茶業研究報告
Online ISSN : 1883-941X
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2006 巻 , 101 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 田中 淳一, 谷口 郁也, 平井 紀子, 山口 聰
    2006 巻 (2006) 101 号 p. 1-7
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    ゲノムサイズを明らかにしておくことは,種としての基本的な特性を把握する意味で重要である。また,連鎖地図上の遺伝距離と平均的な物理距離との関係の推定,ゲノムライブラリーのカバー率の推定,DNA溶液中の特定配列のコピー数の推定にもゲノムサイズは必須の情報である。
    チャのPI(Propidium Iodide)による染色とフローサイトメトリーを用いてチャ(Camellia sinensis),ヤブツバキ(C.japonica),およびその種間交雑種のゲノムサイズを推定した。比較対照にはイネ,ダイズ,コムギを使用した。精度の高い検量線が得られ,その検量線を用いて推定した結果,チャ,ヤブツバキ(Camellia japonica)およびその種問雑種のゲノムサイズはほぼ等しく約4G塩基と推計された。また,ヤブツバキの供試材料中,品種肥後大関'は,細胞あたりのDNA量が他のヤブツバキ系統の1.5倍であり,染色体や気孔の観察の結果,三倍体であると結論された。
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  • 忠谷 浩司, 竹若 与志一
    2006 巻 (2006) 101 号 p. 9-16
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    直がけ被覆が生育や品質に及ぼす影響を明らかにするために,直がけ被覆期間の長短と被覆開始時期を変えて,一番茶芽の形質と成分含有率を検討した。
    直がけ被覆の期間が長いほど,新芽数あるいは百芽重の低下がみられ,摘芽重は減少した。また,葉色は被覆開始後3~5日で無被覆より濃くなり10日以上被覆するとさらに濃くなった。
    全窒素および遊離アミノ酸含有率は,直がけ被覆開始3~5日後に無被覆より高まり,被覆期間による差はみられなかった。また,タンニン含有率は直がけ被覆開始後3~5日後に無被覆より低下し,被覆開始時期が早いほど低く推移する傾向であった。一方,NDF含有率には,直がけ被覆の影響はみられなかった。
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  • 小俣 良介
    2006 巻 (2006) 101 号 p. 17-24
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    春整枝後の刈り落とされた枝葉から茶株へのカンザワハダニ(Tetranychus kanzawai Kishida)の移動実態を明らかにするため,春整枝4日前,春整枝3日後,10日後に,ハダニ密度をすそ部と摘採面にわけて調査した。
    発育ステージは,すそ部および摘採面とも雌成虫と卵で占められ,幼若虫はごく少なかった。摘採面において,春整枝前の雌成虫数に対する整枝10日後の雌成虫数の比率(以下,成虫増加比率)は1.6であり,雌成虫数は整枝3日後からはほとんど増加しなかった。一方,すそ部における雌成虫数は,整枝3日後から10日後にかけて急激に増加し,整枝10日後の成虫増加比率は5.8となり,すそ部における整枝10日後の雌成虫数は,摘採面におけるそれとほぼ同程度になったことから,雌成虫が地面に落ちた枝葉からすそ部に移動したと考えられた。また,茶園における春整枝前後の殺ダこ剤散布の効果がその後のカンザワハダニの密度に及ぼす影響について調査した。春整枝前散布区(A区)と春整枝後散布区(B区),無散布区(C区)を設け,各区のすそ部および摘採面におけるハダニ密度を調査した。薬剤散布後のB区では,摘採面における雌成虫数は低下したが,すそ部における整枝10日後および24日後の雌成虫数と卵数,摘採面おける整枝24日後および31日後の卵数と幼若虫数がA区に比べて有意に多くなり,B区の防除効率(雌成虫・幼若虫)は低下した。A区のすそ部における防除効率(雌成虫・幼若虫)は整枝10日後から,また,摘採面においては整枝24日後から80%以上と高く推移し,殺ダニ剤によるハダニ密度抑制効果が認められた。これらのことから,殺ダニ剤は春整枝前に散布する方が,春整枝後に散布するよりも効果的であると考えられた。
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  • 山下 幸司, 林田 吉王
    2006 巻 (2006) 101 号 p. 25-28
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    京都府のチャで発生したミカントゲコナジラミに対して有効な薬剤を選定するために,数種殺虫剤を供試して漬浸法により殺虫効果を検討した結果,DMTP,フェンプロパトリン,アセタミプリド,ブプロフェジン,スピロメシフェン,ミルベメクチンおよびトルフェンピラドの殺虫効果が高かった。
    殺虫効果の高かった薬剤のうち4薬剤の防除効果を確認したところ,ブプロフェジン,スピロメシフェン,トルフェンピラドの防除効果は高かったが,アセタミプリドはやや低かった。
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  • 水上 裕造, 澤井 祐典, 山口 優一
    2006 巻 (2006) 101 号 p. 29-34
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    揉捻工程中における茶葉の電気インピーダンスの周波数軌跡から,揉捻工程中における茶葉の細胞内外の抵抗と細胞膜・壁の静電容量を調べた。
    細胞外抵抗の減少は,茶葉表面からの水分蒸発の影響よりも,揉捻により細胞内液が細胞外へ押出される影響を受けた結果であると考えられた。また,揉捻工程が進むと細胞内抵抗と細胞外抵抗が等しくなることは,細胞内外において水分状態の均一化が進むものと考えられた。揉捻工程において,細胞膜・壁の静電容量の減少は組織的な構造の変化が進んだ結果であることが推察された。ただし,これらの挙動は原料生葉の影響を受けた。
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  • 2006 巻 (2006) 101 号 p. 35-43
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
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