茶園施肥作業時間の短縮を目的とした省力施肥作業の開発のため,背負動力散粒機に装着するパイプの噴頭を試作し,背負動力散粒機と組み合わせ散布特性調査を行い以下の結果を得た。
1)背負動力散粒機に装着する茶園施肥用パイプ噴頭を試作した。
2)試作したパイプ噴頭は背負動力散粒機より排出された資材を高い精度で2分し,理論作業幅を拡げ,施肥作業時間短縮の可能性が示された。
3)背負動力散粒機の繰り出し精度は変動係数30%以下と確認された。
4)実用的な散布技術に発展させるためには,パイプ噴頭と組み合わせる資材繰り出し装置の高精度化が必要であることが示された。
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