茶業研究報告
検索
OR
閲覧
検索
2010 巻 , 109 号
茶業研究報告 第109号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
報文
  • 吉岡 哲也, 堺田 輝貴, 中園 健太郎, 仁田原 寿一
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_1-109_12
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    チャノナガサビダニに対するマシン油乳剤の防除効果,本剤の一番茶萌芽前散布によるカンザワハダニとチャノナガサビダニの密度抑制効果,および新芽への残留状況について検討した。マシン油乳剤はチャノナガサビダニに対する防除効果は高かった。本剤の一番茶萌芽前散布は,チャノナガサビダニとカンザワハダニの発生密度を1カ月以上抑制でき,一番茶の新芽にはほとんど残留しないことが明らかとなった。これらのことから,天然物由来のマシン油乳剤は,有機栽培におけるダニ類の基幹防除剤の一つとして利用できると考えられた。
    抄録全体を表示
  • 堺田 輝貴, 吉岡 哲也, 仁田原 寿一*, 中園 健太郎, 久保田 朗, 成山 秀樹
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_13-109_21
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    玉露栽培における被覆資材除去後の露光時間が新芽の品質に及ぼす影響を明らかにするとともに,覆い下栽培後の露光程度と品質との関係について検討した。
    被覆資材除去後の露光時間が長くなり,新芽が受ける日射量が多くなるほど,荒茶中の遊離アミノ酸及びテアニン含有量は減少し,カテキン類含有量が増加した。また,覆い香の主要成分であるジメチルスルフィドは,露光時間が短いほど高濃度で維持された。
    これらのことから,玉露栽培において新芽の品質を維持するためには,出来る限り日射にさらさず,被覆条件下で摘採することが望ましいと考えられた。
    抄録全体を表示
  • 白木 与志也
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_23-109_30
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    γ-アミノ酪酸(GABA)を多く含んだ新香味茶であるギャバ金太郎について,その機能性成分や安全性に関する成分の分析を行った。
    その結果,GABA含有量は,撹拌・赤外線照射10分以降では,ギャバロン茶の基準である1.5mg/g以上で推移した。
    撹拌•赤外線照射により,カテキン類は減少する傾向を示し,テアフラビン類は増加する傾向にあった。50分後の含有量は,カテキン類及びテアフラビン類ともに紅茶とほぼ同程度であった。
    カフェイン含有量は,撹拌•赤外線照射により減少する傾向にあった。
    フェオフォルバイドaは,撹拌•赤外線照射により増加する傾向にあった。
    以上のことから, ギャバ金太郎には,GABA及びテアフラビン類が多く含まれているが,カテキン類の含有量は僅かであることが明らかとなった。また,フェオフォルバイドaの含有量は,クロレラで設定されている基準値以下であることが判明した。
    抄録全体を表示
  • 高橋 淳, 岸 保宏, 小川 英之, 中島 健太
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_31-109_36
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    緑茶製造工程における残留農薬の変化を調べるために,クロルフェナピルを散布した茶葉を用いて各工程の茶葉における残留をイムノアッセイ法により測定した。
    荒茶製造工程では,中揉粉のクロルフェナピル濃度は16.5ppmであり,他の工程の茶葉より高かった。その他の工程の茶葉のクロルフェナピル濃度は蒸熱工程の茶葉と差は認められなかった。
    また,仕上げ加工工程では,芽茶のクロルフェナピル濃度が8.1ppmと最も高く,次いで第1本茶で6.2ppmとなり,分級された茶葉ごとにクロルフェナピル濃度に差があることが明らかになった。
    抄録全体を表示
  • 吉冨 均, 山口 優一
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_37-109_55
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    製茶工程の改善に役立てるため,製品の欠陥から,その原因を推定する製茶工程診断エキスパートシステムを開発した。このシステムは,複数のプログラムから成り,インターネットを通して利用できる。その中核部分である推論エンジンは,人工知能で用いられるプロダクションシステムを利用し,人工知能用言語のPrologで作成された。現在,推論に用いられるルールとして,176のルールが登録されているが,必要に応じて,ルールを追加し,さらに推論の精度を上げることが可能である。
    抄録全体を表示
技術レポート
  • 小杉 由紀夫
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_57-109_64
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    チャ実生を用いたチャノミドリヒメヨコバイの室内飼育法について検討した。新芽を得るために,25°C恒温室内で30日以上低温(5°C)処理したチャ種子を寒天培地に植え付けると,28日後までに89.5%の種子が発芽した。発芽した種子8~9個を底に寒天を詰めた飼育容器に植え換え,新芽が7~8cmに伸長したもの(葉数3~4枚)を飼育容器とした。この飼育容器に野外から採集したチャノミドリヒメヨコバイ雌成虫1頭を放飼して恒温室(25°C16L8D)内で産卵させると,1飼育容器から平均で34.7頭,雌成虫2頭放飼で28.3頭のふ化幼虫が得られた。ふ化幼虫をそのまま飼育すると,雌成虫を3頭放飼した場合,平均で8頭,6頭放飼した場合で平均7.3頭の成虫が得られたが,ふ化幼虫数に比べると羽化成虫数(第1世代)はたいへん少なかった。飼育容器で羽化した成虫を,雌雄各1~2頭ずつ新たな飼育容器に放飼し,産卵をさせると,平均で20頭以上の幼虫が得られ,第5世代まで累代飼育が可能であった。
    抄録全体を表示
  • 石川 巌
    2010 巻 (2010) 109 号 p. 109_65-109_72
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    1981年と1982年に埼玉県の茶園のカンザワハダニにおいて,昆虫疫病菌の一種の発生を認めた。分生子,付着胞子および休眠胞子(亜接合胞子)の形態などから,本菌はNeozygites sp.と同定された。
    本菌による病死虫の発生を4月から10月まで調査した結果,5月下旬,6月と9月および10月に確認されたが,その病死虫率は最大6.0%であった。9月中旬の茶園におけるカンザワハダニの病死率は、雌成虫が最も高く(29.6%),次いで若虫(5.5%)であったが,幼虫では病死個体が認められなかった
    休眠胞子は9月中下旬以降にハダニの病死体内に形成され,越冬後,5月上旬から下旬にかけて発芽した。発芽した休眠胞子には第一分生子に似た発芽分生子が,さらに発芽分生子から付着胞子が形成された。
    抄録全体を表示
資料
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top