九州北西部の東シナ海及び日本海において実施された海洋地質図調査航海GB23の表層堆積物調査にて,堆積物と共に魚類が採集された.これらの魚類は,7科10種(ゴマウミヘビ属未同定種
Apterichtus sp.,ミサキウナギ
Scolecenchelys aoki,ウミヘビ科未同定破損個体Ophichthidae gen. sp.,ヒトスジサイウオ
Bregmaceros anchovia 3個体,カクレウオ科未同定種Carapidae gen. sp.,ヒメアゴアマダイ
Stalix immaculata,ワニギス
Champsodon snyderi 2個体,サクライレズミハゼ
Priolepis winterbottomi,ハゼ科未同定種Gobiidae gen. sp.,ハタタテガレイ属未同定種
Samaris sp.)に同定された.これらのうち,ヒトスジサイウオは佐賀県及び長崎県近海における初記録であり,サクライレズミハゼは福岡県及び佐賀県近海における初記録であった.本稿では,出現魚種の記録に加え,生息環境に関する知見蓄積の一助として,採集地点の底質などの情報を併せて報告する.
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