キャリア・カウンセリング研究
Online ISSN : 2436-4088
25 巻, 1 号
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資料
  • 村中 昌紀, 山川 樹, 亀山 晶子, 坂本 真士
    2023 年25 巻1 号 p. 1-8
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/10/01
    ジャーナル フリー
    2000年代以降,日本の臨床家によって従来のメランコリー親和型うつ病とは異なる特徴をもつ新しいタ イプの抑うつ症候群の存在が相次いで報告されている。先行研究では新しいタイプの抑うつ症候群に特徴 的な認知・行動の様式である対人過敏傾向・自己優先志向が報告され,これらの特性は対人ストレッサーを 媒介として1 か月後の抑うつに影響することが示されている。そこで本研究では一般会社員を対象に対人過 敏傾向・自己優先志向が職業性ストレッサーを媒介として後の抑うつに影響するか検討するため,会社員 439名を対象とした縦断調査を行った。パス解析の結果,対人過敏傾向は「技能の活用度」を媒介とし抑う つに影響していた。一方,自己優先志向は「対人関係」を媒介として抑うつに影響していた。これらの結果 から対人過敏傾向・自己優先志向は「技能の活用」および「対人関係」という職業性ストレッサーを媒介とし 抑うつに影響するストレス生成モデルによる説明が可能であることが示唆された。
事例研究
  • 原 瑞穂
    2023 年25 巻1 号 p. 9-19
    発行日: 2023/09/30
    公開日: 2023/10/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,Y大学の学生がキャリア教育を受けることによって,キャリアをデザインする力や自 身の持つ汎用能力をいかに向上させていくか,というキャリア教育による学生の変化に焦点を当て,当該過 程で得られるY大学の学生の心理的変化を測定する尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することで あった。研究1では2020年に全国の大学生男女800名を対象にWeb調査による分析を行い,3つの下位尺度 から構成されるキャリアデザイン力尺度18項目と,5つの下位尺度から構成される大学生の汎用能力尺度 23項目を作成し,内的整合性が確認された。また,自尊感情,自己効力感,時間的展望,ホープとの関係 から構成概念妥当性が確認された。研究2では研究1の対象者の内男女400名を対象に3週間後にWeb調査 による再検査を実施した。その結果,2尺度ともに1回目の結果と高い相関が得られ,尺度の再検査信頼性 が確認された。
書評
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