桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
最新号
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  • Herchel Machacon
    2020 年 31 巻 p. 1-8
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    Social media has been utilized by health organizations as a tool to disseminate health related information, and as a platform for users to voice out their sentiments or opinions. Coronavirus disease COVID-19 has continued to greatly impact the lives of people around the world. This paper aims to discover hidden topics, sub-topics, or themes within the corpus of tweets regarding the state of emergency in Japan due to the novel coronavirus by conducting a quantitative analysis of text data mined from Twitter. Three distinct clusters of words which represent sub-topics or themes were identified from thousands of tweets containing the keyword “state of emergency”. These are concerns regarding the closure of business establishments and the cancellation of events, gift promotion plan strategies, and concerns regarding the effects of the declaration of the state of emergency. Discovering insights hidden in tweets using the approach described in this study is an effective way of monitoring and gauging public opinion which leads to the creation of novel strategies as well as the evaluation of existing or current strategies.
  • 大澤 靖彦, 岡本  香
    2020 年 31 巻 p. 9-14
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本研究は,小学校高学年の児童と中学生の友人関係がクラスコミットメントへ及ぼす影響について検討した.友 人関係を説明変数,クラスコミットメントを目的変数とした強制投入法による重回帰分析を行った.その結果,児 童では承認得点が「情緒的愛着」と「クラスのために」へ中程度の正の影響がみられた.中学生では,「情緒的愛着」と 「集団同一視」へ中程度の正の影響がみられた.
  • 橘  陽子, 大澤  綾子, 髙橋 東生
    2020 年 31 巻 p. 15-23
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    桐生地域に在住する高齢者を対象に,食料品アクセスにおける主観的問題,食生活およびロコモティブシンドロー ムの状況を把握し,主観的問題の有無によってこれらの関連を検討した.その結果,食料品アクセスの主観的問題 を抱える者は対象者の24.5%であり,食品摂取の多様性得点の高さ,ロコモティブシンドロームの判定テストの1 つであるロコモ25の得点の高さ,男性では肥満や腹囲の高値,女性では拡張期血圧の高値といった健康指標と関係 していることが明らかとなった.食品摂取の多様性得点の分布からは,高齢者の食生活の状況が一様ではないこと がうかがえ,高齢者個人の特性を踏まえた働きかけおよび食環境整備の検討など,誰もが住み慣れた地域で一生を 過ごせる公衆栄養施策の重要性が示唆された.
  • 静脈点滴管理に焦点をあてた質問紙調査
    吉田 幸枝, 衣川  さえ子
    2020 年 31 巻 p. 25-31
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    [目的]本研究は2年課程看護学生の卒業時における医療安全のノンテクニカルスキル(以下,NTSとする)活用の特 徴を明らかにすることである. [方法]2年課程養成所5校の卒業年次の学生を対象に自記式質問紙調査を実施.調査は静脈点滴管理について,NTS の活用に関する30項目であり,「状況認識」8項目,「意思決定」11項目,「コミュニケーションとチームワーク」11項目. それぞれの項目について「実施の頻度」と「達成の程度」を4段階リッカート尺度で回答を求めた.分析は尺度の4リッ カートの回答を4点~1点に得点化し記述統計を算出. [結果]質問紙は174名に配布,139名から回収.有効回答116名を対象に分析.静脈点滴管理に関するNTSの活用に ついて,30項目の「実施の頻度」と「達成の程度」において,「4.いつも行っている」「3.時々行っている」に回答した割合 が80%以上の項目を検討した.状況認識8項目では「実施の頻度」6項目,「達成の程度」2項目であった.意思決定11項 目では「実施の頻度」4項目,「達成の程度」1項目であった.コミュニケーションとチームワーク11項目では「実施の頻 度」5項目,「達成の程度」1項目であった. [考察]2年課程看護学生は静脈点滴管理の「実施の頻度」は多いが「達成の程度」は低く,臨床で多くを実施していて も自信が持てていない特徴が明らかになった.  以上から,2年課程看護学生に対するNTSを高める教育の必要性が示唆された.
  • 関谷  果林, 須藤  侑加子, 荒井  勝己, 影山  晴秋, 髙橋  東生
    2020 年 31 巻 p. 33-42
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     生産効率性が良く温度・時間管理が容易であるスチームコンベクションオーブン(スチコン)は,大量調理施設に て需要が高まっている.スチコンを用いておいしい「めし」の炊飯方法を確立することは,給食施設における経営管 理や,国民の食べる喜びを満たす点からも重要である.そこで本研究では,おいしい「めし」を作るための,大量炊 飯の調理条件を見いだすことを目的に,少量調理用炊飯ジャーと大量調理用ガス自動炊飯釜およびスチコンにて炊 飯した「めし」の重量,水分率,温度履歴,テクスチャーの測定および嗜好型官能評価をおこない,比較検討した. スチコン150℃および170℃炊飯は,炊飯ジャー,ガス自動炊飯釜よりも沸騰に要した時間が短く,特にスチコン 170℃の下層部は温度が最も高かった.また水分量も少ないことから,「めし」の物理的性質には沸騰継続時間や最大 温度が関与している可能性が示された.しかしスチコン170℃は凝集性が高くねばりも強い傾向にあり,細胞の崩 壊と外周へのでんぷんの流出があると考えられた.官能評価の結果,試料間に“好ましさ”の差は認められなかった が,スチコン150℃の「めし」の順位平均はすべての質問項目で最下位であった.今後は170℃でスチコン炊飯をおこ なった時の,炊飯時間や加水量を検討する必要がある.「めし」の好ましさを決定づける要因を追究することは,大 量調理におけるおいしい「めし」の炊飯方法の確立に繋がると考えられる.
  • 石井 広二, 山﨑  純一
    2020 年 31 巻 p. 43-50
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     コロナの自粛により,本学でもTeamsを利用した遠隔授業を導入した.本研究では,そのログをもとに利用の実 態を分析することで,その機能の有用性を明らかにし,コロナ終息後を見据えた大学教育におけるICTの利用につ いて検討した.  まず,Teamsで取得できるアクティビティログを使用し,利用者のデバイスの使用状況を調べた.次に, TeamsChatMessages,PrivateChatMessages,Calls,Meetingsのアクティビティについて,利用数,利用者数を前期の 期間で調べた.また,7日間ごとに集計し,zスコアを用いて,最小二乗法で近似直線を算出した.さらに曜日ごと の違いをKruskal-WallisとBonferroniで調べた.その結果,学生の約半数が,iOSを利用して遠隔授業を受講しており, Androidを合わせると約6割がモバイル端末を利用していた.アクティビティでは,全体的に期間の後半になると減 少する傾向がみられたが,その中でPrivateChatMessagesは他と異なる傾向を示していた.このことから,面接授業 が開始された後も,学生にとってPrivateChatMessagesの利用は有用であることが示された.
  • 松原 直樹
    2020 年 31 巻 p. 51-60
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     最後のセーフティーネットとして位置づけられる生活保護制度により,国は国民に対して「健康で文化的な最低 限度の生活」を保障する義務を負う.現実の生活保護制度の運用においては,生活保護制度をめぐり憲法第25条違 反を争う裁判がいくつか提起されている.生活保護受給者において多くの割合を占める高齢者がさらに増加してい る中,憲法第25条が最後のセーフティーネットとしての役割を果たしうるのかについて,憲法第25条をめぐる判例・ 学説を検討した.
  • 小林 葉子
    2020 年 31 巻 p. 61-67
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     食品には様々な匂い (香り) 物質が含まれ,食品特有の匂い (香り) を構成している.炭素数6 及び9 の直鎖脂 肪族アルデヒドであるヘキサナール (n-hexanal) およびノナナール (n-nonanal) も,食品の匂い (香り) を構成する 物質である.私たちは,食品中の匂い (香り) 物質は他の栄養素と共に体内に取り込まれ,生理作用を持つ,と考 えている.これまでに,ヘキサナールやノナナールがラット脳線条体切片やラット副腎褐色細胞腫 PC12 細胞から のドーパミン放出を促進することを報告している.  バクテリアルシフェラーゼは,脂肪族アルデヒドと還元型フラビンモノヌクレオチド (FMN) をカルボン酸と FMN に酸化する反応に伴い青緑色に発光する化学反応を触媒する.pCMVlux は,サイトメガロウイルスプロモー ターの下流に完全ヒト発現最適化合成ルシフェラーゼ遺伝子カセットを含んでいるプラスミドである.  本研究では,pCMVlux を導入したアフリカミドリザル腎由来 COS7 細胞 (COS7-pCMVlux) を用い,ノナナール 及びヘキサナールを基質とするバクテリアルシフェラーゼの発光の検出を試みた.ノナナールに対する発光はヘキ サナールよりも強く,還元型 FMN を測定溶液に加えることにより増強した.COS7-pCMVlux 細胞からの発光は, 還元型 FMN を添加しても,ノナナール添加 15 秒以内には50%以下に減衰した.超音波で破砕した COS7-pCMVlux 細胞では,ノナナールに対するバクテリアルシフェラーゼの発光は,還元型 FMN の存在下で低値を示し,発 光時間の延長は見られなかった.  以上の結果から,ノナナールは COS7-pCMVlux 細胞に取り込まれ,発光すると考えられる.
  • 文献レビュー
    恩幣 宏美, 島田 美樹子, 山﨑 千穂
    2020 年 31 巻 p. 69-78
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     本研究の目的は,勤労女性のプレゼンティズム予防に向けた知見を得るために,本邦における勤労女性のプレゼ ンティズムの影響要因に関する文献レビューを行い,現状を把握し,今後の課題を示すことである.  医中誌 web を用い,プレゼンティズムおよび勤労女性で検索した.表題,抄録,本文を採択基準とガイドライ ンに基づき照合・精査し,包含基準と除外基準を満たす4件を採択した.  抽出された論文はすべて横断研究であり,対象者は介護職員や看護師,様々な業種の勤労女性であった.勤労女 性におけるプレゼンティズムの測定用具は,すべてプレゼンティズムにおける労働生産性を測定していた.勤労女 性におけるプレゼンティズムの影響要因は,個人要因では腰痛や,うつおよびバーンアウトというこころの問題, 月経前症候群があり,組織的要因ではストレインと仕事のコントロールの良好さ,上司・同僚のサポートであった. 今後,国内での勤労女性におけるプレゼンティズムの影響要因の調査が重要であり,影響要因の把握により組織的 な取り組みにつながることが示唆された.
  • Noboru Iwata, Donald A. Lloyd, Eric F. Wagner, R. Jay Turner
    2020 年 31 巻 p. 79-90
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    Objectives: The purpose of the present study was to determine the measuring properties of items from the Diagnostic Interview Schedule for Children—Attention-deficit/hyperactivity disorder module (DISC-ADHD) across gender and four racial/ethnic groups from a US community sample of young adults.
    Method: For the dimensionality investigation, responses to both attention-deficit (AD) and hyperactivity disorder (HD) items These responses were obtained from 226 subjects who were both inattentive and hyperactive/impulsive while in their childhood. were investigate using confirmatory factor analysis. Differential item functioning (DIF) by gender and race/ethnicity was investigated separately for the nine AD items from 389 subjects who were inattentive in their childhood and the ten HD items from 508 subjects who were hyperactive or impulsive.
    Results: The 19 DISC-ADHD items were distinguished by subtype one corresponded to AD and another corresponded to HD. The DIF investigation revealed that two AD and three HD items functioned differently between genders, and two AD and six HD items functioned differently for one or two racial/ethnic groups (as compared to non-Hispanic Whites). However, the over-endorsement and under-endorsement of these DIF items might be offset, resulting in no remarkable differential functioning at the diagnosis level.
    Conclusion: Both AD and HD defined by the DISC-ADHD appeared to be a unidimensional construct, which corresponded to the DSM-IV. The DISC diagnoses for AD and HD were not remarkably biased, although some item-level biases were observed by gender and race/ethnicity.
  • 橘 陽子, 神戸 美恵子, 増野 弥生, 島田 美樹子, 齋藤 陽子, 宮原 公子
    2020 年 31 巻 p. 91-98
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     桐生大学栄養学科4年次必修科目である「管理栄養士総合演習Ⅱ」において,基礎科目で修得した知識を基に専門 実践科目の知識および技術を向上させるとともに,栄養教育能力,マネジメント能力およびコミュニケーション能 力を養い,総合的な応用力を向上させる授業を遠隔授業において実施した.全15回の授業を通じて,これまでの学 びを発展的に統合できる学習内容で授業を構成するとともに,グループワークを基本とした演習を組み入れること で,多様な考えを受容しつつ,最適な方法を導き出す応用力を養える内容とした.このことにより,21世紀を担う 高度な管理栄養士に求められる知識と技術を統合し理論と実践を結びつける応用力,自ら課題を発見し多職種との 連携の下で問題解決を図る実践力が修得されたと考える.今後は,職業倫理や研究能力の向上も視野に入れた改善 を図りながら,地域社会に貢献できる管理栄養士の育成につながる科目として確立させていく必要がある.
  • 松沼 晶子, 二渡 玉江
    2020 年 31 巻 p. 99-107
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    [目的]ピアサポートを促進するために必要な課題を明確化するため,ピアサポートを受けたがん患者の思いを明ら かにする. [方法]1985年~2018年の医学中央雑誌Web版(Ver5)を用いて,腫瘍にピアグループ,ピアサポート,感情,共感, 患者心理,語り等をキーワードに検索し研究目的に沿った15件を対象とした.研究論文数,研究方法などについて は記述統計量を算出した.思いの内容は質的帰納的に分析した. [結果]対象となった15論文から,記録単位63単位,コード36,各コードの意味内容を類似性に基づき分類した結 果,14サブカテゴリー,7つのカテゴリー[ピアからもらうがんと生きる力],[話せることで得られる安心],[自分だ けじゃないという安心],[治療後のイメージができ今後への安堵感],[がんと共に生きる新たな考え]」,[ピアとの日 常から得る癒し],[ピアに抱く葛藤]が抽出された. [考察][がんと共に生きる新たな考え],[ピアとの日常から得る癒し]では,がん患者がピアと出会い変わらぬ日常 を感じる中でがんと共に生きていく第一歩として,自分の考え方の変化に気づいていけるよう支援することが必要 であると考える.また,[ピアに抱く葛藤]では,医療者は,目的に合ったピアサポート選びと参加後の影響を把握 することによって,がん患者にとって効果的な支援となるような介入が必要であると考える.
  • 熊倉 可菜, 中島 君恵, 宮本 雄基, 鹿山 未優, 石井 広二
    2020 年 31 巻 p. 109-114
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     食品ロスが深刻な国際的環境問題となってきており,2015年の国連サミットでもこの問題が重要な課題として取 り上げられた.わが国でも多様な主体が連携し,国民運動として食品ロスの削減を推進するため「食品ロスの削減 の推進に関する法律」が2019年度に施行された.栄養士を養成する立場として給食運営の面から食品ロスを削減す るための食育活動を行うことが求められている.  本研究では,学内実習にて実施した過去3年間の献立の残食率について,年度別,様式別,形式別に集計し,検 討を行った.年度別では順次増加傾向にあった.様式別では和食,洋食,中華で残食率に有意差はなかった.形式 別では主食の残食率が最も低く,主菜,副菜で残食率が高く,主食と副菜との間で有意差が認められた.残食率の 高かった料理,低かった料理を抽出すると,ある傾向が見えてくる.つまり,比較的食べ慣れた味や料理で残食率 が低値を示す一方で,食べ慣れない味や料理で高値を示すことが多かった.こうした傾向を把握することで,残食 率の低い献立作成ができるし,結果として食品ロスの削減につながると考えられる.
  • 保健師が捉えた評価と課題
    檀原 三七子, 山崎 秀夫
    2020 年 31 巻 p. 115-123
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    【背景】住民組織メンバーを対象に地域の健康課題解決や改善を目指した研修プログラムを用いた介入研究は見当た らない. 【目的】本研究は,保健師が研修プログラム試行の過程で捉えた組織育成や支援の成果び課題を明らかにし,研修プ ログラムの効果を検証することを目的とした. 【方法】研究者が試作した住民組織育成の研修プログラムを,行政保健師(以下保健師)と協働しながら4自治会に対 して2年間実施した.研修プログラム構成は,1年目は自治会からの選出経緯,活動目的・目標,役割説明,年間活 動計画の立案,活動に伴う自身や地域の変化,年間の活動報告とし,2年目は活動目的・目標,役割の確認,先駆的 活動の実践者との交流等を加えた.研修プログラム試行後,保健師3名を対象に,組織育成・支援の成果や課題を問 う内容で半構造的グループインタビュー調査を実施し,質的帰納的に分析した. 【結果】保健師が捉えた組織育成・支援の成果は,【自治会役員の位置づけの明文化に伴う活動意欲の向上】【住民ニー ズに即した実践型の研修プログラム】【関わり方の度合いと声を掛けるタイミングの見極め】【自主的な活動ができる まで伴走する】【適度な活動負担による達成感】【住民の新たな力の発見】であった.課題は【各研修前の打合せの強化】 であった. 【結論】研修プログラムを試行し一定の効果が認められたが,課題に対しては更なる検討の必要がある.
  • 実習記録を分析して
    中村 郁美, 片野 吉子, 岡野 和也
    2020 年 31 巻 p. 125-131
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    【目的】精神看護学実習における精神障害者の地域生活支援への理解について実習記録を分析する. 【方法】Berelson,B.の内容分析を参考にして分析した. 【結果】実習記録を分析した結果,450記録単位が得られた.【地域活動支援センターで活動する利用者】【利用者の支 援と地域社会とのつながり】の2コアカテゴリ,《地域活動支援センターという場》《利用者の実際の活動》《活動をとも にした利用者の姿》《利用者に対する支援》《地域活動支援センターが地域社会とつながること》《これからの利用者へ の支援の在り方》の6カテゴリが抽出された. 【考察】学生は,【地域活動支援センターで活動する利用者】の日中活動の場の重要性や,活動で培う社会性を感じて いた.また,利用者に対する見方に変化のあったことが明らかになった.【利用者の支援と地域社会とのつながり】 の重要性を感じ,これからの利用者への支援の在り方について思考を深めていた. 【結論】学生は,利用者への支援を,利用者の望む利用者が主体となる生活を支えるものであると考えていた.また, 利用者が地域とつながり社会で生活することで,地域の人たちと互いの理解が深まり利用者のQOLが高まると考 えていた.健常者と障害をもつ人が助け合える社会環境作りへの希望を考えていたが,一方,社会復帰を困難にす る現実にも目を向けることができていた.
  • 堀口 和子, 岩田 昇, 久保田 真美
    2020 年 31 巻 p. 133-141
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     本研究は,高齢者の独居生活中断時の心身の状態および社会資源の利用状況が認知症の有無によって異なるのか 否かを検討することを目的とした.調査は独居高齢者の担当経験を持つ介護支援専門員を対象に,質問紙調査票に よる郵送法で行った.質問紙調査票520部を配布し,198部の回答を得た(回収率38%).担当した高齢者が認知症を 有する認知症群(112名)とそれ以外の非認知症群(79名)の独居中断時の状態を比較検討した.認知症群・非認知症群 とも平均83~84歳で独居生活を中断していた.非認知症群に比べて,認知症群の方が要介護度が高く,IADLは低く, 日常生活・健康管理の下位尺度「生活・健康管理困難」,「対外トラブル・リスク」,「排泄・保清保持困難」のいずれも日常 生活や健康管理が困難な状態であった.認知症群の別居家族の方が金銭管理や介護支援専門員と連絡を取ることが 多く,非認知症群の家族の方は高齢者の相談相手になることが多かった.認知症群の方が気にかけてくれる地域住 民が多く,安否確認や介護支援専門員・家族への連絡を行う地域住民も多かった.一方,非認知症群の方が地域住 民が話し相手になることが多かった.介護保険サービス利用では,認知症群の方が通所系サービスが多く,非認知 症群の方が福祉用具利用が多かった.高齢者が独居生活を継続するには,別居家族・地域住民・専門職の支援や相互 連携が重要であることが示唆された.
  • 簑輪 欣房
    2020 年 31 巻 p. 143-152
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     学習者が見通しを持ち振り返りながら学び続ける「主体的な学び」が求められており,この学びの過程での振り返 りの記述から,その学習者の学習の状況や変容について学習者と教師共に見取ることができると期待されている. しかし,学習が進むにつれて振り返りの記述量は増加する.その記述の中から学習の状況や変容を把握することは 容易な作業でない.学習者の振り返りの記述をテキストマイニングにより可視化する試みがなされているが,どの ような可視化手法が有効かの議論は少ない.本論文では,学習者の振り返りの記述から学習の状況や変容を見取る にはどのような可視化手法が有効かを検証した.その結果,共起ネットワークを用いることで,学んだことや自身 が記述した振り返りで用いられているワードの繋がりを知ることができることには有効であるが,学習の状況や変 容を詳細に把握するためには,振り返り記述のままを提示することが最も有効であることが明らかになった.
  • 橋本 まさ子
    2020 年 31 巻 p. 153-160
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     本研究は,地域の食材を利用した特産物を次世代に伝えることを提案した.  そこで,地域の農産物を原料とした加工品は,地域の特徴および調理への開発が必要であると考え,やまといも の消費方法としての料理および加工品について検討した.  今回利用した特産物は,農家経済を支える収益性の高い作物であることが理解できた.  そこで,本研究を栄養士養成の施設の立場から,このような学習を通じて特産物の利用を,卒業後それぞれの給 食施設で利用した給食の提供ができたら望ましいと考える.
  • 須藤 侑加子, 八田 里菜, 野沢 弘子
    2020 年 31 巻 p. 161-164
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 2017-2019までの取り組み
    大日向 基子
    2020 年 31 巻 p. 165-172
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 榮 昭博
    2020 年 31 巻 p. 173-175
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 井桁 千恵子, 石北 未来, 榮 昭博
    2020 年 31 巻 p. 177-179
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 市根井 千乃, 齋藤 陽子, 宮原 公子
    2020 年 31 巻 p. 181-187
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
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