地質調査研究報告
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67 巻 , 6 号
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論文
  • 金子 翔平, 柴崎 直明, 庄司 美由, 内田 洋平
    2016 年 67 巻 6 号 p. 183-208
    発行日: 2016/12/27
    公開日: 2017/02/02
    ジャーナル フリー

    福島県会津盆地における16地点において,地下水位及び地下水温の連続観測を行った.市街地付近での冬季の消雪用井戸の稼働によって低下した地下水位は,夏季に向かい回復するが,深層においては必ずしも前年の地下水位まで回復しない地点もある.このような地点では水収支がマイナスになっていると推察される.深井戸での地下水温は,年々低下する地点がみられた.この理由は冬季に深井戸の地下水位が低下したことにより浅層部の地下水を下方へ引き込んでいるためと推定される.地下水温は熱伝導の影響だけではなく,揚水により誘発された地下水流動の影響も受けている可能性が考えられる.

概報
  • 工藤 崇
    2016 年 67 巻 6 号 p. 209-215
    発行日: 2016/12/27
    公開日: 2017/02/02
    ジャーナル フリー

    十和田火山先カルデラ期のより詳細な噴火史編年を目的として,給源近傍に分布する溶岩を対象に,K–Ar年代測定を行った.その結果,御鼻部山溶岩より 0.26±0.07 及び 0.13±0.06 Ma,発荷溶岩・火砕物より 0.09±0.06 及び 0.09±0.06 Maの年代が得られた.得られたK–Ar年代は,比較的誤差が大きいものの,いずれも層序と矛盾しない.給源遠方の上北平野におけるテフラ層序からは,十和田火山の主要な活動は約0.22 Ma以降に開始したと推定される.今回,給源付近の溶岩から得られたK–Ar 年代は,上記の活動開始時期とは矛盾しない.

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