茶業研究報告
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2008 巻 , 105 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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報文
  • 中野 敬之
    2008 巻 (2008) 105 号 p. 105_1-105_11
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    三番茶を8月1日に421kg/10aで摘採した早期摘採区,8月8日に812kg/10aで摘採した晩期摘採区および不摘採区において,10月19日に樹冠を層別に刈り取って,秋季での樹冠の群落構造を調査した。その結果,三番茶摘採区は不摘採区に比較して,二番茶摘採位置の+4cmより上の樹冠上位の葉重,枝数,芽数が少なかったが,二番茶摘採位置の+2cmより下の樹冠下位での葉重が多かった。この調査結果より秋整枝後の樹冠の構成について推計した結果,樹冠面の芽数は,秋整枝位置の僅かな上下で大きく変動する特性があり,高めの秋整枝では三番茶不摘採区の方が多かったが,低めの秋整枝では三番茶摘採区の方が多かった。秋整枝後の樹冠について,三番茶の摘採の有無で比較すると,枝重と比葉重は摘採区が大きく,蕾数は不摘採区が多かった。秋整枝後の樹冠について,三番茶の摘採時期の違いを比較すると,早期摘採区の方が樹冠の枝重が大きかった。葉重は三番茶摘採の早晩による差がなかったが,LAIは晩期摘採区の方が大きく,比葉重は早期摘採区の方が大きかった。秋整枝後の樹冠表層の芽数は早期摘採区の方が多く,特に側芽数が多かった。
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  • 小澤 朗人, 久保田 栄, 金子 修治, 石上 茂
    2008 巻 (2008) 105 号 p. 105_13-105_25
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    静岡県の茶園に生息するクワシロカイガラムシの土着天敵類の発生実態を明らかにするため,2002年と2003年に牧之原地区の数カ所の茶園において天敵類の羽化調査と寄生率の調査を行った。その結果,クワシロカイガラムシの土着天敵として,高次寄生蜂2種を含む6種類の寄生蜂と捕食性タマバエ1種および3種類のコウチュウ目天敵昆虫を確認した。寄生蜂6種の中では,チビトビコバチ,サルメンツヤコバチ,ナナセツトビコバチの3種が主要種であり,さらにチビトビコバチがほとんどの茶園で第1優占種であった。従って,土着天敵の保護による生物的防除を成功させるためには,チビトビコバチの保護を重点的に考える必要がある。寄生性天敵群集の種構成と種多様性は,採集場所や寄主の世代によって変化するが,年間の中では寄主の世代が進むにつれて,種多様性が高まる傾向が見られた。種多様性の高まりは,天敵群集による寄生率の上昇をともなっていることから,寄主を巡る種間競争が激しくなり,世代が進むにつれてギルド内捕食もあったことが示唆された。
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  • 小杉 由紀夫
    2008 巻 (2008) 105 号 p. 105_27-105_34
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    チャコウラナメクジのチャハマキ,チャノコカクモンハマキ卵の捕食状況を,飼育容器及び茶園で調査した。飼育容器内では,チャコウラナメクジ1頭が1晩でチャハマキ卵を6.1~9.3卵塊,チャノコカクモンハマキ卵を14.3卵塊,捕食した。茶園では,人為的に取り付けたチャハマキ卵塊及び野性卵塊ともナメクジ類による捕食が認められた。捕食された卵塊数は茶園間差が大きく,誘引トラップでのナメクジ捕獲数が多い茶園ほど捕食卵塊数が多い傾向が見られた。茶園でチャハマキ卵塊を捕食したナメクジは,捕食状況や採集個体の同定結果,国内でのナメクジ類の発生状況等から,チャコウラナメクジであると考えられた。薬剤が付着した卵塊に対する捕食は,銅剤では影響がなかったが,有機リン剤やカーバメート剤の中には卵塊の捕食を抑制する可能性が伺われた。なお,チャコウラナメクジがチャ新芽を食害しないことも確認された。
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  • 眞正 清司, 佐藤 昭一, 入来 浩幸, 浅井 淳也, 今田 隆弘, 西村 伸一
    2008 巻 (2008) 105 号 p. 105_35-105_41
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    荒茶の簡易かつ低コストな貯蔵法として,大海袋のまま保管する貯蔵法を開発した。
    (1)密閉できる容器に,荒茶を大海袋のまま収容し,容器内に連続的に窒素ガスを流入することで,大海袋内の酸素を窒素に置換できる。
    (2)容器内への窒素ガス流量が,時間当たり容器容積程度で,容器内圧力が0.01MPa以上であれば,10時間以内に大海袋内の酸素濃度は1%以下になる。また有圧下であるため,外気の侵入が抑えられる。
    (3)大海袋内の酸素濃度は,容器内圧力を有圧下にすることで,6ヶ月間1%以下を維持した。
    (4)本貯蔵法による6ヶ月保管後の荒茶品質は,従来のアルミ多層フィルムの茶袋に移し替え,窒素ガス置換された荒茶と同等であった。
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