフェ酸のXOD 活性阻害には濃度依存性が示された.  5. ローズマリー,タイム,ヨモギ,コーヒーおよびブラックベリーのXOD 阻害活性はこれらに含まれるポリ フェノールの種類に影響を受けている可能性が示唆された.
  • 島田 美樹子, 横山 祐花, 竹内 茂, 小林 充
    2018 年 29 巻 p. 67-75
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    栄養障害リスクがある患者で,血液透析導入時に指導された一般的な透析食事療法を長期継続しているケースが みられる.それらの食事制限が,低栄養に拍車をかけているのではないかと仮定し,食事療法に対する意識や精神 的負担を調査し,実際の栄養状態と比較することを目的とした.  栄養療法や透析に対する41項目のアンケートを実施することに同意が得られた患者を対象とし,Geriatric Nutritional Risk Index(GNRI)が91.2以上の低リスク群,91.2未満のリスク群に分け調査結果と比較した.  自分の体型については低リスク群のほうが「痩せている」と回答した割合が多かった.水分を減らす工夫をしてい る,塩分が多い食品を控えている,の2項目では,低リスク群は「やや思う」,リスク群は「そう思う」という傾向が 強かった.リスク群は低リスク群に対して年齢が高くBMIが低かった.これらのことから,当初の栄養指導を理解 し遵守しているが,食事療法の応用がなされず栄養障害に繋がっている可能性が示唆された.  円滑な透析療法と良好な栄養状態を維持するために,管理栄養士は患者の生活習慣,食事に対する考え方に配慮 しながらも,テーラーメイドの患者教育をする必要がある.
  • 栄養教育論実習を通して
    齋藤 陽子, 吉村 英悟, 宮原 公子
    2018 年 29 巻 p. 77-83
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    厚生労働省は,管理栄養士の業務が明確化されて以降,管理栄養士国家試験出題基準ガイドラインを3回改定し ている.管理栄養士養成課程の専門科目の一つである「栄養教育論」は平成27年の改定で,行動科学の概念,行動変 容技法および栄養教育マネジメントなど,行動科学に基づく栄養教育に比重が置かれるようになった.栄養教育論 実習においては,対象者の食行動を望ましい行動変容へと導くための教育プログラムを立案・実施・評価・改善する ことが重要視されている.そこで,栄養教育論で習得した知識を定着させ,本実習において管理栄養士に必要なス キルを習得する実習方法を検討することを目的とする.
  • 橋本 まさ子
    2018 年 29 巻 p. 85-91
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究は,蒸したもち米を利用したおはぎ・ぼたもちを数日間美味しく食べるための方法を検討した.一般にお はぎ・ぼたもちは,食べられる期間として2から3日程度と言われているため,保存方法および加工方法を工夫する ことにより食べられる期間の延長ができるのかどうか検討した.その結果,加工方法では,蒸したもち米をそのま まに使用した方法は,デンプン粒を包み込むデンプン組成の構造に膨化などの変化が,つぶしたものやお湯で処理 したものに比べ最も軽度で,好ましいものと推察された.貯蔵方法の検討では,冷凍保存の4日目の場合では,デ ンプン組成の構造に著名な膨化が認められ,冷凍よりは冷蔵の方が望ましいものであると推察された.
  • 村田 有希, 中山 優子
    2018 年 29 巻 p. 93-95
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 橘 陽子, 吉村 英悟, 宮原 公子
    2018 年 29 巻 p. 97-102
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 三木 園生
    2018 年 29 巻 p. 103-106
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 大﨑 雅哉, 中山 優子
    2018 年 29 巻 p. 107-110
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 荒井 勝己, 泉澤 有美, 北條 勇平
    2018 年 29 巻 p. 111-113
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/06/17
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
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