茶業研究報告
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2004 巻 , 98 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 岡野 邦夫, 松尾 喜義
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 1-9
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    群落光合成の主体を担う茶園表層葉の光合成活性の周年変化を知るために,一番~四番茶葉の生育にともなう光合成活性の変化を酸素電極法で測定した。また,成熟葉の早期老化を引き起こす原因についても検討した。
    新葉の光合成活性が最大値に達するまでには開葉後約45日を要した。一番~四番茶葉ともに,新葉の光合成活性は次茶期芽の萌芽期まで上昇を続け,以後,活性は急速に低下し落葉した。その結果,株表層葉は2ヶ月弱の周期で一番~四番茶葉に順次更新された。越冬葉の光合成活性は比較的高かったが,一,二番茶葉の活性はそれ以下であった。一方,秋期の三,四番茶葉の光合成活性は年間で最も高い値を示した。チャ葉の早期老化の主因は新芽伸長による光環境の悪化ではなく,次茶期新芽への葉内窒素化合物の流出にあると考えられた。
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  • 内村 浩二, 三浦 伸之
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 11-19
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    黒ボク茶園における有機物資材の窒素無機化特性を反応速度論的に解析し,以下の結果を得ることができた。
    1) 黒ボク茶園における有機物資材の窒素無機化曲線は単純型モデルによく適合し,窒素無機化特性値(可分解性窒素量,窒素無機化速度定数,活性化エネルギー)を求めることができた。
    2) 黒ボク茶園における菜種油粕,大豆粕,肉骨粉,魚粉の可分解性窒素量は全窒素含有率の59~89%で,可分解性窒素量の90%が8~12日で無機化し,一般畑土壌よりも無機化速度は速かった。
    3) 供試した家畜ふん堆肥の可分解性窒素量は全窒素含有率の7~39%で,無機化速度は一般畑土壌に比べて牛ふん堆肥では速く,豚ぷん堆肥,鶏ふん堆肥では遅かった。
    4) 無機化速度の温度に対する依存性を示す温度係数は有機質肥料により異なり,肉骨粉>菜種油粕>魚粉>大豆粕の順であった。また,肉骨粉,菜種油粕の12月~2月における積算無機化率は,夏季の半分程度であった。
    5) 窒素無機化特性値から各有機物資材の時期別窒素無機化率を算出し,無機態窒素の発現時期と量から,施肥効率を高めることができる施肥時期を推定することができた。
    6) この方法から,施肥効率を高める有機物資材の種類,施肥時期の提案が可能となった。この結果を鹿児島県で一番茶に対し,菜種油粕を春肥として施用する場合に当てはめると,施肥時期は1~2月が適切で,3月以降では遅いと考えられた。
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  • 水田 隆史, 長友 博文, 服部 誠
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 21-32
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    抵抗性品種におけるクワシロカイガラムシに対する抗生作用の発現機構を明らかにするため,抵抗性品種と感受性品種における本種の摂食行動を,口針切断法および電気的測定法(EMS:Electronic Measuring System)により調査した。雌成虫の口針切断部位からは,樹液が滲出し,滲出樹液はpH7.8以上の水素イオン濃度を示したことから,クワシロカイガラムシは篩管液摂食者であり,滲出樹液は篩管液と考えられた。口針切断部位から樹液が滲出する個体の割合は,抵抗性品種の'はつもみじ'と'さやまかおり'でそれぞれ44.2%と53.3%であったのに対し,感受性品種の'たかちほ'では82.2%と有意に高かった。
    EMSによる本種の摂食波形は,形状により9種類に類別化できた。このうち,BおよびC,D,E波形の4時間あたりの総出現時間は,他の波形のそれに比べて長かった。B波形の総出現時間は'はつもみじ'(抵抗性品種)で,CおよびE波形の総出現時間は'たかちほ'(感受性品種)で有意に短く,D波形に有意差は認められなかった。体背面からのロウ分泌は,'はつもみじ'に寄生させた雌ではほぼ全個体で観察されなかったのに対し,'たかちぼ'ではほぼ全ての雌で観察された。
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  • 樋口 雅彦, 佐藤 昭一, 濱崎 正樹, 眞正 清司, 堀田 博
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 33-42
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    (1) 茶の加熱香気成分の分析に最も適するSPMEファイバーはDVB/carboxen/PDMSファイバーである。また,ヘッドスペースガスの有効な捕集方法としては,乾燥状態の茶試料からそのまま抽出する方法よりは,湯を加えて浸出液として抽出する方法の方が優れていた。
    (2) 固相マイクロ抽出法で火入れ程度強及び弱の試料において,共に充分なGC分析値を得るには20分の抽出が必要であった。
    (3) 固相マイクロ抽出法はカラム濃縮法と比較し,試料調製から分析までの操作の簡便さや迅速性,安全性に優れる。また,加熱香気成分である含窒素化合物のGC分析では,固相マイクロ抽出法でも充分なピーク面積があり,内部標準から計算されるピーク面積比もデータ解析が充分に可能な値を示し,分析の再現性も高く,火入れ程度の評価に応用できる香気成分分析法であることが示された。
    (4) 固相マイクロ抽出法は,FIDによる香気成分の分析にも利用できることが示唆された。
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  • 森脇 佐和子, 浅井 和美, 山本(前田) 万里
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 43-50
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    マスト細胞はアレルギーの中心的役割もち,ヒスタミンなどの炎症性物質を放出する。本研究では,ヒト株化マスト細胞のヒスタミン合成酵素(HDC)に着目し,ヒスタミン合成に茶抽出物が及ぼす影響について検討した。その結果,品種によりHDCmRNAの発現量が異なることが判明した。しかしながら,カテキン類はHDC mRNAの発現調節に影響を及ぼさなかった。これらの結果より,HDC mRNA発現量の低下は,様々な茶成分の相互作用によることが推察された。
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  • 二村 悟
    2004 巻 (2004) 98 号 p. 51-54
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
  • 2004 巻 (2004) 98 号 p. 55-58
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
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