本研究では、産地の異なる15種類の岩石粉末を普通ポルトランドセメントに置換し、セメントペーストあるいはモルタルの流動性、凝結、強度発現性、ASR抑制効果を評価することにより、セメント用混合材として利用可能か否かを評価した。その結果、全ての岩石粉末はフライアッシュセメント(JIS R 5213)の凝結時間を満足した。Zeolite系の一部、andesite、granite、porphyrite、tuff、sandstone、shale、limestone、crystalline limestoneはコンクリート用フライアッシュのフロー値比および活性度指数(JIS R 6201)の範囲内であった。岩石粉末のBET比表面積が大きいほど流動性は低下し、凝結の標準軟度水量は高くなった。活性度指数やR3試験(ASTM C 1897)による反応性が高い岩石粉末は、概ねASR抑制効果が高くなった。