地質調査研究報告
Online ISSN : 2186-490X
Print ISSN : 1346-4272
ISSN-L : 1346-4272
63 巻 , 3-4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
概報
論文
  • 大谷 竜, 松本 則夫, 名和 一成, 板場 智史
    2012 年 63 巻 3-4 号 p. 93-105
    発行日: 2012/10/01
    公開日: 2012/10/09
    ジャーナル フリー
     数ヶ月程度のタイムスケールでの歪計の測定の特性を調べるために,産総研のボアホール歪計観測点7点における,水平面内の3方向の線歪の観測値と,歪計観測点を取り囲む周囲の国土地理院のGPS連続観測点から計算された値との比較を行った.多くの観測点で,数ヶ月程度の変動として季節変動的な成分が,歪計とGPS共に認められた.しかしながら,両者の間には必ずしも整合的な対応が見られなかった.その原因として,歪計に含まれる,単純なモデリングでは除去できないドリフト等,観測点固有の起源が考えられる.
  • -福島第一原子力発電所事故に関連して-
    金井 豊
    2012 年 63 巻 3-4 号 p. 107-118
    発行日: 2012/10/01
    公開日: 2012/10/09
    ジャーナル フリー
     物質循環のトレーサーとしての地球科学的知見を得ると同時に地域住民の不安感の払拭にも貢献するため,人工放射性核種の観測・定量手法を検討し,福島第一原子力発電所事故後のエアロゾル観測を行い,2011年3月末から12月までの観測データを検討した. 鉱石等の標準線源試料を用いて検出効率を求め,カスケード崩壊するCs-134の定量にはCs-134 / Cs-137比の変化からサム効果の補正法を確立した.3月末のエアロゾル観測開始時から検出された種々の人工放射性核種は,Cs-134とCs-137を除いて6月末にはほとんどが検出限界以下となった.観測期間中の放射性核種の濃度は,いずれも健康を害するレベルではなかった.観測の時間分解能が低いことや事故後の時間が経過していたことから,エアロゾル中のCs-137濃度に対する気象の影響は不明瞭ながらも,サンプリング期間中の雨量や風向が影響している傾向が認められた.
概報
  • 坂田 健太郎, 中澤 努, 中里 裕臣
    2012 年 63 巻 3-4 号 p. 119-127
    発行日: 2012/10/01
    公開日: 2012/10/09
    ジャーナル フリー
    Petrographic properties of Middle Pleistocene tephras on the Odamaki Hills, Chichibu, Saitama Prefecture, central Japan are described. Examined tephras are similar to each other in containing abundant hornblende phenocrysts, but represent a variety of heavy mineral composition including cummingtonite, oxyhornblende, and biotite. Of them, biotite-rich tephras are correlatable with the APms known as Middle Pleistocene widespread marker tephras in central Japan. Refractive indices (n 2 ) of cummingtonite in pumiceous tephras generally represent low values ranging from 1.657 to 1.661. Hornblende phenocrysts in most pumiceous tephras range in refractive index (n 2 ) from 1.665 to 1.672. Those of the lowermost tephra layer (OD1), however, exhibit a characteristically higher value of 1.672-1.681.
feedback
Top