研究計画, あるいは研究機関などが, その目的に沿って有意義な業績を挙げているかどうか, 改善の余地はないかを明らかにするため, 外部の人による評価あるいは審査を行うことがある. このゆな評価・審査は民主的な社会制度の一部であって, ある程度以上の規模, 予算, 人員をもつ事業の責任ある運営のために必要であると私は考える. アメリカで長年にわたって行われているこのような活動について概説する. 評価・審査の手続, 審査員の選び方などで注意いするべきことが多い. 私の体験も含めて, 実情と二, 三の問題点を説明しよう.