茶業研究報告
Online ISSN : 1883-941X
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2014 巻 , 117 号
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報文
  • 吉留 浩, 長友 博文, 佐藤 健一郎, 水田 隆史, 佐藤 邦彦, 古野 鶴吉, 上野 貞一, 安部 二生
    2014 巻 (2014) 117 号 p. 117_1-117_14
    公開日: 2016/06/30
    ジャーナル フリー
    ‘なごみゆたか’は,1988年に宮崎県総合農業試験場茶業支場において,‘埼玉16号’を種子親,福岡県の在来種の‘福8’を花粉親として交配した中から選抜し,2010年に品種登録出願し,2012年に品種登録された中生の釜炒り茶及び煎茶用品種である。
    2001年から2009年まで‘宮崎27号’の系統名で14場所で系適試験及び県単試験,2場所で特性検定試験(もち病,裂傷型凍害)が実施された。
    その結果,‘なごみゆたか’は釜炒り茶,煎茶のいずれにおいても品質が優れ,輪斑病に抵抗性を有し,耐寒性も優れ,収量も‘やぶきた’より多いことから普及に移し得ると判断され,2010年8月に種苗法に基づく品種登録出願を行い,2012年11月に品種登録された。また,2012年3月には茶農林57号に農林認定された。
    ‘なごみゆたか’の特性の概要は次のとおりである。
    1)一番茶の萌芽期は,‘やぶきた’より3日程度,摘採期は1日程度遅い中生品種である。
    2)樹姿はやや直立型,樹勢はやや強,株張りは‘やぶきた’より大きい。
    3)耐病性は,輪斑病にはやや強,炭疽病,もち病にはやや弱である。
    4)クワシロカイガラムシに対する抵抗性はやや弱である。
    5)耐寒性は,裂傷型凍害には中からやや強で‘やぶきた’より優れ,赤枯れや青枯れは‘やぶきた’並である。
    6)収量は‘やぶきた’より多い。
    7)釜炒り茶,煎茶品質ともに,‘やぶきた’より優れ,特に香気,水色,滋味が優れる。
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  • 豊島 真吾
    2014 巻 (2014) 117 号 p. 117_15-117_25
    公開日: 2016/06/30
    ジャーナル フリー
    カンザワハダニの少発生茶園において,4種の調査法(見取り法,サンプリング法,ふり落とし法,トラップ法)でカブリダニ類の検出を試み,サンプリング法とトラップ法の併用が有効であることを明らかにした。特に,カンザワハダニが少しでも発生する場合には,カンザワハダニの発生ピーク時からサンプリング調査を開始し,サンプリング調査で捕獲されるカブリダニ類が減少したらトラップ調査を開始することが望ましい。カンザワハダニが発生しない場合には,春と秋にトラップで調査し,カブリダニ類の発生を把握できた場合にサンプリング調査を実施することが望ましい。
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  • 水上 裕造, 崎原 敏博, 遠矢 聡志, 内村 浩二
    2014 巻 (2014) 117 号 p. 117_27-117_33
    公開日: 2016/06/30
    ジャーナル フリー
    夏茶に含まれる香気寄与成分の特定を目的として,その茶葉自体,ヘッドスペースおよび浸出液から香気エキスを得て,希釈分析を行った。茶葉自体の香気エキスに爽快なグリーンノートが認められたが,ヘッドスペースと浸出液から得られた香気エキスに夏茶臭が認められた。今回,茶の新たな香気寄与成分として2-isopropyl-3-methoxypyrazine(土臭い)と2-sec-butyl-3-methoxypyrazine(土臭い)を特定した。AEDAにより,ヘッドスペースの香りに最も強く影響する成分はFDf1000で(Z)-1,5-octadien-3-one,2-isobutyl-3-methoxypyrazine,3-methylnonane-2,4-dione,の3成分であった。浸出液ではこれら3成分に加え,(E,Z)-2,6-nonadienalがFDf1000で影響した。
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