バイオフィリア リハビリテーション研究
Online ISSN : 1882-5559
Print ISSN : 1347-5568
5 巻 , 1 号
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原著論文
  • 村上 亜紀, 滝沢 茂男, 木村 哲彦, 長岡 健太郎, 森田 能子
    原稿種別: 原著論文
    2009 年 5 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2009/08/04
    公開日: 2010/12/30
    ジャーナル フリー
    褥瘡の発生予防を目的に,あらかじめ回答を設定した質問紙調査では明らかにならない介護者看護師等従事者の意識解明と,高齢者障害者の褥瘡を実際に無くした施設の特徴を抽出する目的で自由回答によるアンケート調査を実施した.得られた回答のテキストマイニングによる分析を行い,これまでの研究で明らかにできなかった当該施設の特異的な三角クッション利用が明らかにでき,また,自由記述の分析から従事者の意識を明らかにできた.以上から局所圧力200mhg以下・2時間以内の体位変換を実現している施設と現状となくすべく努力している施設の利用機器の差異を明らかにでき,褥瘡予防の体位変換実現のための仮説を得たと思われるので,結果を報告する.
  • 滝沢 茂男, 武藤 佳恭, 木村 哲彦, 牛澤 賢二, 滝沢 恭子, 長岡 健太郎
    原稿種別: 原著論文
    2009 年 5 巻 1 号 p. 11-18
    発行日: 2009/08/04
    公開日: 2010/12/30
    ジャーナル フリー
    回復度基準の一部導入が行われた.回復を目的とせず,障害を受容し,たとえば利き手交換などによる生活の再構築を目指したリハビリテーション医療(リハ)にとって,回復度基準の導入は大きな転機である.評価方法も困難であるなどとの意見があるが今後導入がさらに進むものと考えられる.我々は高齢障害者の褥瘡を実際に無くした療養型医療施設の現状をリハの実施に着眼して,リハの実施に伴う障害老人の日常生活自立度の変化を調査した.要介護度に即した例外ないリハの実施が,褥瘡予防に寄与すると共に,自立度を向上させていたことが分かったので,その実際を報告する.自立度の向上が検定されたことは,今後の回復度基準の導入にも有益と思われる.
報告
  • 秋本 眞喜雄, 宮崎 道雄, 菊田 敏輝, 西村 朋史, 田村 睦, 宮川 道夫
    原稿種別: 報告
    2009 年 5 巻 1 号 p. 19-24
    発行日: 2009/08/04
    公開日: 2010/12/30
    ジャーナル フリー
    リハビリテーションは機能回復の意味であるが,病気やケガのみならず加齢に伴う老化によっても機能を損傷して能力の障害を生じる.従来は理学療法士による機能回復が中心であったが,近年の高齢化の中では機能回復だけでなく治療技術もリハビリテーションに要求されている.本研究は皮膚に微小な電流を流してイオン性薬物の経皮吸収性を促進させるイオン泳動法に着目し,高齢者に好発する皮膚悪性腫瘍の光線力学的療法を施行して経皮吸収促進を試みた.光感受性物質が短時間で皮膚吸収することが確認され,患者拘束時間も大幅に短縮でき,高齢者介護にも利用できることが示唆された.
症例報告
  • 芝原 美由紀
    原稿種別: 症例報告
    2009 年 5 巻 1 号 p. 25-29
    発行日: 2009/08/04
    公開日: 2010/12/30
    ジャーナル フリー
    障害者の在宅生活の継続に身辺処理動作(セルフケア)の機能維持は重要である。今回、T市の肢体不自由児への機能訓練事業を担当する機会を得た。そこでこの事業を10年余利用している脳性まひ4事例の経過を見直した。利用目的は、時間の経過と共に変わり、生活は学校卒業という大きな転換期をむかえていた。家族と本人は在宅生活の継続に不安を感じている事が判明した。家族が機能維持を望む背景に、脳性まひの障害特性から身辺処理動作の機能維持の困難さや家族介助の負担が示された。しかし、4事例とも医療機関の受診や専門職種の関与が少なかった。家族不安を具体的なニードとして、相談支援事業へと結びつける必要性が示唆された。
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